10月の終わりにブログを2本投稿した翌日から、朝目覚めたら喉がいがらっぽい、いやヒーヒーすると言った方が適している。
私の風邪は喉から来るのが多い。
ひどくならないうちに、耳鼻科に行った。
貧乏神がいるらしいから、病気の神もいるだろう。
この神は役目が多いから多分分業しているかも。
通院すると、作家の佐木隆三さんが患者で来ていた。
意図的に隣に座り、話しかけてみた。
「作家の佐木隆三さんですよね?」・・大きく頷く。
「松本清張館の館長さんでしたよね?」
今度は「いえ」と小さく返事。
「あ、間違えました。文学資料館のでしたね。」
「はぃ」と中くらいに頷いた。
しっこく話掛ける。
「ここは初めて通院されたのですか?」
患者で一杯なのでいつも多いことを、情報として
教えてあげようと思った。
「いえ」
そのうち、先生の患者を呼び出す声!
「コザキさん」
佐木隆三さんが立ち上がった。
その瞬間に本名をコザキさんと知ることとなった。
翌日から発熱・・・38℃以上ある。
2日間続いた、咳も出始めていた。
先生は内科に行くように進めた。
O先生を受診することにした。
肺炎検査をして、点滴も受けた。
ひどい咳なのに、その夜は幾分安楽気分だった。
内服の薬が効いてか、咳以外は治まった。
O先生は、喘息っぽい咳だとその系統の薬の処方を
してくれた。
概ね咳が治まったのに半月かかった。
完全ではない、2~3日に一度は咳き込むことがある。
それにしても、風邪の神は私に取り憑いてしばらく滞在したが
忘れ物をして、去ったようだ。
時々咳き込むという作業を・・・
今度の風邪の神は、有名人と臨席にするという日程を選んで
私に取り憑いたが、私の人生にメリハリをつけるという機会
を奪った。