語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】気圧と健康

2017年09月01日 | 医療・保健・福祉・介護
 気圧が体に与える影響が注目され始めている。「雨が近くなると頭痛がする」「骨折などの古傷が痛む」「眠くなる」などは、気のせいにされることが多かったが、最近では「天気痛」と呼ばれるようになってきた。
 気圧が体に与える影響には、フライト中に感じる耳の詰まりや痛みが挙げられる。特に離着陸のときには機内の気圧の変化により、鼓膜の奧にある中耳の空気が膨張・収縮するため、これを耳管の開閉で調節する。耳管が開きにくい人や風邪やアレルギー性鼻炎などで鼻の粘膜が腫れている人は、痛みもひどくなりやすいそうだ。
 このように少しの気圧の変化でも、体内の血管拡張や神経バランスに影響して症状が出るという。「天気痛を治せば、頭痛、めまい、ストレスがなくなる!」(扶桑社、1,404円)の著者で愛知大学病院天気痛外来の佐藤純医師は、「天気痛の人は耳周りの血流が悪い」という。
 対策としては両耳を軽くつまみ、上、下、横とそれぞれ5秒ずつ引っ張るなどのマッサージで、耳の血流をよくすることができるそうだ。 

□南雲つぐみ(医学ライター)「気圧と健康 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月11日)を引用
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