今年も京都展がやってきた。
最近は新聞に折り込みの広告紙は何も見ずに捨てるようにしているので、
京都展では何が日替わりサービスか目玉商品か知らない。
ただ2か所の出店先から、はがき案内が届いていたので、京都展がいつからあるのか知っていた。
このはがきを持参すれば、何も買わなくてもくじがひける。
普通は5、250円のレシートで1回くじが引けるのである。 京都展は毎年盛況である。
私は案内が来たとき、田丸弥に「味付けしめじ」を注文していた。
これは店頭販売には、持参しない商品なので前もって注文する必要がある。
田丸弥は京都で、おせんべいで知られている老舗である。
なのでデパートの催しでは、おせんべいが主である。
なぜ味付けしめじか? もう25年くらい前になるだろうか。
兄夫婦が転勤で高槻に住んでいた。 私は兄宅に逗留してよく京都や大阪に遊びに行った。
京都のお正月・・・あの八坂神社の人の波にたまげた!
おたおた歩いていると石段から落ちかねないほどの、参拝客だった。
雪の京都が見たくて、 まだ兄は高槻には来ていない時期、友人と2月旅行で嵯峨野に民宿。
大阪まで、雪はなくがっかりして雑誌を見ていると友人が私をつついて「見てみて・・・」
車窓に京都が近くなると見えてくる五重の塔と、降りしきる雪、塔も雪のなかに墨絵に見えた。
二人で思いっきりの笑顔で京都に降り立った。
友人はいつも車を運転する人なので、手袋をしていなかった。
そして靴下もなくストッキングにブーツである。
私の手袋の片方を貸してお互い片方はポケットに手を入れて行動となった。
知恩院で彼女の足は冷たかっただろう、ごめん靴下だけは片方無理や。
大河内山荘では吹雪に遭い、私の赤い帽子も彼女のフード頭巾も真っ白になって大笑いだった。
民宿も朝、水道が凍って洗顔の水は昨夜のふろ水を使用した。 忘れえぬ一コマである。
さて、しめじ の話に戻ると何月だったか、あまりに足しげく兄宅に行っていたので(4月以外)
どの月だったか・・・・?
ただ、行っていない方角に出かけていたのは確かである。
この時は通称人形寺(宝鏡寺?)に出かけてみようと。
近くの喫茶に入った。 それが田丸弥堀川店だった。
お昼にしめじチャーハン(しめじピラフだったか)を注文した。
「美味しいですね」思わず口にすると、ニコニコと「ありがとうございます」
にんじんと玉ねぎを炒めご飯を入れて更に炒め、味付けしめじとその煮汁で味付るだけの、
シンプルなのだが、飽きのこない一品である。 自分と実家に購入した。
だが、福岡に戻ってきて、また食べたくなった。
これは炊き込みご飯にも利用でき、サラダにもつかえる。大根おろしと混ぜるもよし。
職場で呼びかけてみた。 20個くらいすぐに注文数があり、田丸弥に注文した。
若い後輩は、スパゲッティに絡めてもイケましたと言っていた。
以来、毎年しめじの注文を行う・・・・25年になるのか・・・・
今は現役でないので、個人のみなので送料払ってまで多くの商品は注文しない。
なのでこの京都展を利用して注文する。
職場の注文者でなく昨年から、顔見知りの店員さんに紹介するとその人が4~5個注文して、
美味しいと今年も注文、するとその売場の人も注文したらしい。
私が受け取りに行くと私の顔見ただけで 「Yさんお待ちしていました。Yさんのおかげで注文する人が
増えています」と大体一袋のおまけ(貴船菊・白川路のせんぺい2枚入り2種)のところ、二袋くれた。
最初に書いたが、ここはおせんべいやおかきが表看板である。
不思議と田丸弥のホームページには、この味付けしめじの紹介はない。
そしてくじの話し、ハガキで2回ひいたがハズレ、一回のハズレに飴玉一個である。
先日の体育祭の当たりで、つきが巡ってきたか?・・・・と期待して京都の旅プレゼントに念を入れて・・・・
飴玉はあまり好きではないので、顔見知りの店員さんにプレゼントした。
先ほどのお客さんも、バカにしてと飴を置いて行ったそうである。
私が二つあげるので、いいじゃない三つになって、だって3人でしょ。
来年も注文しよう。
京都は今頃、黄葉しているだろうな~