咳が止まらない、以前の残っていた薬袋に「咳がひどい時に飲む」と、メモ書きしている袋を
取り出し飲み始めた。
いくらか治まってきたが夜になると咳で目覚め、枕元に置いている水分を採る、そばで寝ている猫たちも
その都度私を観察する。
この咳き込んでいるとき、介護の研修会があるのに咳止めを持参した方が良いと判断して、
途中デパートで即効性のあるコデインの入っているアネトンという咳止めを買い、
まずそれを昼間に飲んだ。
翌日は咳止めが無くなったのでと、貰いに行き毎食後に飲むように処方された。
昼間はそれを飲み就寝前は市販のアネトンを飲んで寝たが、夜はやはり目覚める。
あくる日朝・昼病院の薬・・・アストフィリン配合錠を飲み、夕食後はアネトン、
そして就寝前にアストフィリンを飲んだ。この薬の方がよく効く。
夜半、動悸がするのに目覚めた。
枕元に血圧計を置いていたので測定すると、脈拍は130位あった。
血圧は上が100以下、自分で腕の脈をとってみるが、脈が取れない。
眠れなくなった。もしかして不整脈か!
自分で救急車呼んでみようか? このままだったら、元気に帰宅するのに
パジャマのままだったらまずいね。
せめて、パジャマはこんな華やかなのは着替えよう・・・・・頭はそのように回転する。
だが、起き上がれないトイレには必死で行く。
這って下着を取り出す。ぶっ倒れそうになりそう。
動悸がやたらにする。救急車呼んでも玄関まで行けそうにない。
鍵も2重にしているので、救急の人は入って来れない。
携帯は枕元に置いているのでこれは大丈夫。
バックにはいつも保険証を入れているので、これも大丈夫や。
少し外が薄明りになった。それでも5時前。
猫が私が目覚めていて、這ってでも起きているのが分かっているのかやたらに甘えてひもじがる。
また猫のエサ入れまで這って行き、エサを与える。
とにかく動くのがしんどい、じっと布団に横になっていれば楽である。
時々血圧計で測るが、一度測定できたが何も表示されない。
電池が無くなったのか。
やがて朝の8時になった。多分義姉は今「花子とアン」を見ているだろう。
終わったころあいを見て、電話すると1時間ほどしてパンと血圧計を持って来てくれた。
義姉の血圧計も測定できない。しかし義姉は出てくる前には、自分のは測定できたと言っていた。
病院に行くようになったが、かかりつけのO先生に報告、病院に電話して貰った。
それでも少し待った。病院の血圧計は私の脈拍143だった。
咳止めの薬を、咄嗟に持って行っていたので、見せるとすぐに
アストフイリンは不整脈を誘因すると言った。O先生から私の症状を咳喘息と報告していたようである。
すぐに心電図・血液検査・胸部レントゲン・点滴・心臓エコーと検査があり、
2回目の不整脈のときに世話になった、女医さんが担当した。
「お久しぶりです」 1年弱前に掛かった時、処方された薬は副作用で血尿が出たので、病院に連絡すると
中止になったのである。
それを、私が拒否したと思い込んでいたようである。
「えぇ、またYさん?」正直自分の言うとおりにしない患者なので診たくないと思ったと、私に面と向かって言った。
私はそんなこと言われても、何とも思わなかった。
多分この人はいい人なんだ。
DR, は吸入式の薬をだしてくれるようになった。
咳止めの薬は新薬で、レルベアという。
一日一回スッと吸えばいいのである。
これにも、効能書きには心臓に負担をかけるので、過度に使用しないようにと記している。
吸わずにほっておくとまた咳が出始める。
調剤薬局に電話して納得した。飲み薬は肝臓に行くがこの薬は喉で止まる。
なので嗽をして歯磨きをするんです。
咳が出ていてもいなくても、一日に一回吸っているとだんだん出なくなります。
分かりました~!