散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

ギャラリー巡り

2006年06月10日 14時19分12秒 | ART
本日は小雨の中、朝から芸術の森美術館「福井爽人の世界」展へ。少々メルヘンがかった作品はどうも好みに合わないと思っていた。予想通り、前景に不自然に動物や花が描かれている作品は辛いものがある。しかし、そう言うものを廃して、ただ青い沼が描かれている「沼の風景」や、また雰囲気の違った「雪の沼」なんかはとても良い。私は色彩の中では緑を好むものであるが、この作者の画では青と緑が印象的である。

工芸館の「ビアマグランカイ」へ。なかなか面白いのだが、明らかに飲みにくそうなビアマグは認めるわけにはいかないなあ。

ところで、この展覧会は作品を手に持っても許されるのだが、どこから来たのかしれない人間が、ビアマグを手にとっては「ガタン」と音をさせて元のところに戻すのだ。これこそ「お里が知れる」と言いたいものだよ。台にマグを戻す時には、間に小指をいれて極力音のしないようにしてくれたまえ。

その後、時計台→STV北2条ビル→たぴお。仕事に出たため、回りきれなかった。

時計台ギャラリーでは橋本礼奈「小石川三丁目」道の分岐点を描いた作品はどこかで見たような気もするが。十河幸喜「浮遊柵誤」不思議な物体が飛翔。

STV北2条ビルの「Seeds」。タンポポの綿毛だろうか、ビルの内部に不思議な空間が。

音楽の話4(CD編)

2006年06月10日 07時22分52秒 | 音楽
社会人になってから一度は音楽の趣味を復活しようかと思ったのだが、残念ながら優先順位の関係で継続しきれなかった。しかし、短い期間ではあったが多少CDを買ったので、その辺の話を。

○アトール+ジョン・ウェットン+エイジア
良く分からないが知人にCD作成してもらったもの。いかん、著作権法違反か。

○アトール
ユーロロックというかフレンチプログレというか。

○ボストン
完成度の高さを追求するあまり、忘れた頃にしかアルバムを出さないボストン。買ったのは珍しいライブ版である。

○エマーソン・レイク&パーマー
ELPは出来不出来が大きく分かれるので、なかなか昔は買うことができなかった。大人になってから購入。

○ジプシー・キングス
「タモリ倶楽部」の空耳アワーで初めて知ったのだが、叙情的な良い曲が多いバンド。

○スティーヴ・ハウ
イエスのギタリストのソロアルバム。大体においてYES的だが、残念ながら線が弱い。

○ジャックス
昔、1曲だけ聴いたことがあって印象に残っていたが、「からっぽの世界」「マリアンヌ」とか日本にもロックがあった証明。話はずれるが、私が日本のロックバンドで好きなのは、プリズム(既出、ロックバンドか微妙だが)、ジョニー・ルイス&チャー(あの、チャーだ)、初期ゴダイゴ(ガンダーラより前だ)と言う所である。

○ジェファーソン・エアプレイン
本当に子供の頃はこういうバンドまで手が回らなかった。大人になってよかったことの一つである。

○ジェスロ・タル
長ーい曲が1曲しか入っていない。結構こういうアルバムはプログレ界には多い。

○キング・クリムゾン
長い間休止していた後に復活した後はあまり認めたくないのだが、それも含めて何枚か。

○キンクス
ヴァン・ヘイレンの曲だと思われていないか「ユー・リアリー・ガット・ミー」。昔のロックは曲が短いなあ。

○レッド・ツェッペリン
トリビュートアルバムがでたり、海賊版ライブがCD化されたり、何だかんだと購入。「天国への階段」もほとんど何も見ないで歌えるぞ。

○紫
沖縄の衝撃的なロックバンド。やっぱり違うぜ沖縄。

○王様
ディープ・パープルやツェッペリンの日本語カバーをやっていた人。私はこれのマネをして、カラオケで英語の歌詞を勝手に和訳しながら歌う遊びをやったこともある。

○ジミー・ペイジ&ロバート・プラント
昔の遺産を単に消費しているだけのような気もするのだが、やはりかつてのファンはうっかり買ってしまうのであった。ツェッペリンのボーカルとギターの二人がやっているのだ。ジョン・ボーナムの息子が入ってツェッペリンを再結成すると言う話はどうなったのだろう。その時こそ、東京ドーム行くぞ。

○トッド・ラングレン
ハードロックと言うよりはセンスあるポップな曲が多い。

○ユーライア・ヒープ
アルバム原題が「ルック・アット・ユアセルフ」、日本語名が「対自核」。己自身に向かい合えというタイトルで、さらにLPジャケットにはあまり写りの良くない鏡のようなものがついていたというアザトさがステキ(本気で)。

○ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
今こそヴェルヴェットと言いたいくらいだ。

○ジョン・ウェットン
クリムゾンやらエイジアやらの曲は、皆オレ様のおかげとでも言いたいようなやりっぷり。自信満々だ。

○ザ・フー
ストーンズかフーかといわれると少々迷うような偉大なるバンド。改めて聴いてみたら、やっぱり良かった。

○イエス
イエスはライブでもクオリティの落ち方が少ない。好きな曲は「危機」「燃える朝焼け」あたり。本当に「ロンリー・ハート」以降は無視ということで。

エア・チェック(これまた死語だ。意味が分からない人がたくさんいるだろう)でためたカセットテープがいまだに200本ほどあって、捨てるに捨てきれないのだがどうしたものだろう。デジタル化するのも非常に面倒である。今回名前を挙げた以外にもたくさん好きなバンド、好きな曲はあるのだが、今回はここまで。

20060609最近読んだ本

2006年06月09日 21時30分45秒 | 読書
「魔剣天翔」森博嗣
このあたりから推理小説としての物足りなさを感じてきたのを思い出した(再読)。

「日本の美術」水尾比呂志
非常に概括的だが、石庭、能面などは全く知らない分野なのでよかった。

「今夜はパラシュート博物館へ」森博嗣
かならずしもオチはない短編集。やっぱりオチをつけて欲しい(再読)。

「図鑑の博物誌」荒俣宏
美しい図鑑に必ず感動するはず。これほどの著作を文庫本で読めるありがたさを感謝しつつ(再読)。

以下、図書館の4冊。
「おもしろいマチ札幌」武井時紀
テーマがバラバラだが、結構面白い。

「北海道5年後こうなる」鷲田小彌太
イラク戦争における米英擁護論に失笑するも、熱意あふれる本。

「樺太シベリアに生きる」小川映一
最も近い北海道に住みながら、あまりにも樺太に関する無知。

「日本画の行方」上村淳之
東洋画にしかないものは「虚空間」「象徴空間」と言うことだが、確かにそういう感じもするかも。平易ながらいろいろな示唆があり勉強になった。

音楽の話3

2006年06月09日 12時47分57秒 | 音楽
○ネイティブサン
日本のフュージョンバンド。NHK-FMの夕方4時からやっていた番組に登場したのを聴いて、すぐ購入。カッコいい。そういえば、昔、FM北海道が開設されたときは興奮したものである。コマーシャルやDJのトークが曲にかかるので、すぐに嫌いになったが。

○オザンナ
これもイタリアンプログレバンド。

○ピンクフロイド
数多くプログレバンドがある中でも、最も商業的に成功したグループだろう。そのせいか、あまりレコードを持っていない。よりによってファースト(発売後にリーダが精神的に問題を起こし脱退、病院へ収容)を最初に買ったのも失敗かも。

○プリズム
ジャンルとしてはこれもフュージョンというしかないのかな。ロックとの境界線に近いが、日本で私の最も好きなバンド。唯一、コンサートに行った事もある。「モーニングライト」「ラブミー」など名曲そろい。

○クイーン
あまり好きではなく、1枚だけ持っているレコードも懸賞で当選したものである。最近の風潮で何かにつけて「ウィアーザチャンピオン」「ウィウィルロックユー」がかかるのもいけ好かない。

○サンタナ
泣きのギター! 昔はちょっと違うなあと思っていたが、先日NHK衛星でライブを見たが良かった。

○クリス・スクワイア
イエスのベーシスト。彼のソロアルバムは当然ベースがやや目立ちすぎで、全体にイエスの音のボリューム感にはかけるが、面白い。

○T-REX
グラムロックの雄。当時、本国ではビートルズの次くらいに人気があったという話も聴いた事があるが、随分後になってから知った私には理解に苦しむ。とはいえ、ポップで中々素敵な曲が多い。ライブだと、曲同士の区別がつきにくいと言う弱点はあるが。

○U2
最近、この人たちは大物化・政治化してしまったのかな? ずっと追っていないので分からないのだが、デビュー当時は”初めて誕生からずっと追っていけるバンド”に出会った気がしてとても嬉しかったものだ。

○ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
ドラッグやサイケな時代を象徴すると共に、もっと先を進んでいたような気もする、私の好きなバンドの一つ。曲タイトル・歌詞を見るだに怪しい雰囲気が漂っている。

○ウェザー・リポート
これも何故持っているのだろう。

○ヤードバーズ
3大ギタリスト(ジェフ・ベック、クラプトン、ジミー・ペイジ)が所属していたためそこそこ有名だが、音楽的にはあまり見るべきものはない。過去をしのんで何枚か購入。

○YES
最も好きなプログレッシブロックバンド(←本来の意味とは逆に「化石」化しているが)。初めて聴いた時、ロックでありながらクラシック音楽の要素を取り込んだ華麗な曲調にやられた。交響曲チックな長い曲が多いのも特徴で、1曲10分は当たり前、レコード2枚組みで4曲しか入っていない(片面1曲づつ)とか、3枚組みライブとかがある。ロジャー・ディーンのジャケットデザインがまた素敵で、「今のCDじゃ味わえないだろ」と自慢したい位である。
→「レコードの片面」とか、本当に死語なんだろうな。
書き忘れていたが「ロンリーハート」以降は無視ということで。

次回、CD編へ続く。

音楽の話2

2006年06月08日 12時49分47秒 | 音楽
○ビル・エバンス
私は殆どジャズを聴かない。何故持っているのだろう。

○ジャーニー
この頃から洋楽が一般的に聴かれるようになって気がする。いみじくも渋谷陽一が「産業ロック」と名づけていた。

○ジミ・ヘンドリックス
まさにジミヘンの前にジミヘンなく、ジミヘンの後にジミヘンなし。曲としての完成度が高いとは決して思わないが、あのギター音は唯一無二。本人曰く「頭の中に音楽がずっと流れていて、外に出さないと頭がおかしくなるんだ」というセリフが好き。

○KAZU
日本人の尺八プレイヤーで、ギターとの競演アルバム。確か「FMfan」(懐かしい)のプレゼントで当選したような気がする。

○キング・クリムゾン
プログレの雄だが、思えば変なバンドでもある。確か最初の頃は作詞=ピート・シンフィールドなんて人も参加していたように思う。私はとても好きなバンドで、カラオケでも「21世紀の精神異常者」「クリムゾンキングの宮殿」を歌ったりする。ロバート・フリップの「ギターを上手になりたい? 1日8時間くらい練習すると良い」というセリフも素敵だ。

○久保田早紀
ロックファンというのを台無しにしてしまうが、初めて買ったレコードがこの人のデビュー作「夢がたり」である(シングルも同じく「25時」)。今だに大ファンで(但し、最近の教会ソングを歌っている彼女のことは無い事にしよう)、「異邦人」だけは歌詞を見ずに歌える。

○レッド・ツェッペリン
高度な音楽性と怪しげな精神性で、高校生だった私は病気にかかり、今に至るまで最も好きなロックバンド。ハードロックファンはツェッペリン派とパープル派に2分されると言う話もあるが、私からすると後者はカウントに入らない。初期ハードロック時代から、「Untitled」の「天国への階段」、実験的な「フィジカル・グラフィティ」を経て、ハードロック完成版「プレゼンス」と全ての作品にマンネリがない(コンサートは結構マンネリだ)。若気の至りで「天国への階段」を訳したのもいい思い出である(抽象的で難解な詞であった)。

北大祭(行ってないけど)

2006年06月07日 20時01分06秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日は濃厚な会議の後、一人すすきののバー「C」へ。

ウィスキーソーダ、マティーニ、ロンサカパの3杯。
マスターが先日、北海道大学の学校祭に行ったところ各国留学生の屋台やOBの蕎麦同好会の蕎麦が非常に良かったそう。在学中も学校祭には殆ど参加した記憶がないのだが、来年は行ってみるか。

音楽の話1

2006年06月07日 12時48分30秒 | 音楽
私はかつて結構なロックファンであったが、残念ながら最近はほとんど聞く事がない。なぜかと言うと、趣味に関する時間とお金の配分の関係上、順位を下げているためである。041212さんのブログを読んでインスパイア(笑)されたので、まずはLPを持っているバンドについて書いてみよう(レコード世代なのである・・・)。

以下、だいたいABC順。

○エアプレイ
コーラスがさわやかなポップバンド。なぜこれを持っているかというと、中学校の放送部時代に、部の予算で買ったものを貰って来たのだ(時効かと)。

○アシュラ
○アトール
○バンコ
私はプログレッシブロックが好きなのだが、エスカレートしてイタリアやフランスのプログレまで手を伸ばしていたころ買った。あまり面白くはない。

○ジェフ・ベック
昔、「MUSIC LIFE」誌などで、バンドのパート別人気投票があったものだが、我々の時代はまだ3大ギタリストがランクインしていたものである。単純に一番上手いのはジェフベックだと思う。

○ディヴィッド・ボウイ
「レッツダンス」以降は完全無視だが、それ以前は非常に面白い作品を出した先鋭的なミュージシャン。グラムロックという言葉もあったか。

○クリーム
三大ギタリストの一人、エリッククラプトンがやっていたバンド。最近もコマーシャルで「ホワイトルーム」とか流れていたような気がする。
→この辺の傾向は私と同年代の人が、ディレクターやプロデューサーになってきたせいかな。

○カシオペア
日本のバンド。ジャンル的にはクロスオーバーとかフュージョンになるのかな。この辺の用語も全て死語なのだろうな。

○ドアーズ
もう死んでしまった伝説的な人、ジム・モリソンがボーカルだった。非常にカッコいいいバンド。現在でも3本の指に入る好きなバンド。

○アース・ウィンド&ファイア
昔は好きではなかったが、最近はとても素敵なバンドのような気がする。

○エマーソン・レイク&パーマー
キース・エマーソンのキーボード、グレッグ・レイクのベース共に大好きだ。カール・パーマーは良くわからないが、死後、イニシャルがPというだけでコージー・パウエルを参加させたのはとても良くない。

続く。

※20060608 読みづらいのでカタカナにしてみた。

20060605最近読んだ本

2006年06月05日 12時46分16秒 | 読書
「火星縦断」ジェフリー・A・ランディス
火星の探検隊が帰還用宇宙船を失い、帰る手段を求めて火星を縦断。しかし、諦念の感がにじんでいたり、割と淡々としている。登場人物の過去を書いているのは、厚みを出しているの?

「ぶっかけめしの午後」椎名誠

「自遊人 下町を歩く食べる」
ああ、またこんな雑誌を買ってしまった。

「大阪豆ゴハン」サラ・イイネス
マンガである。大阪が舞台で、微妙な味わいとユーモアと色々・・・。結構、以前に出版されたのを古書店で入手。3巻・8巻がまだ未入手である。

「夢・出逢い・魔性」森博嗣
本筋よりもある登場人物の描き方が上手い。最後でビックリ。

「VOW18」
喫茶店で読んでいて、「ちょいワル坊や」で吹き出しそうになる。

以下、図書館の4冊。
「札幌町並み今・昔」朝倉賢
札幌市写真ライブラリーに展示している写真を、解説つきでゆっくり見ることが出来る感じ。

「いまむかし札幌を歩く 第一部 都心から郊外へ」
「いまむかし札幌を歩く 第二部 都市ネットワーク」
「いまむかし札幌を歩く 第三部 ふるさとさっぽろ」
ちょっと前の写真に懐かしさと驚き。私の記憶がはっきりしているものとしては、古書店が非常に懐かしいと思った。小谷博貞、砂田友治が文章を寄せていることにも驚き。

最近、北海道や札幌の昔に関する本に興味があるのだが、今、突然気が付いた。こういうのに興味が湧くのは年を取ったせい?

世の中の皆さんのブログを見ると、もっと本の内容紹介や感想を丁寧に書いている人が多い。私は時間がなくてそう言うふうには書けないのだ。

散歩

2006年06月04日 13時45分23秒 | Weblog
今日もまずまずの天気で、図書館へ。最近、北海道に関する本に興味があるのだ。7冊ほど借りて、本屋さんの地下にあるカフェへ。コーヒーを飲みながら古本を購入。上の本屋さんで買った「VOW18」を読みながらコーヒーを飲んでいたら、噴き出しそうになり帰宅。

なんこ!

2006年06月03日 19時13分34秒 | 食べ歩き
私は昨年の5月に「なんこ」を食べに歌志内市まで出かけた。
(その時の模様↓
http://blog.goo.ne.jp/hsssajp/e/9c1be31fe4087294d72eb7de85d96a8f)

札幌の居酒屋でもメニューに見かけたことはあるのだが、まだ注文したことはない。先日、札幌駅の北口に空知地方の物産プラザを見つけ、そこに「なんこ 2人前1000円」というのを見つけたので、早速購入。自宅で試してみることにした。

新聞紙に包まれ冷凍パックに入ったそれは、とても商品には見えず近所のおばちゃんから分けてもらったような姿である。



味噌味の「なんこ」を歌志内のK岳温泉スタイルで、豆腐+玉ネギ+長ネギを加えて鍋仕立てにしてみた。



鍋を開けると多少モツ臭さはあるのだが、唐辛子をかけて口に運ぶと臭みは感じない。結構歯ごたえがあり、ところどころ良い脂身がついた「なんこ」とコッテリ目の味噌味には焼酎が合うと思う。豆腐を入れたのも正解で、ちょうど良い箸休めと言えよう。

最後に少し残ったのを玉子でとじてみた(Tの湯スタイル)。半熟卵が「なんこ」に絡むのも悪くない。

ギャラリー巡り

2006年06月03日 14時50分56秒 | ART
本日は良い天気である。コースは近美→三岸→コンチネンタル→富士フォトサロン→道庁→大同→時計台→さいとう→セントラル。

北海道立近代美術館「水脈の肖像06-日本・韓国・ドイツの今日展」。



いろいろと狙いは分かるが、「これは凄い」「キレイだ」とはならないんだよな。最終室の鉄の部品でパイプウニや古代生物のようなものを作っているのが面白かった。

三岸好太郎美術館「海を渡った洋画家たち展」



近代美術館に加え、小樽美術館、函館美術館の収蔵品などで北海道の画家が海外に行ったり、影響を受けた様子を見せている。上野春香「北京万寿山の塔」はカラフルで存在感のある塔の画。小林剛「燈篭流し(メナム河上流)」は月の光が照らす建物が幻想的に浮かぶ。

道庁赤レンガ庁舎は観光客が多かった。久しぶりに来たのだが「樺太関係資料館」があるのを忘れていた。真岡で通信局の女性が終戦直後に集団自殺してしまった件のビデオ映像もあった。

鹿・しか・シカ

2006年06月03日 14時04分23秒 | 食べ歩き
本日の昼は札幌駅周辺のビル地下の飲食店街を探索。店名を忘れたが、看板に「ほろ酔いセット」の文字がある店へ。昼から「ほろ酔いセット」は恥ずかしいなあと思ったが(一応恥じる心はあるようだ)、注文。店内には「ビールセット」って書いてある。そっちの方が言い易いなあ・・・

酒類2品+おつまみ2品というセット。酒はビールと北の勝(根室の地酒)、つまみは鳥から揚げ、ホルモン煮込み。今日の天気にビールはピッタリだが、少々ジョッキが小さめ。酒の方は、単価300円ならば十分な盛りだ。

鳥から揚げは作りたてが到着。ホルモン煮込みはピリ辛味で、大ぶりなモツが結構入っている。





まずまずの一杯であったが、主食らしいものを食べたい。近くのそば「T」へ移動。以前から街歩きの最中に気になっていた品「蝦夷もみじセイロ」を注文。もみじ=鹿肉であり、セイロの他にも暖かいやつと丼モノがある。注文すると店員さんが「鹿肉ですが大丈夫ですか?」との質問。もちろん私は望んで注文しているのだが、注文して食べてからダメと言う人もいるのであろう。

メニューに写真があるので分かっているのだが、鴨セイロの鴨肉を鹿肉で置き換えたような品である。



冷たい蕎麦を熱いつゆにつけて一口。蕎麦は良い感じだ。鹿肉をつまむとちょっとワイルドな癖を感じるが、食べやすい肉である。但し、鴨セイロだと鴨の脂がそばつゆに大きな影響を与えるのだが、この鹿肉には脂分がほとんど無い。従ってつゆを濃厚に変える要素が無いので、ちょっとそこがつまらないような気がする。とはいえ、気になっていたメニューを食べて満足。

20060603最近読んだ本

2006年06月03日 08時55分14秒 | 読書
「山下清作品集」
図録と展覧会では違うものに目が行く。

「とんがらしの誘惑」「焚火オペラの夜だった」「ハリセンボンの逆襲」椎名誠

「不思議島」多島斗志之
割とページ数が少なめな中にトリックや人間描写があり、佳品。

「死の準備」AERA
人間誰しも必ず死ぬよなあと思う今日この頃、私の本はどうやって処分すれば良いのだろう。知人に譲ることにしているのだが、その人、年上だもんな。

「サハリン発掘の旅」日ソ極東・北海道博物館交流協会
内容は発掘事業以外にちらかり気味。

「素顔のサハリン千島」金丸知好
現代のサハリン・北方四島を旅し、街の雰囲気から市民が過去のことをどう思っているのかを分かりやすく書いている。

「居酒屋道楽」太田和彦
本全体としてのトーン統一がされていないが、また何度も読める本が出た。旅先に持っていくことにしよう。