KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

日本人の底力

2005-06-11 11:03:34 | インポート
何がしたいのか?人生をどのように生きたいのか?人生を有意義に生きるための学問とは何か?東京大学に産業総論という講義がある。産業の全体像、技術の全体像を捉えられるような技術者を輩出するための講義である。人が実社会の中で生きていくために必要な基礎知識とは何か?ということを模索していく。社会人学という特別講義なども突発的には登場しているようだが、日本の大学の頂点にある大学でさえ、何か大切なものを見落としているような気がする。
致知という雑誌に、いたく感銘を受けた件を発見した・・吉田松陰は、「それ学は、人の人たる所以を学ぶ」と教えている。人の人たる所以とは、徳性と知識技能に集約される。物には、本末がある。木は枝や幹が末であり、根が本である。徳を修めるのを本学といい、知識技能を学ぶのを末学という。末学は大事ではあるが、本学あっての末学である・・。
フランシスコ・ザビエル、ホイットマン、トインビー、アインシュタインと上げれば限がないほどに、世界の偉人が日本人の教育の在り方に絶賛している。徳性を教育の中心に置いて教えていた頃の日本の時代は、地球人類の良いお手本として、世界に紹介されていた。徳性とは何かを、もう一度問いかける必要がある。日本人の遺伝子、底力をIBS外語学院は取り戻したい。