みみのアンテナ

得た情報を発信・また受信したい

2足の草鞋

2007-12-12 17:20:34 | Weblog
 半年間2足の草鞋を履いてみた。
だが、一足は切れてしまった。いや、自分で切ったと言う方が正しいかも。
昼の4時間、夜の4時間である。

昼は日数にして20日間が勤務・・・だが私の場合毎月16~18日間しかクリアしていない。
夜は10~13日間になる。

問題は昼間の時間だ。
初めての経験だった! ことの起こりはといえば・・・

 我が家では、ペットのハナちゃんのトイレは砂でなく、シュレッダーにかけた紙くず。
トイレ箱にまずビニールを敷き→新聞紙→広告の紙→新聞紙→シュレッダー屑と
仕込んで(?)いるが、広告の紙を使うとき最近広告紙は、昔と違って不景気なのだろう、小さいのが多い。そのためより分ける作業が必要となる。
この作業は姉が行っていたが、その日は私が振り分けていた。

「電話でお仕事してみませんか? 時間は10~15・・・」に目が留まった。

私はそれまで昼間は、大学の講座・図書館のボランティア・パソコン講座・手話講座等に行っていたが、それぞれが終わり行くところがないかと常々思っていた。

内容を問い合わせてみた、「説明は直接したい」というので必要書類を持って訪ねた。研修に入って欲しいと言われ、(研修参加でも1時間700円と交通費が貰えるとのこと)暇つぶしにいいかとノコノコ研修に参加した。

あれよあれよとそのまま、私はテレホンアポインターとなったのである。

私に義姉が「今年は新しいことをしてはいけない」と言っていたにもかかわらず。
義姉は、京都の易学教室で生命判断の勉強をした人である。
ダメと言われていたので秘密にしていた。
それが、バレて(自分で喋ったから・・・)聞いた義姉は、早めに辞めるように
我が家に来た都度言っていたのだが、少しでも貰える“御足”の魅力に取り付かれて、私は出勤していた。

だが、悪夢の日がやってきた。
ある朝、目覚めて起き上がろうとするとめまいがして、起きれず。
朝一で通院すると、脳のCTを撮りDR,は「脳には異常は認められない、内耳の疲れも考えられる」と診断した。

考えられることは一つのみ、テレホンアポインターの仕事だ。
一人でやることには問題はないのだろうが、30人以上一つの部屋にいて、決められたブースに頭を突っ込み、周囲の声にめげず電話の相手に耳を研ぎ澄ます・・・
の毎日だから。
ついでその姿勢に無理がたたり、もともと腰が悪いのに坐骨神経痛になってしまった。
もう続けられない、それが自分で出した結論だった。
義姉は言っていた「稼いだ分、治療費に消えるよ」と。 全くその通りである。

2足の草鞋は所詮履けないのである。
少なくとも私には。