北大ボートblog

北大ボート部部員によるほぼ定期更新ブログ。

9/8最終日のレース結果について

2024-09-09 18:40:00 | 2024インカレ
インカレ・OX盾最終日の結果をおしらせします✨️

M4+ Final A 
1着 日本大学   6:43.69 
2着 北海道大学   6:46.01 
3着 富山国際大学   6:46.97 
4着 大阪公立大学   6:48.06 
5着 東京経済大学   6:52.05 
6着 神戸大学   6:53.22 

・OX盾M8+ Final B 
1着 熊本大学   6:37.56 
2着 金沢大学   6:40.85 
3着 神戸大学A   6:47.90 
4着 慶應義塾大学B   6:51.84 
5着 早稲田大学   6:55.39 
6着 北海道大学   6:59.64 

・W8+ Final B 
1着 京都大学   7:23.15 
2着 東北大学   7:38.41 
3着 東京大学   7:50.41 

・W8+ Final A 
1着 仙台大学   7:17.91 
2着 同志社大学・滋賀大学   7:22.94 
3着 立教大学   7:29.13 
4着 日本体育大学   7:43.99 
5着 大阪大・神戸大混成   7:56.12 
6着 北大名大名工南山混成   8:23.41 

M4+は準優勝🥈
混成エイトはそれぞれ6.8位で入賞しました‼️

2024年北大ボート部は見事に化けることができました!!

熱い応援ありがとうございました🙇‍♂️
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インカレと、これから

2024-09-09 15:34:19 | 2024インカレ

こんにちは。2年目漕手の関です。

 

今回のインカレでは、間違いなく北大漕艇部の歴史が変わりました。その狂喜乱舞のブログが読みたい方は、ここでこのブログは一旦閉じて次のブログをお待ちください

 

インカレ期間を経て、自分が考えたことをまとめてみました。まとめたといいながら整理はついてないし、敗復落ちしてからレースのなかった3日間書き続けてたので長いです。

ざっくりいうと“技練と練習強度”・“クルー作り”について考えたといったところです。 結論という結論も出ていないので、お疲れのみなさんは以降読み飛ばしてもらって、もしこの2つに関して意見がある方いればぜひ教えてください。特に前半は結局どっちも大事ってことでしょうが、後半のクルー作りに関しては自分の考え方のひきだしが不足しすぎていると思うので興味があります。

 

 

 


インカレ初日の予選、女子クォは仙台と同じ組になり当然のように大差がつき、外大に競り負けて3位で敗者復活戦に回りました。手応えは良くも悪くも“順当”。“去年から全然化けてないじゃん”って感じです。

この日、東北戦ではまだ手が届きそうだった東北と圧倒的な差がついていたこと、その東北はメダル争いができる仕上がりのタイムを出していたことに驚きました。

そして何より男子付きフォアが予選でぶっちぎりの1着、メダル獲得の目標が現実的であることを示してみせたレースを見て、嬉しさと誇らしさを感じた後からじわじわとなんとも言えない悔しさがありました。

 

去年は同じ入賞できないレベルにいた男子対抗と女子対抗クルー。2ヶ月前はタイム差の小さかったはずの東北と北大。同じスタートにいて化けられなかった自分達は何なのか。なぜ自分達はあちら側にいけなかったのか。考えずにはいられませんでした。それでも入賞はまだ十分可能性があると思っていました。

 

 

 

 

敗復落ちをした2日目、クルー組始めでは十分狙えると思ったA決勝進出の目標とは程遠い結果に絶望しました。戸田まで来てレースのない後3日、長すぎる3日。そこからは北大の応援、蹴り出しでコースに足を運ぶ度に、仲間の応援には全力だった一方で、もうレースができない悔しさとなんでもいいやという投げやりな気持ちでいっぱいいっぱいでした。

 

 

 

 

体調を崩して1日公民館にいた3日目はレース配信視聴しかすることがなく、時間がありすぎて悶々と自分達が勝てなかったのはなぜなのか、つきフォアが強いのはなぜなのか、ぐるぐる考えていました。

どこからやり直せば勝てたのか、つきフォアメンバーを思い返せば冬練の初めからもっともっと本気で練習できたはずだとか、そんな後悔もあります。でもじゃあこの夏休みはなんだったのか。暇でひたすらYouTubeのなかのひろしチャンネル(ローイング元日本代表の人)を見たり、つきフォアのスラックをながめたりしていた中で、“自分達には頭を使ったローイングができていなかったのではないか”と思い当たりました。

 

歴史的好成績を残したつきフォアは、インカレ期間でつきフォアで漕ぎこんでたというよりはウエイトやエルゴをしたり、シングルやペアに解体した練習も多くしたりと結果的に多様な練習をしていました。タンクローで動作を確認したり、安永さん(4)とまさすけさん(4)がスタンバイ間にイメージのすり合わせをしていたりといったメインのスタンバイ以外の時間も印象的でした。(なんといっても安永さんとまさすけさんはずっとボートの動画を見てるイメージがあります。)単調にメニューをこなすだけでない姿勢や工夫、探究心は不足していた気がします。

 

 

 

4日目に“考えるローイング”と言えばこいつ、とも言える同期の隆真にフィニッシュドリルを教わりながらドリルの効果と自分の基礎の危うさをかなり感じました。また練習強度や漕距離にこだわりの強い自分の方針が間違っているのではないかとも考えさせられました。理子さん(4)に誘われて話を聞きに行った外大でも、テク練を大事にしているという話を聞きました。

 

この“練習強度だけにこだわるのは間違っている”というのはあまり認めたくない考えでしたし、スタンバイ強度の優先度を下げて技練に時間を使うのは正直怖いです。水上では技術に集中し、不足した強度はスタンバイ時間外で各自エルゴで補うというのは合理的な考えですがそこまでいくと時間的に厳しいと思ってしまう部分もあります。

技練に時間を使うにしても、先にあげたフィニッシュドリルであっても普段からやっていたもので、なんなら自分が一年前に浅野さんから直接教わったものでもあって、浅野さんから教わった隆真の解釈という新たな視座が加わったフィニッシュドリルを教わったから新たな気づきを得て効果的な練習ができたわけです。技練はやればいいというわけではなく、取り入れ方を間違えれば練習強度が落ちるだけのハイリスクなものに思えます。

また、このインカレ期間では日本代表選手である坂口さんやNTTの高島さんとお話しさせていただく機会があり、練習強度の圧倒的不足を感じたことも事実です。

 

 

あまりに目標と乖離した結果に、レース後から目標の立て方、漕距離にこだわった考え、練習の意識の持ち方、全部の方向性が間違っていたんじゃないかと考えてしまっていました。

ただ、最終日に小澤さんが、「漕距離にこだわったからスパートであげられるなど、レースが形になったのではないか」とおっしゃってくださって、確かにたった2レースだったし理想より遥か低レベルだったけれどできたこともあったかもしれない、と思えた部分もあります。

だから自分はやっぱり漕距離は自分の軸にできるように増やしていきたい。

 

このインカレの結果を新人戦にどう繋げればいいのか。自分にしっくりくるやりたいドリルがあればその時は妥協せずに表現できるまでやってみる。その時は強度はスタンバイ時間外で補う。水上の強度も最低限保つ努力をし、基本漕距離にはこだわる。そのためには一條のように早く出艇する工夫もいるだろうし、今以上にボートに時間を使う覚悟もいる。書くのは簡単だけどそれを実行する覚悟ができているか、分からない。でも多分一條なら“やるしかない”って言う。

 

 

隆真とは、クルー作りの話もしました。

彼は船はフラットが前提に練習があるからまずそこを狙うべきとして、狙いの順序、船の組み立て方について強いこだわりを持っていました。自分はただ愚直にできない課題を一つずつ潰していく練習の意識で、“クルー作り“ということをまともに考えられていなかった、長期的視点が持てていなかったと思います。詳しく聞けなかったのでまた聞きたいし、つきフォアのクルー作りも聞きたいです。

 

 

 

 

 

 

インカレ5日目、つきフォアのA決勝。日本一すら見えたレースに震えました。でもただ岸で応援している自分が悔しくて、表彰式の彼らが眩しくて、目に焼き付けたいのに見てられないと思えるくらいでした。4年目が集まって喜びを分かち合っている時、理子さんと玉川さんに同等の笑顔になってもらえなかったことが悔しくて情けなくて申し訳なかったです。

 

4年目はそれぞれ覚悟を感じさせるまでの努力する背中を冬練期間から、いや、その前から、見せてくれていました。つきフォアメンバーの努力が形になって、めちゃくちゃ嬉しかった。それなのに理子さんと玉川さんの努力に応える自分の覚悟がなかったのではないか、情けない限りです。

 

でも嬉しくて悔しかったつきフォアの準優勝は“この環境で勝てる”という確かな証明です。結果を残したクルーが身近にいるということは本当に恵まれていることだと思います。結果の残し方を2年かけて背中で教えてもらった。こんなにもありがたいことはない。その背中を追い続けられる選手でありたい。

 

 

 

インカレの敗復落ちという結果はショックでした。レース2日目・3日目には切り替えられる気がしなかったです。今も目標がまだ見えない。それでも自分は2年目でこれからがあるし、新人戦に向けて切り替えなければいけません。

目標の立て方、こだわりの持ち方、意識の持ち方、今までの全部を否定しなくともやっぱり一つ一つ見直していきたい。

新人戦のシングルでどうしていくべきなのか、どうすればもう負けないのか、勝てるのか、まだ“次の試合”はやってくる。

 

 

 

 

…かっこいいなぁ。

 

 

 

まだ、遠く届かない。

 

アーカイブはこちらに上がる予定です。ぜひ見てください

https://univas.jp/enjoy/univas-live/

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インカレ10日目

2024-09-09 14:16:13 | 2024インカレ
こんにちは
3年目マネージャーの住田です


投稿が遅れ昨日のことになってしまいましたが、インカレ遠征10日間の全日程を終えました。結果は別の記事にて公開されますが、特にM4+の銀メダル獲得は十数年ぶりの快挙と言えるでしょう。

たくさんの応援ありがとうございました。酷暑の中コースに足を運んで直接声援を送ってくださった方、遠隔地からたくさんの差し入れや応援メッセージを送ってくださった方、あたたかい応援が部員の力となりました。スタッフとしては米不足が気がかりでしたが、たくさんの差し入れのおかげで、エッセンに加えて補食も提供することができました。


メダル獲得は言うまでもありませんが、4年目が笑って、嬉し泣きして最後のインカレを終えることができて良かったです。結果が伴ったクルーもそうでなかったクルーも、そしてスタッフも、ここまでの苦労が報われていたら良いなと思います。


入部してからずっと今の4年目を見てきました。特に最後の一年の頑張りは凄まじかったと思います。選手としての練習、スタッフとしての業務は当然のことのようにこなした上で、日々の活動日程の調整、次々に現れるイベントや大会の準備、あちこちで起こるトラブルへの対応、個性豊かで一筋縄ではいかない後輩とのコミュニケーション、、、、1つ下の学年のスタッフとして4年目の多くの苦労を見てきましたが、これもまたごく一部にすぎないと考えると頭が上がりません。

たくさんの苦労を重ねながら見事に化けた4年目は本当にかっこよかったです。

本当にお疲れ様でした。
ありがとうございました。



私個人を振り返るとこの遠征中、私たちにはあと一年しかないことを何度も感じさせられました。この遠征が終わればもう4年目は引退してしまって、茨戸の最上級生は私たちになり、そして来年ここでラストレース、ラストエッセン、ラスト遠征を迎えるのは私たちなんだと。泣いても笑ってもあと一年、みんなで泣いて笑って引退することができるかな…とワクワク2割不安8割です。

他の部員は何を感じたでしょうか。1年後2年後3年後の自分はどこにいるでしょうか。どんな表情をしているでしょうか。


今日から10日間のオフを経て、9月19日の茨戸再集合の日から北大ボート部は新たに2025シーズンを迎えます。


まずは10日間、新シーズンに向けて考えなくてはいけないことは山積みですが、今年1年を振り返りながら、次の1年を想像しながら、ゆっくりオフを満喫します。


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毎晩行われたオンラインミーティングの様子。会館遠征ならではの光景です。





今遠征絶好調だった千里さん(4)
東京海上組の雰囲気がよかったのは千里さん開催の人狼ゲームのおかげだそうです。





エッセン配膳の様子。エッセンを一つの会館で作り、全会館に配達するというシステムでした。我ながらいい発想だったのではないでしょうか。疲れていても、部員の顔を見て元気をもらえました。




遠征名物大量のおにぎりの一部。この顔は作ってから時間が経っているから早く食べてほしいおにぎりの印。



同期2人が乗ったM4−。3年目として苦労もたくさんあったようですが、先輩としてクルーを丸くおさめていた印象です。レース後の苦い表情や最終日の言葉を受けて、彼らは純粋に悔しがることすらできなかったのかもしれないと思うと少し苦しかったです。納得のいく練習、レースをして来年は笑い泣きして引退してほしい。





応援団の皆さん
初日から5日間、熱い声援を送ってくれました。昨年の団長まで来てくださって感無量です。やっぱり北大の応援団が一番格好いい!!本当にありがとうございました。




OX盾蹴り出し
1年目はレースに出た人もスタッフとして参加した人も目の色が変わった気がします。ここでうけた刺激を忘れずに、これからも頑張っていこう。





ジャガーさん(4)現役ラストエッセン。エッセン革命児ジャガーさんの最後のメニューはタコライスでした。鶏むねかたまり肉をミンチにする異音を聞くのも最後なのかと思うと寂しいです。
この日のエッセンのあと1年目からジャガーさんへ感謝のビデオメッセージが届き、私まで感動してしまいました。
本当にお疲れ様でした。




美女木スタッフの悪ノリ。女子スタッフだけの会館はなかなかにカオスでした。
ジャガーさんはもちろんのこと、この2人も休む間もなく働き続けていました。大感謝しましょうね。現役スタッフだけではなく、院生や卒業生にもお手伝いに来てもらいました。現役部員には気付けない部分をサポートしてくれたり、私たちスタッフのケアもしてくれたり、、、大感謝です。





おめでとうございます。このあとM4+メンバーの粋な計らいでスタッフにもメダルをかけてもらいました。あの重みを忘れずにこれから1年頑張ります。




2024シーズン最後の集合。ポーズは安永さん指定の漕いでいる時のポーズ。
本当に良いメンバーだと思います。4年目がここから抜けてしまうのは寂しく不安もありますが、1,2,3年目の頼もしい部員たちとこれからの2025シーズンを作っていきたいです。



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思ったことも言いたいこともたくさんありますがうまく言葉にならないのでここで終わりにします。


無事に遠征を終えることができて本当によかったです。ご支援ありがとうございました。


これからも応援よろしくお願いします。















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