門司港岸壁に到着すると、練習船の海王丸 (昨日までは海洋丸と認識していた)と
日本丸の 二隻(こんな大きい船を二艘とは云わないだろう)が停泊していた。
日本丸は姉が元気だったころに船内見学をしたことがあるので二度目だ。
残念なことに今回は帆を張っていなかった。
海王丸も・・・このように二隻の船が同時に寄港するのは初めてらしい。
船の内外には学生が姿勢よく、マナーもよく見物客の質問に答えていた。
私も質問した「ひと航海どの位ですか?」 「大体三か月です」
「どこを回るのですか、日本のまわり?」
「国内の寄港地です。僕は行ったことはありませんが、遠くはオーストラリアとかハワイに行きます」
海王丸は船内の授業風景を公開していた。
セイルドリル・・・・操帆訓練のこと
「帆は今日は張っていないですね」 女子練習生に聞くと 「昨日しました」と答えた・・・・残念!
昨日は古典落語で笑っていたので仕方ないか。
次に日本丸に移動。
「午前中は11時で受付を終了します」 岸壁に着いたときからこのアナウンスは流れていた。
時計を見ると10:55分。
私がダッシュし始めると、中学3年生の従妹の娘の yr ちゃんが「わァ早い」と続いて走る。
足も脚も腰も最近調子悪く、整形外科で注射してもらったのだが、痛いとか言うておれんわ。
滑り込みでもタラップに足が乗れば見学できるのや。 そして走った甲斐があった。
日本丸には何校かの学校が合同で乗り込んで練習するらしい。
yrちゃんはとても気に入って、こんな学校に行きたいと選択肢の一つとしてパンフレットを貰っていた。
私も船は好きだ!
好きだから3人の船員とお見合いした経験を持つ。
若いころ、女性に門戸を開いていたら、私もこの商船学校を希望していたかも知れない。
海洋少年団があるということも、早く知っていれば入団したものを・・・
姉たちはその存在を知っていたらしいが、興味がなかったことと男の世界なので、しかも少年団なので
無関係と思っていたらしい。
ワクワクした一日だった。