みみのアンテナ

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癌治療・・・

2010-06-28 23:29:54 | 医療・治療
6月14日に姉は入院した。
毎日姉を訪問するのが、私の日課となった。

入院する前にイロイロ検査があったが、肺ガンにはイレッサという薬が合う人と、
そうでない人がいる。最近遺伝子検査でそれが分かるようになったということで、
姉はその検査も受けた。

幸いなことに、姉はそのイレッサが合うという結果が出た。
面白いことに11日の金曜日に、その結果を聞きに行ったときに
「イレッサの処方箋を出すので、その薬は飲まないで14日の入院のときに
 持参して下さい」といわれた。
そして、この日はMRIの検査もあった。

姉は1割負担だが、さすが千円札が数枚消えた。おまけに
「前回の遺伝子検査の検査料を、頂いていませんでしたので今日一緒にお支払い下さい」
この検査料も千円札が数枚要る金額だった。

いつもは、高くても百円単位だったのでうろたえた。
更にイレッサ内服薬には、その高額さに驚いた。

保険適用にならなかったら、10万円支払うことか!
3割負担の私は、この薬は3万円てこと!

癌にはなるものでない、・・・・のは当然だが、
今や2人に一人は癌になるそうである。

癌保険に入っておかねば、とても治療はできない。
しかし医師の癌だという証明がなければ、保険会社は支払いはしないので、この
検査段階では、出費がかさむ。

姉は入院3週目に入った。
放射線治療も半分まできた。
食欲は随分落ちた。

元気のいい頃、洋服のサイズは13プラスというサイズだったのに、病室で着る
ガウンを購入してきたのは、ゆったりめの9号である。

主治医は「イレッサの効果が出ています」と声をはずませた。
癌が小さくなってきたそうである。

放射線は転移している、大腿部に照射しているのである。
    
    “姉ちゃん頑張りよ~”

私も頑張って毎日来るよ。

たねやのバームクーヘン

2010-06-17 00:55:01 | Weblog
NHKの番組で
8:15~「あさいち」というワイド番組がある。
週一か月一かで、旅番組がある。

芸能人を地方局のアナウンサーがその土地を案内する、旅番組である。
見所あり・美味しいものあり・・・・嫌味がなく中々面白い番組である。

私が見たのは、川原亜矢子が近江八幡を旅する人だった。

とても印象に残ったのは、やはり美味しいもの!

ブォーリズという西洋人のデザインした建築物があり、その一室は喫茶として開放され
やはり、ブォーリズによって教えられたバームクーヘンを、「たねや」という
老舗の和菓子やが、忠実にその味と焼き方を守っている。

この案内を「旅人」が行った時、しかもバームクーヘンの紹介があったとき、
姉と二人で、「たべた~い」と言い合った。

姉は以前は洋菓子大好きだったが、段々甘いものが苦手になってきたという。
癌に罹患すると食の好みが変わる・若しくは味が変わるというのを聞いたことがあるが、
それは全て過去形で語られるので、医学的にどうなのか知るよしもないが・・・

甘い物・ケーキ類を見向きもしなくなった姉は、不思議とバームクーヘンだけは
好む。
デパートでバームクーヘンのカット販売しているのを、買ってみたが「甘過ぎる」とか
「香料が入っている」とか言ってしかめる。

おまけにバサバサ感がある。喉につまりお茶類は放せない。

「しっとりしてますね」・・・「旅人」は言う。

食べたいねェ~

ネットで取り寄せられるか、検索してみる。
お取り寄せはできるようだ。・・・・店舗に横浜店を見つける。

横浜にいる嫁は、姉の病名を知って更によく電話をくれるようになった。
「出来る限りの力になりたい」
姉と二人で、その気持ちが嬉しいと感激する。

食べたいものはない?   よく聞いてくる。
いくらなんでも、バームクーヘンが食べたいと言えるか!

横浜で入手できるなら、近いので頼んでみようか?
自問自答して、電話した・・・嫁に。

「オバチャンのお見舞いに送るよ」
横浜といっても、そこまで行くには簡単ではなさそう。

嫁はネットで「たねや」の洋菓子部門で検索し、すぐに注文したので明日届くよと連絡が
あった。クール便で届くよとも。
二人で気の毒だと思ったり、迷惑掛けたと思ったり、しかし喜び・・・
翌日、楽しみに到着を待つ。

姉は夕食を少し控えめにして待つ。
届いたその手で今少し食べるのを別にして、適当な大きさにカットして冷凍にした。

少しずつ出して食べるが、味は全く変わらない。
そして期待通り“しっとり”している。
こんなに美味しいバームクーヘンは始めてである。 

ナンシー

2010-06-07 22:32:47 | Weblog

6日の日曜日
北九州芸術劇場の「ナンシー」という演目で演劇鑑賞に行った。

姉が寝ていたが、3月からチケットは購入していたので、
「悪いけど、行くよ」
と昼食を一緒に取って出かけてしまう。

芸術劇場のサポーターをしているので、座席は別枠で取れる。
特に割り引きがあるわけでないが、全般的に情報は先取りできる。
本来なら、どうせ観劇にくるのなら開幕前の1H、サポーターとして
その役割を果たせば良いのだが、いかんせん家族から癌患者が出てしまった。

サポーターは何をするのか?
知人から聞かれたとき、チケットを切って貰って入館してきたお客さんに、
その後方でパンフレットを渡すのである。

それだけ?
それだけ

知人は電話の向こうで笑っていた。
別な知人は、あの人達ってボランティアなの!

「ナンシー」は、西村雅彦が座長的存在で、飯島直子・安田顕・デビット伊藤
岩佐真悠子・長谷川朝晴・本多力の7人で演じる半喜劇である。

岩佐真悠子は、つい最近まであったNHKの朝ドラ「ウエルカメ」の女医の役を
したので、その存在を知った。
顔を知っているとか見たことあるとかで、演劇鑑賞を希望するか否かを決める。

私はあまり劇場での演目には興味は示さない。
生出演の役者を見る・・・のにである。

博多座で中村勘三郎一座の歌舞伎があったときも、そうだったが途中で
眠気がさすのである。

そして、今回も途中眠気が襲ってきた。

ヤバイ!眠気防止の指圧のツボが手にあるので、やたら揉んでみたりしたが

なぜなのか分からない。


そして、このブログを開いていても眠い。
もう寝よう

姉に言わせれば、「夜が遅いから、昼眠いのよ」!










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































とうとう・・・

2010-06-03 00:19:05 | Weblog
忙しくなった。姉の介助で通院に度々なので。

検査・検査・検査

痰の検査が3回、風邪を引いても痰のでない姉に「出せ出せ」という。

私のやろうか!

大腿骨が痛くて歩けないという姉を連れて、何度この病院に来るのか。
さっさと続けて済ませればいいのに。
少し私の心が切れかかる・・・
「痰が出ないという人に、こんなに時間掛けて、重篤な病だとどんどん進むでしょ。
 気管支検査すれば、分かることじゃないですか」

どうも必須検査になっているようだ。

カルテには、「肺ガンの疑い」と書いているくせに・・・
ペット検査にも行かせたではないか!

義姉が王監督や、90才現役のDR,日野原先生も愛用しているという
タヒチアンノニを持ってきた。
あるDR,が肺ガンと分かり、このタヒチアンノニをしこたま飲んで
生還したという。
本人の講話のCDも聴かせてくれた。

友人で、鹿の角とメシマコブを配合して、錠剤になったサプリメントを服用し、
同時に食事療法を取り入れて、ある癌が回復したというので、取り寄せた。

そして今日は、NHKのテレビの「あさイチ」で癌に梅肉エキスが良いとのこと。
開発研究している方の飼い犬が、舌癌になり獣医に下あごの切断を宣告されたと
いうことで、牛乳に梅肉エキスを毎日飲ませたところ、
4ヶ月め位からぼろぼろと、舌の癌から落ち始め、それは死んだ癌細胞だった。

そのワン公は14才まで生きることが出来たそうである。

これも姉に飲んで貰おうと、健康食品の売り場に電話して取っていて貰った。
半日経って、取りに行くとこの売り場は結構、人がざわついていた。
「今日はこの商品のお問い合わせが多いのですよ」と言っていた。

そして、姉は絶対イヤだと断っていた介護保険を使うために、
役所や地域包括センターに出向いた。
意見書を書いて貰う為に、今までの主治医の所にも出向いた。

入院するであろう姉の為に、病院グッズを集めねばと準備を始めた。
パジャマの新しいのを買ってくると「まあ、おしゃれなパジャマね」

人間て幾つになっても、しゃれ気は必要だ。姉は病院に行く日もきちんと
組み合わせを考えて洋服を着替える。

ズボンや靴下は私が履かせてやっているが。