病院には、緊急を要する治療型と長期療養を認められる滞在型とがあり、
姉は前者の総合病院だったので、すぐに安定したので・・・・と退院を余儀なく
されていた。
年齢がいっているので、病状は遅々としている。
タルセバという抗ガン剤が効いているのが、一番の理由かも知れないが。
姉は2度目の放射線治療を受けるために、入院をすることになった。
始めもそうだったが、姉は放射線治療で吐き気もなく、脱毛もない。
芯から丈夫な体をもって生を受けてきたのであろう。
今回は胸椎に転移があるので、照射となった。
12回ほど受けたのに、何も副作用がないというのが驚き!
一足先に逝った次姉は、2日目の放射線でギブアップし2度と受け付けなかったのだが・・・・
同じ姉妹でこのように違うというのも不思議である。
放射線治療が終わって退院することになり、私は主治医に転院を申し入れた。
私が一人で介護をしているのを、理解していて、どうやら在宅医療を望んで
いると解釈していたようである。
「お姉さんの状態は、妹さん一人では無理でしょう。私はどんな書類でも書きますよ」
いわゆる訪問医を指名するのに、現主治医からの照会状と症状を書いた書類を書くと言うことらしい。
NHKのテレビで終末医療を在宅で行う、という内容の番組があったとき、
最後まで看取ることができたのは、同じ屋根の下に少なくとも2人以上の
協力者が居たからできたことであるの報告だった。
私には無理である。
だから転院を希望した。
主治医は、緩和ケア病棟に移ることも選択肢に入れてはどうかという。
最終的には、姉もそうすると言っているが、今は抗ガン剤が効いているので
その必要はないらしいが・・・
私の希望は、緩和的措置を取り、現段階ではタルセバの服用継続。
しかも車を運転しないので、毎日通うのに便利な場所で・・・と。
DR,は探してくれた。
バス停が2停先になっただけである。
部屋も広いし、明るい。
姉はかって60㎏をキープしていた人で38㎏まで落ち込んだいたが、今は
45㎏になっている。
好きな物は完食するからであろう。
私が姉の入院先に通うのが、日課の一つになっているので、猫たちには
朝は一番に餌をやり、水とトイレの砂を代えてやるだけになった。
そこそこにして出て行き、戻って来たら同じことをして、一応猫の頭をなでて
やる。
雄のコロがさわると、デリケートな鳴き方をして、びっこをひいていた。
盆の16日である。
盆は予約か救急の場合は看ると、カラスにやられた猫を引き取ったときに、
張り紙していたのを、思い出した。
(子猫が生還すればkaraちゃんと名付けるつもりだったので、このkaraちゃんを看て貰うときに、受付嬢は名前と住所を聞いて、
あ~ぁハナちゃんとこですね。と言ったので、今回もハナの名前を使って
17:00まででお盆の診察は終了していたが、夜の21:00過ぎに看てくれることになった)
一晩入院。足は腫れているとのこと。
レントゲン・消炎剤の注射・抗生物質の注射・時間外受診でぇ~~~~!
万札が2枚も出て行きよった。
獣医さんは、他の猫と喧嘩でもして噛まれたのでないか・・・というが、
母猫と娘のネズは、外に飛び出して行くけれど、雄のコロは臆病で10分もすれば、すぐに帰ってくる。
翌日、コロを迎えに行き、夜母猫とネズの暴れるのを見たとき、噛んだのは
母猫のリンでないかと想像した。
リンはまだ2歳くらいだと思う、娘のネズと本気で追いかけっこをしていて、
のど笛に噛みついているのを見たとき、このように息子と暴れていて、勢い余ってコロの足を噛んでしまった・・・と。
さすが、母猫をきつく叱ると静かになった。