KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

ファイアーサイド

2008-01-23 21:40:58 | インポート

ファイアーサイドとは暖炉や囲炉裏を囲んで語らいをすることである。

つい一昔まで、日本でも普通に行われていた光景である。

お爺ちゃん、お婆ちゃん、お父さん、お母さん、そして時には隣近所のおじちゃん、おばちゃんと、みんな一緒に囲炉裏を囲んでお話をすることが、家族にとっては大きな喜びだった。

絆を培う場であった。

コンピュータや辞書からは学べない、生きる力を学ぶ場所であった。

最近は、ファイアーサイドは天然記念物だ。

ファイアーサイドをもてないほどに、みんな忙しい。

忙しく働かないと、生きてはいけない。

死ぬまで元気に働くべきだと主張する。

働き蜂だ。働き蟻だ。ロボットだ。自分のために働くのだと教えられるが、とてもそうは思えない。

操り人形だ。

騙されてはいけない。

人生とは、人と人の愛の繋がりで形成される。

みんな笑顔で、ファイアーサイドを楽しめるそんな社会を一日でも早く取り戻さないと、日本の未来はない。

もし、ファイアーサイドの舞台を作るのが困難であれば、学校でも職場でもいい。

心から、みんな一緒に語り合える場を意識してつくる必要がある。