散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

気になっていた店

2006年06月10日 21時56分30秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本当は今日は札幌を離れたかった(理由は言うまい)。江別のセラミックアートセンターでも久しぶりに行くかとも思ったが、仕事に行かねばならなかったのと、天候がいまいちだったので気持ちを切り替え、一度行ってみたかった居酒屋に行くことにした。

すすきのの北側の居酒屋「T」へ。昔から古びた店構えで、気づいてはいたのだが中の雰囲気が全くうかがい知れず、これまで入るのをためらっていたのだ。まだ日も明るいうちに店内へ、しまった、1番目の客になってしまった。

まずビールと刺身3点盛りを注文。刺身はサメガレイ、ホタテ、シメサバなのだが、まずこれが素晴らしかった。サメガレイははじけそうな位の身のはりと厚みで、これは新鮮だろうなあ。さらにエンガワの部分も入っていて、これが一段と歯ごたえがよく、それを噛んでいるうちに脂分が口の中をスーッと流れていく。

ホタテはざっくり縦4割り状態。「ホタテはこうやって食うのがうまいんだ」と寿司屋で教えてもらったこともあるのだが、包丁で薄くスライスするより何倍も存在感が感じられる。シメサバは元々好きなので、これまた嬉しい。

続いて、新十津川の酒、金滴を注文。私は酒蔵まで行ったことがあるので、好印象を持っているのだ。目の前で炭火が熾っているので、何か焼き物を頼まなければならないだろうとホッケの味噌漬け焼き。半身で良い状態に焼かれたホッケは、味噌の味付けもくどくなく、日本酒にピタリである。

最後に酒をもう一つと牛もつ煮込みを注文。煮込みは大根の味のしみ方がたまらなかったが、”もつ”は少々平凡。「北海道に旨いもつ煮込みなし」とはいつも思うことである。これはちょっと残念だったが、コの字カウンターと炭火があって、良い雰囲気の店なので、またぜひ来ようと思う。その時は刺身と焼き物だな。

まだ少々明るい中を琴似に移動、バー「D」へ。今月初めてなので、新入荷からいくつか選ぶ。

まずはグレンカダム15年。ハイランドらしくマイルドだが、味に物足りなさは無い。テキーラのカクテル(夏向きだ)をはさんで、グラッパ・ロマーノ・レヴィ。もの凄い職人のオッサンが作っており、かつてはラベルが全て手書き(年には勝てず、今回はプリントらしい)だったと言うほど凝ったグラッパである。味はやっぱり凄い。くどくはないのだが、後味がグワワーン(擬音でしか表現できん)と口中に広がるのだ。

良いものを飲んだので、最後はぐるっと方向転換。ハンプデン・1992・ヴィンテージポートカスクを注文した。最近、じっくり味わえるヴィンテージ・ラムが増えてきたような気がするが、これはまず南国の強力な香がする。しかし口に入れると香から想像される甘みは少なく、キリッとした潔い味だ。ヴィンテージ・ラムの世界も楽しいな。


カレー

2006年06月10日 14時22分34秒 | 食べ歩き
残り物のカレーを朝食べたのを忘れて、昼にも大通のインド料理「K」へ行ってしまった。マトンカレーを迷った末にライスで。何と迷ったかと言うと”ナン”と迷ったのである。たまに食べてみるべきだっただろうか。

チキン、シーフード、ベジタブルと他にある中で、マトンには迷いはない。お店の人が「マトンは普通でも少々辛口です」というのを信じて普通の辛さにしたところ、私にはちょっと物足りなかった・・・。それからライスが少し柔らかすぎた。基本的にかために炊いたご飯が好きなのだが、カレーの時はなおさらである。

スパイスの風味と香りは良い感じだったので、次回はナン+辛口で行ってみよう。

ギャラリー巡り

2006年06月10日 14時19分12秒 | ART
本日は小雨の中、朝から芸術の森美術館「福井爽人の世界」展へ。少々メルヘンがかった作品はどうも好みに合わないと思っていた。予想通り、前景に不自然に動物や花が描かれている作品は辛いものがある。しかし、そう言うものを廃して、ただ青い沼が描かれている「沼の風景」や、また雰囲気の違った「雪の沼」なんかはとても良い。私は色彩の中では緑を好むものであるが、この作者の画では青と緑が印象的である。

工芸館の「ビアマグランカイ」へ。なかなか面白いのだが、明らかに飲みにくそうなビアマグは認めるわけにはいかないなあ。

ところで、この展覧会は作品を手に持っても許されるのだが、どこから来たのかしれない人間が、ビアマグを手にとっては「ガタン」と音をさせて元のところに戻すのだ。これこそ「お里が知れる」と言いたいものだよ。台にマグを戻す時には、間に小指をいれて極力音のしないようにしてくれたまえ。

その後、時計台→STV北2条ビル→たぴお。仕事に出たため、回りきれなかった。

時計台ギャラリーでは橋本礼奈「小石川三丁目」道の分岐点を描いた作品はどこかで見たような気もするが。十河幸喜「浮遊柵誤」不思議な物体が飛翔。

STV北2条ビルの「Seeds」。タンポポの綿毛だろうか、ビルの内部に不思議な空間が。

音楽の話4(CD編)

2006年06月10日 07時22分52秒 | 音楽
社会人になってから一度は音楽の趣味を復活しようかと思ったのだが、残念ながら優先順位の関係で継続しきれなかった。しかし、短い期間ではあったが多少CDを買ったので、その辺の話を。

○アトール+ジョン・ウェットン+エイジア
良く分からないが知人にCD作成してもらったもの。いかん、著作権法違反か。

○アトール
ユーロロックというかフレンチプログレというか。

○ボストン
完成度の高さを追求するあまり、忘れた頃にしかアルバムを出さないボストン。買ったのは珍しいライブ版である。

○エマーソン・レイク&パーマー
ELPは出来不出来が大きく分かれるので、なかなか昔は買うことができなかった。大人になってから購入。

○ジプシー・キングス
「タモリ倶楽部」の空耳アワーで初めて知ったのだが、叙情的な良い曲が多いバンド。

○スティーヴ・ハウ
イエスのギタリストのソロアルバム。大体においてYES的だが、残念ながら線が弱い。

○ジャックス
昔、1曲だけ聴いたことがあって印象に残っていたが、「からっぽの世界」「マリアンヌ」とか日本にもロックがあった証明。話はずれるが、私が日本のロックバンドで好きなのは、プリズム(既出、ロックバンドか微妙だが)、ジョニー・ルイス&チャー(あの、チャーだ)、初期ゴダイゴ(ガンダーラより前だ)と言う所である。

○ジェファーソン・エアプレイン
本当に子供の頃はこういうバンドまで手が回らなかった。大人になってよかったことの一つである。

○ジェスロ・タル
長ーい曲が1曲しか入っていない。結構こういうアルバムはプログレ界には多い。

○キング・クリムゾン
長い間休止していた後に復活した後はあまり認めたくないのだが、それも含めて何枚か。

○キンクス
ヴァン・ヘイレンの曲だと思われていないか「ユー・リアリー・ガット・ミー」。昔のロックは曲が短いなあ。

○レッド・ツェッペリン
トリビュートアルバムがでたり、海賊版ライブがCD化されたり、何だかんだと購入。「天国への階段」もほとんど何も見ないで歌えるぞ。

○紫
沖縄の衝撃的なロックバンド。やっぱり違うぜ沖縄。

○王様
ディープ・パープルやツェッペリンの日本語カバーをやっていた人。私はこれのマネをして、カラオケで英語の歌詞を勝手に和訳しながら歌う遊びをやったこともある。

○ジミー・ペイジ&ロバート・プラント
昔の遺産を単に消費しているだけのような気もするのだが、やはりかつてのファンはうっかり買ってしまうのであった。ツェッペリンのボーカルとギターの二人がやっているのだ。ジョン・ボーナムの息子が入ってツェッペリンを再結成すると言う話はどうなったのだろう。その時こそ、東京ドーム行くぞ。

○トッド・ラングレン
ハードロックと言うよりはセンスあるポップな曲が多い。

○ユーライア・ヒープ
アルバム原題が「ルック・アット・ユアセルフ」、日本語名が「対自核」。己自身に向かい合えというタイトルで、さらにLPジャケットにはあまり写りの良くない鏡のようなものがついていたというアザトさがステキ(本気で)。

○ヴェルヴェット・アンダーグラウンド
今こそヴェルヴェットと言いたいくらいだ。

○ジョン・ウェットン
クリムゾンやらエイジアやらの曲は、皆オレ様のおかげとでも言いたいようなやりっぷり。自信満々だ。

○ザ・フー
ストーンズかフーかといわれると少々迷うような偉大なるバンド。改めて聴いてみたら、やっぱり良かった。

○イエス
イエスはライブでもクオリティの落ち方が少ない。好きな曲は「危機」「燃える朝焼け」あたり。本当に「ロンリー・ハート」以降は無視ということで。

エア・チェック(これまた死語だ。意味が分からない人がたくさんいるだろう)でためたカセットテープがいまだに200本ほどあって、捨てるに捨てきれないのだがどうしたものだろう。デジタル化するのも非常に面倒である。今回名前を挙げた以外にもたくさん好きなバンド、好きな曲はあるのだが、今回はここまで。