みみのアンテナ

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姉の転院と、猫の治療費

2011-08-25 22:02:10 | Weblog

病院には、緊急を要する治療型と長期療養を認められる滞在型とがあり、
姉は前者の総合病院だったので、すぐに安定したので・・・・と退院を余儀なく
されていた。

年齢がいっているので、病状は遅々としている。
タルセバという抗ガン剤が効いているのが、一番の理由かも知れないが。

姉は2度目の放射線治療を受けるために、入院をすることになった。
始めもそうだったが、姉は放射線治療で吐き気もなく、脱毛もない。
芯から丈夫な体をもって生を受けてきたのであろう。

今回は胸椎に転移があるので、照射となった。
12回ほど受けたのに、何も副作用がないというのが驚き!

一足先に逝った次姉は、2日目の放射線でギブアップし2度と受け付けなかったのだが・・・・
同じ姉妹でこのように違うというのも不思議である。

放射線治療が終わって退院することになり、私は主治医に転院を申し入れた。
私が一人で介護をしているのを、理解していて、どうやら在宅医療を望んで
いると解釈していたようである。
「お姉さんの状態は、妹さん一人では無理でしょう。私はどんな書類でも書きますよ」
いわゆる訪問医を指名するのに、現主治医からの照会状と症状を書いた書類を書くと言うことらしい。

NHKのテレビで終末医療を在宅で行う、という内容の番組があったとき、
最後まで看取ることができたのは、同じ屋根の下に少なくとも2人以上の
協力者が居たからできたことであるの報告だった。

私には無理である。

だから転院を希望した。

主治医は、緩和ケア病棟に移ることも選択肢に入れてはどうかという。
最終的には、姉もそうすると言っているが、今は抗ガン剤が効いているので
その必要はないらしいが・・・

私の希望は、緩和的措置を取り、現段階ではタルセバの服用継続。
しかも車を運転しないので、毎日通うのに便利な場所で・・・と。

DR,は探してくれた。
バス停が2停先になっただけである。
部屋も広いし、明るい。

姉はかって60㎏をキープしていた人で38㎏まで落ち込んだいたが、今は
45㎏になっている。
好きな物は完食するからであろう。

私が姉の入院先に通うのが、日課の一つになっているので、猫たちには
朝は一番に餌をやり、水とトイレの砂を代えてやるだけになった。

そこそこにして出て行き、戻って来たら同じことをして、一応猫の頭をなでて
やる。
雄のコロがさわると、デリケートな鳴き方をして、びっこをひいていた。
盆の16日である。

盆は予約か救急の場合は看ると、カラスにやられた猫を引き取ったときに、
張り紙していたのを、思い出した。

(子猫が生還すればkaraちゃんと名付けるつもりだったので、このkaraちゃんを看て貰うときに、受付嬢は名前と住所を聞いて、
あ~ぁハナちゃんとこですね。と言ったので、今回もハナの名前を使って
17:00まででお盆の診察は終了していたが、夜の21:00過ぎに看てくれることになった)

一晩入院。足は腫れているとのこと。
レントゲン・消炎剤の注射・抗生物質の注射・時間外受診でぇ~~~~!
万札が2枚も出て行きよった。

獣医さんは、他の猫と喧嘩でもして噛まれたのでないか・・・というが、
母猫と娘のネズは、外に飛び出して行くけれど、雄のコロは臆病で10分もすれば、すぐに帰ってくる。
翌日、コロを迎えに行き、夜母猫とネズの暴れるのを見たとき、噛んだのは
母猫のリンでないかと想像した。

リンはまだ2歳くらいだと思う、娘のネズと本気で追いかけっこをしていて、
のど笛に噛みついているのを見たとき、このように息子と暴れていて、勢い余ってコロの足を噛んでしまった・・・と。

さすが、母猫をきつく叱ると静かになった。




カラスにやられた猫は・・・・

2011-08-03 23:55:35 | Weblog

昨年の1月に22年飼っていた猫のハナが死んだ時、

   もう二度と猫は飼わないと決めていた。   

だが、その口が乾かないうちに (いや、乾いていたかも、すでに半年たっていたので)
次なる猫はやってきて、子孫を増やし今や3匹となった。

それはこんなことから始まった。

ある日、我が家の敷地内に新たな猫の声が耳に入ってきた。
もう飼わないと決めていたので、猫の存在を確認しようとも思わなかった。
数日、心を鬼にしていた。

突然ギャーオとけたたましい猫の声!
急ぎ勝手口から出てみると、黒い雄猫が子猫を追いつめたのであろう、倉庫の下に
逃げ込んでいた。
黒猫は、我が家の敷地内を勝手気ままに出入りして、テリトリーの一部にしていたようである。

黒猫を追っ払って、ハナに準備していたキャットフードが幾つか残っていたので、倉庫の
下に持って行く。
   フガフガフガ・ウマウマウマ・・・・
ご馳走を食べるときの、空腹を満たすときの発する声である。

久しぶりに聞いた!

ハナは一度も発したことはなかったが、以前、我が家の敷地に住み着いて2~3年で
往生した猫がいたが、その子が発していた。
この猫は生まれながら野良猫だったので、餌は貰いに来るが
最後まで私を寄せ付けなかった。 ハナが死んだ一ヶ月後位に旅立った。

さて、追いつめられた子猫は捨て猫なのであろう。
私にすぐになついた。
可愛い顔して、目の回りはクレオパトラみたいにアイシャドーが入っている。

ハナは丸顔だが、この子は逆三角形の顔である。
そのうち、お腹が大きくなっているのに気づいた。
敷地の中で、子供を産めそうな場所を作ってやろうと思った。

姉は猫嫌いなので、ハナの逝ったあとは「もう飼うのは駄目よ」と釘を刺されていた。
体調がすぐれない姉が癌と分かり入院した時、この猫の出産を家でさせようと決めた

                この写真の数日後7月10日位に4匹の
子供を、姉の病院から私が戻って来たら産んでいた。
1~2日後一匹は乳が飲めず死んでいた。

三匹は順調に育ち、一匹は姉のケアマネさんが貰ってくれた。

  左はしは雄で名前はコロ。右はしの黒いのは雌で、生まれた日に
あまりに小さくネズミか?と疑いたくなるほどだったので、ネズと名前を付けた。
真夏の暑いときなので、冷え感のある玄関のタイルの上で体を冷やしていた。
中央の猫は新しい飼い主さんの元で、王子さま扱いらしい。

1年経ち、雄のコロは親より大きくなった。
母猫も娘猫も、子孫は残して欲しくないので避妊手術をして貰った。

三匹の猫は餌代がかさむ。

一昨日のことである。
近くの市場に行く途中、カラスが飛び立ってきた。
珍しいことではない。この周辺はカラスが多く我が家の敷地に置いている、ドライフードを
狙って降りてくるくらいだから。

カラスが飛び上がったその周辺に子猫が横たわっていた。
もう目が開いている大きさ。
カラスにさらわれ、そして落とされたのだとすぐに理解出来た。
どうにか息はしている。
脳しんとうでも起こしているのかも知れない。

獣医さんに連絡取り連れて行った。そうしないと私の気持ちが治まらないのである。
心の中で、元気になったらどうしょう!四匹の猫を養ってどうなるのか?
自問自答していた。

翌朝、獣医さんより連絡が入った。
「猫ちゃんは死にました」

レントゲン結果で肺の状態が悪かったこと、採血したら血が止まらなかった。
点滴も効果なかったとのこと。

申し訳ないように説明してくれた。
代金は掛かったが、ホットした瞬間だった。