姉の初盆が過ぎて、訪れる人もいなくなり、当面一周忌までは毎日仏壇に手を合わせ
お花の水を替え、ローソク線香にお仏飯を上げ・・・ざっとこんなものだろうか。
仕事は夏休みでオフ、介護サービス相談員としての施設訪問は月に一度だけなので
盆前に済ませていた。
猫たちの世話
（内猫２匹・外猫５匹・時々食事にやってくるのが別に２匹）
食器洗いを含めると、食べる餌の種類を替えているので、一日に通算２Ｈは費やしているかも知れない。
結構これはもうストレスになっている。
外猫は、我が敷地内の洗濯乾し場を住処としているので始末が悪い。
生まれながらの野生猫なので、私に慣れていない。
プー！ハァー！と威嚇してくる割には餌を待っている。
笑う事がない・話す相手がいない・独り言が出る・いやもう一人芝居もする。
今日初めて人と喋ったのは、買い物に行き店の人と商品のことくらいか？
こんな状態がしばらく続くと、毎日ため息ばかり付いている自分に気づく。
何か美味しいものが食べたいなぁ～
どこかに行きたいなぁ～
大きな声で歌も歌って・・・
我が家は近所の人の声が聞こえないから、私の声も聞こえないはずだ
テレビでは“ 孤独死・孤立死 ”なる特集があっていた。
大勢の家族の元で生まれ育った私は、賑やかでときには煩くて一人の時間が
欲しいと思い、転勤願いを出して１５年ほど単独生活をした。
気分は良かった。
仕事と云うものがあり、休みは家族の所に帰った。
だが今は違う、みんな死に絶えた！
心が苦しい、このままではうつ病になるかも・・・
とにかく喋る相手が欲しい。
北海道の友人・鹿児島の知人・関西にいる友人・クラスメートのメル友
片端から℡やメールを送る。
数年会っていない従姉妹に℡すると、赤ちゃんだった頃しか知らない長男が
「母は・・・」
寝たきりになっていたのである。
見舞いに行く羽目になった。 まぁいいか。
次姉の見舞いと葬儀に来てくれた従姉妹である。
お返しするのが私の務めだと思うので。
とにかく、こんな精神状態のとき家に閉じこもっていては、うつ病になるかも
知れない。
外に出よう！
関門の岸壁に、海上自衛隊の南極氷砕船 しらせ が入港しているのニュースを見て
早速行動開始！
若いとき、結婚を考えた人は船乗りだった。
その影響があるやも、船は好きである。
門司港に到着したときから、沢山の人達が押しかけ４０分程待ってやっと乗船できた。
写真も撮った。ブログにアップするつもりで・・
１０月も終わろうとしているが、仕事も再開、ライターとして取材に２度出かけて
行った。
やはり、私は何か動きがある方が精神は安定するのである。
しかし、何か美味しいものを食べたいなぁ～と相変わらず独り言を云いながら、床漬けを
混ぜ、そして本日は魚の煮付けをした。