つい2,3日前のことである。
ふと小学校時代の恩師を思い出した。
私が「介護サービス相談員」として、お年寄りに接する機会があるからであろうが・・・
「K先生どうしていますか?」
と電話で話しをしようとダイヤルした。
先生は不在だった。
80代の独り女性である。
K先生とは丁度1年前に、クラス会でお目にかかった。
あれから、2,3度電話して無事を確認した。
本当はもっと、頻繁に掛けてやったほうがいいと思うが・・・
20:00近くになって再び電話してみた。
やはり、不在であった。
大部足腰も弱っているが、口は職業柄達者であった。
旅行に行くには、もう一人は無理と言われていたので、そのときは
いつでもお伴しますよ、だから声かけて下さい。
こんなやりとりをしたので、旅行するわけはないだろうと思い、
ふと、入院?いやもしかして倒れている?
想像が膨らみ心配になってきた。
わりと近くに住んでいるUさんに電話して、確認に行って貰うことに
した。
ご兄弟は、大阪と大分に居ると言ってたので無理かと思うし・・・
しかし、一度訪問している私はマンションの部屋番号をすっかり忘れていた。
クラス会で、よく世話係になるYさんに問い合わせるが、奥さんがある懇親会で留守だと答える。
京都の友人の携帯に掛けると「住所録みれば?」と言うが、
そんなの探してるヒマはないわ、私より記憶力がいいはずだから電話
したのよ。
その友人は、「あ、分かった●●号室だよ」
Uさんに連絡を入れると、すぐに行ってくれた。
わずか、10分か15分位でK先生自身から電話があった。
デイケアに行くようになり、この日であったこと。
夕食を、帰りにそのまま食べに行き先ほど帰宅したばかりであること
を話してくれた。もう86歳になったよとも言っておられた。
先生に「今度女性だけで、集まるからね」と言うと
「じゃぁ家に来て頂戴」・・・と言うことで、私は数人しか連絡の取れない
女性達の音頭取りをすることになった。
翌朝、Yさんから「K先生は生きていたかね」と連絡が入った。