語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】ボルダリング ~東京五輪新競技~

2018年04月20日 | 医療・保健・福祉・介護
 岩を登るスポーツ全般をロッククライミングという。その中でボルダリングは、命綱を使わずに手足だけで登っていくスポーツだ。岩をつかみ、傾斜の険しい壁を登るなど、体力も筋力もない人間には無理だと思っていたが、まったくの初心者でもなかなか楽しめた。
 ボルダリングを行う人工壁には、さまざまな形や大きさの岩(ホールド)が付いていて、決められたホールドの順番に手足を掛けて登っていく。ゴール(G)と書かれたホールドにたどり着くか、天井にタッチできればゲームクリアとなる。
 決められたホールドしかつかんではいけなので、体の動かし方が重要になる。バランスの取り方などを考える頭脳ゲームでもあり、「体を使ったチェス」といわれることもあるそうだ。
 ボルダリングは、今話題の「マインドフルネス」に活用できるという。マインドフルネスとは五感を通して、「あるがまま」を受け入れること。心のエクササイズとして注目されている。今この瞬間、どうやって岩をつかむかに意識を集中することで、脳が余計な悩み事から解放されるのだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「ボルダリング ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年11月18日)を引用


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