KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

学ぶ心

2009-06-01 10:50:04 | インポート

最近、どうも素直になれない自分がいる。
捻じ曲がった頑固さと、
間違ったうぬぼれで、頭の中が一杯になっている。
こんな時、
原坦山という偉いお坊さんを思い出す。
初期の東京大学でインド哲学を講義していた先生だ。
彼の講義は、いつもたくさんの学生で溢れていた。
そんな時、
どんな講義をするのか?たかが坊主のくせに
と、坦山を嘲笑するように、
自分は優秀だと思っている他の学科の教授たちが
彼に質問を投げかけた。
すると坦山は、その質問には答えず、
目前の湯飲みにお茶を注ぎ始めた。
茶碗一杯になって零れ落ちても、
そのままお茶を注ぎ続けた。
教授たちが、「お茶が溢れているじゃないですか?」と注意すると、
「この茶碗から溢れるお茶のように、
あなた達の頭の中は、いろんなもので一杯だから、
私がいくら話しても、こぼれてしまうだけ、
私があなた達に何を話しても無駄ですよ」と、答えた。
俺は頭がいいんだ!俺は偉いんだ!と思っている人は、
素直になれないから、素晴らしい教えを消化できない。
スポンジにはなれない。コンクリートヘッドということだ。
僕は、心してスポンジになり、
幼子からの教えも学べるように努力している。
素直になるのは難しい。

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