フィギュアスケート・ジャパンオープン2011
フローラン・アモディオ、今年は「ベサメ・ムーチョ」。ブラジル生まれの南米のムードを生かす。ちょっと音楽の繋ぎ方がつぎはぎな感じで、散漫な印象になってしまっている。これはGPシリーズが始まるまでに修正してくるかな。
小塚崇彦の「風の谷のナウシカ」、絹糸のスケーティングはばっちり。衣装のパターンが毎年同じで、背中にダーツが入ってて、襟もとはきっちり締まってる感じ、、、少し違うイメージにトライしてみたい^^;
流れるステップの表現は悪くないが、「今表現しているものはこれ」とはっきり見せるような、顔の表情や手足のポーズをところどころに入れると、アクセントになって振付のスコアが上がるように思う。これからさらに育つプログラムかな。
ジェフリー・バトル、この大会のためにしっかり絞って鍛えてきた! けっこうジャンプ決めるし、ちょっとしたところの表現(ただ手を握ったり開いたりするとか)が上手い。トリプル予定がダブルになっても、流れを切らずに滑り切ってまとめる力、さすが。生で見たら感激だろうな~
アルトゥール・ガチンスキーの「インタビュー・ウィズ・バンパイア」。この子のクールなムードによく合っている。演劇っぽい表現が面白い。今シーズンも期待
高橋大輔、ブルースに挑戦。全身黒の衣装、締まって見えてすごくカッコいい こういう曲を滑ることが許されるだけのものを、長い時間かけて積み上げてきた。楽しみ~~~
パトリック・チャン、胸元を少し開けた、体にフィットする衣装で「アランフェス協奏曲」。いつもスーツ系の衣装で肩の線が固かったが、こういう衣装だとスムーズに見える。わりと自然に音楽に入っている感じで、前より好感が持てるプログラム。
私がパトリック・チャンを好きになれなかったのは、“過剰”だったからかもしれないと気づいた。頑張ってる感じの表現、自分を大きく見せようとする姿勢、これでもかというステップ、、、世界チャンピオンになって、もう必死に点を取りにいかなくても、ある程度はついてくる。無理しなくてよくなった分、曲に寄り添っていけるようになったのかも。
3回も転倒したのに高得点が出て、疑問に思う人も多そうだが、見たところ瞬時に立ちあがった、流れを切らないものだったので、影響が少ないのも頷ける。無理に着氷で立とうとせず、転倒してもすぐ起きるほうがいいという方針なんだろう。
今季のパトリックは、ちょっと前よりちゃんと見るかも
アリッサ・シズニー、衣装が変わってないような気がする^^; 曲は明らかに変えた♪ 特に目玉はないけど、スケーティングそのものが一層きれいになってて、それ自体が見どころ。
アリョーナ・レオノワが紫の衣装で大人っぽくなった。これはこれでいいんじゃない? コーチがモロゾフに変わったということで、なんか振付や表現が安藤美姫にあちこち似てきた?! でも体力がついて安定感が増し、あらためて伸びていきそう。
鈴木明子の水色の衣装、こんな色づかいは初めてだと思うけど、似合ってる。「こうもり序曲」、バレエ的な表現が、中野友加里を思い出させた。「very Akiko」なステップ、すごくいい。楽しみな今シーズン。
ジョアニー・ロシェットの「火の鳥」は、以前使っていたプログラムだそう。記憶になかったから新鮮^^; そういえば中野友加里も滑った曲だけど、また違った雰囲気でなかなかよかった。
怪我したサラ・マイアーのピンチヒッターで登場の、エリザベータ・トクタムショワ(この子の名前をカタカナでどう書くのがよいやら^^;)。可愛らしすぎる ちょっとクラシック風にした「ベサメ・ムーチョ」で、ジャンプもよく跳べるが、本人は踊りもかなり楽しんでいる。わずか14歳で今季GPシリーズ参戦の予定、ファイナルまで進出するかも。
最後に登場した安藤美姫。今季はアマチュアを続けるかどうか、考える時期にしたいと思っているそうだ。この大会のために作ったプログラムだったが、迷いが出たような演技になってしまった気がする。GPに出ないだけでなく、全日本にも出ないとしたら、休養の年になるんだろうか。
結果はチーム北米の初優勝 今頃、Carnival on Iceかな
今日はフィギュアスケート・ジャパンオープン2011。今ちょうど競技の真っ最中
だけど、テレビ放送は今夜7時から(テレビ東京)。その見どころ紹介や過去の大会の映像などのスペシャル番組が、このあと4時から。
Twitterなんか見ちゃうと、夜の放送前に結果がわかっちゃいますが^^; 結果情報をシャットアウトしておくか、結果を知った上でやきもきしないでテレビを見るか・・・
どうしようかな(笑)
<追記>
木下工務店がスポンサーなので、高橋成美&マーヴィン・トラン、キャシー&クリス・リードの映像がたっぷり。これはかなり嬉しかった(^^)
成美ちゃんてば、サプリメント好きって マーヴィンはプロフィールに「skate technician」と書いてるが、スケート用具店でバイトしていて、成美ちゃんのスケート靴のチェックや調整もしている。二人の信頼感は万全。
「自分たちがトップの実力になれば環境が変わるかも」と、五輪に出られない現状を嘆くことなく練習に打ち込む。たしかに、メダル確実なペアに育ったら、国籍問題に道が開けるかも?
それにしても、日本でペアを育てられるように、したいものだ、、、
キャシー&クリス、氷の上だけでなく、ストレッチなどのトレーニングもずいぶん頑張っている。そして妹のアリソン、グルジア代表で五輪出場したのに、カップル解消したらしく、今はパートナーがいないそうだ。
日本で滑ることも検討しているらしいアリソン、日本人男性のパートナーが見つかれば最高? シングルから転向でもいいんじゃない
カップル競技を盛り上げたい