姉の葬儀を行った、葬儀屋から合同慰霊祭を行うと案内のハガキが届いていた。
それが今日だった。
「去年1年間で、1575名の方々をお見送りさせて頂きました、本日は75名の方の御霊を
お呼びしました」
こんな、プロ集団の人たち・・・・やはり、上手いね!
おくりびとからのメッセージと称して、著名人の語り、小説の一文、物語の中の死者との
関わり、また実際肉親や伴侶を亡くした人の便りを匿名で紹介していた。
印象に残ったのは、瀬戸内寂聴さんの「忘却」という本(?)から、「運命とは受け止めなければ、生きていけない」
これは何事にも通用する言葉である。
また、家族が嘆き悲しんでいると、「もうすぐ会えるから」と言ったそうだが、この家族の死期が近いとも取れるし、
嘆かずにまた会えるから、
永遠の別れではないよということなのであろう。
メーテルリンクの「青い鳥」のチルチル・ミチルが “思い出の国” に行ったとき、自分たちのおじいさんとおばあさんに、
「ここで何をしているのですか」と尋ねると、「ずっと寝ていたよ、お前たちが来てくれたのでやっと起きれたよ、またきておくれ」
青い鳥は真剣に読んだ記憶はないので、覚えてないが奥深い、想像豊かにできるシーンだ。
あの世の100年は、この世の1秒だと・・・誰が計ったのか知れないが・・・・
一番いい取り組みは、大型テレビ画面に24年の御霊と、亡くなった人を月ごとに紹介して何度も流していた。
改めて目頭を押さえていた人がいた何人も・・・
上手い演出だ・・・
食事がついて、お土産、とお花を頂いて帰宅、臨席の人と意気投合携帯番号を教えあう。
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