夏の間に、また一つ年を取ってしまった。
これは自然ななりゆき、誰にも公平にやってくる老い。
お盆・・・初盆が三件あった。
同級生が一人
昔近所に住んでいた1歳年下の幼なじみ
同い年の友人の御主人(2~3才上だと思う)
いつか自分の初盆に参って来る人がいるのか?
長生きはせずともよい。
自分に与えられた使命は終わったと思う。
母親代わりに世話をしてくれた姉を、送り出したのでそれでよい。
最近神仏に手を合わせるとき、今日一日無事過ぎたことの礼を言って、
そのあと「何々の宝くじが当たりますように」と願っている。
以前福岡に住んでいたころ、トラだったか猫だったか割と小さい飾り物を
買った。
お願いが叶いますよ・・・・ただしお菓子とかちょっとしたものを差し上げてね。
漠然と「給料以外のお金が入りますように」
とお願いしていた。
自転車で通勤していた頃である。
ある日勤務が終わって、いつものように自転車に乗って職場を出た。
信号が長いので一つ先の信号に向かった。
途中まですすむと、信号は青になった。このまま進むとまた赤にかかる。
だが戻っても赤になるかも・・・・
どちらの道路からも車は来ていなかった。
ここから渡ろう、と決断して自転車のペダルを踏んだ。
まだ渡りきっていないとき、角よりダンプカーが曲がって進んできた。
急いでスピードをあげ、向かい側の道路に渡った。
しかも自転車を10㌢ほどある段差めがけて斜めに上がった。
いや上がったつもりである。
転倒した・・・・その横をダンプが走った。
手術とリハビリで2ヶ月の病休となった。
確かに入院給付金なる保険金を貰った・・・給料以外の収入である。
こんな痛い目にあって、保険金はないだろう。
なので、今は日々に感謝して「何々の宝くじが当たりますように」と具体的に
願い事をするようにした。
神仏には願い事をしてはいけないそうである。
今日の命に感謝をせねばならない。
おかげさまで
でも一度は、おかげさまで宝くじが当たりました・・・・と礼の言葉で拝みたいものである。