散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

なぜか大阪(13)バー2

2017年09月04日 21時01分44秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
今日の2軒目も、梅田から歩いていける所にあるバー「DS」だ。なかなか重厚な雰囲気の入口を入り、椅子無しのカウンターへ。先客はカウンターに3名、椅子に4名。この店で椅子に座るのはどうかなあ、なんて余計なことを思いながら、ハイボールを注文。



無条件に角ハイボールが出てくると思っていたのだが、一応銘柄を聞かれ、「角で」というと、氷無しのハイボールがやってきた。ダブル入りのため、炭酸とレモンピールの爽やかさはあるが、なかなかの破壊力だ。



一番、年長のマスターは淡々と注文の品を作っている。ハイボールを飲んで、カウンターにあった「100周年記念キャンペーン第7弾」というポップメニューをきっかけに、一言二言話をすると、実はなかなか素敵なマスターだった。そして、その記念キャンペーンメニュー、レミーマルタンVSOPをストレートでもらおう。



そんなに高級ブランデーという訳でもないが、これで今日も落ち着いた、大人の飲み方になった。



ところがホテルに帰る途中、何か食べたくなりクリーミー塩ミルクプリンを買ってしまった。これでいいのか? 15692歩。

 

なぜか大阪(12)迷宮駅前ビル

2017年09月04日 19時22分23秒 | 飲み歩き・道外(東京以外)
梅田に戻り、さあ一杯行こう。この辺、地下街がかなり充実しているのだが、さらに私が興味を持っている一角があった。それは大阪駅前第1~第4ビルで、すべてが地下でつながり、飲食店が多数入っているという迷宮ビルなのだ。東京でいうと、新橋駅前ビル1号館、2号館とニュー新橋ビルが相当するのかもしれないが、こちらはビル4つだ。

第1ビル→第2ビル→第3ビルまで迷走し、ちょっと気になる店があったので、第2ビルに戻り、いかにも大衆居酒屋的な「KY」に入ってみることにした。まだ、サラリーマン大集合の時間にはちょっと早く、無事に席に着くことができた。

本日のメニューがある店は良い店だなんて思いつつ、酎レモンでスタート。通し無しということで、これも実に嬉しい。



まずはレギュラーメニューのトップにある、串かつの豚ヘレを注文。「ヘレ(フィレ)」の表記が大阪らしい。



すぐに出てきた豚ヘレは衣の色が薄目。しかし、パリッと揚がっており、一つ目はウスターソースの酸味でさっぱり、二つ目は辛子ソース(ピーナツバターが入っているらしいが…)でマイルドかつピリッと。どっちも美味いので、好みが分かれるかもしれないな。



続いて造り盛合せ(3種)を注文すると、マグロ、はまち、すずきの3種盛りがやってきた。マグロはまあ普通の感じ。すずきはあっさりした魚だが、かなりの歯ごたえ。はまちも食べてみるとかなりの歯ごたえで、あまり普段なじみのない私はちょっとびっくり。そういえば、関西ではまちは好まれると聞いたことがあるような…



次はまたがらりと変わって、もやし炒めを注文。ついでに酎梅割りも追加。もやし炒めは炒め加減バツグンで、豚肉もたっぷり。歩きと暑さで疲れた体が求めている味だ。



ここにはきずし(しめ鯖。関西ではこう呼ぶ)が無いようなので、もう一つ気になっていた、いわし酢締めを注文。これは身の締め具合程よく、いわしの脂が表面に良く乗っており、両者の取り合わせが実にいい。つい、黄桜黒獅子燗を注文。それにたこぶつだな。







刺身2品を楽しんで、最後の締めは湯豆腐だ。予想通り、関西の湯豆腐とあって、出汁に豆腐が入ったスタイルで登場。ネギとおぼろ昆布を適当に合わせて食べる湯豆腐で、胃袋も落ち着き、ちょうど締めになっただろう。



この店、大衆酒場こうあるべしと言いたくなる、良い店だった。大阪市内にチェーン6店舗あるようだ。最近できた、いかにもレトロを装った居酒屋はどうも気に入らないが、こういうチェーン店ならありがたくなる。店の母さんに出勤簿(スタンプカード)をもらったが、また大阪に来ることがあれば、どこかの店舗に行ってしまうに違いない。




なぜか大阪(11)EXPO

2017年09月04日 16時36分27秒 | ART
さて、万博記念公園で最後に立ち寄ったのが、EXPO'70パビリオン。これは万博当時、鉄鋼館として公開されていた施設をリニューアルし、万博関連の資料を展示している施設なのだ。



もう、入口にたっているお姉さん達が凄い。



2階に行くと、万博の模様が模型で再現されている。



そしてスペースシアターでは、当時の最新技術によるシステムで音響とレーザー光線によるショーが行われている。うん、未来だ(いつから見て、いつ頃の未来なんだろう)。



これは太陽の塔の中の「生命の樹」をイメージした展示だろう。



これ以外にも多数の展示物があり、かなり見ごたえはあった。

ここで疲れ切り、万博公園の東口からモノレールの公園東口駅へ。万博公園駅で乗り換え間違いをして、バタバタしながら梅田に戻る。



途中立ち寄った薬局で、C1000ビタミンレモンならぬ、ビタミンオレンジを発見。これは初めて見た。


なぜか大阪(10)ドイツ

2017年09月04日 14時00分49秒 | 食べ歩き
さすがに本当に昼食を取らないと、具合が悪くなってしまう。ということで、会場内にあるレストラン「MP」へ。民族学博物館内にあるだけにタイ、ベトナム、インドネシアの料理がでるのだが、もう一息、ボリビアとかデンマークとかジブチの料理を出すとか攻めてほしいよね。

今日の私はシーボルトの展示つながりで、ドイツ・サマーフェアの一品、ドイツプレートを注文。その前に、ドイツビールのパウラナーで一杯。



ドイツプレートはソーセージ(オーバークライナー、ミュンヘナーヴァイストヴルスト)、ブレッツェル、ザワークラウト、ポテトの盛り合わせ。ザワークラウトと粒マスタードの酸味をまとわせたソーセージはなかなか。



猛烈に腹が減っていたので、タイ料理から揚げ春巻。熱々の春巻とスイートチリソースの相性がとてもいい。ドイツビールだが、ビールにもピッタリだ。



ふー、やっと落ち着いた。

ちなみに、別の国の料理が出ることもあるようだ。そりゃ、そんなに大量に客が来るわけでもないので、毎日各国料理を準備するという訳にもいかないのであろう。

なぜか大阪(9)みんぱく

2017年09月04日 13時30分16秒 | ART
そろそろ昼食かなあ、なんて思いながら、つい国立民族学博物館の常設展示を見始めてしまった。途中でエラいことになったと気がつく。展示室が広すぎるのだ。



ロビーの天井に謎の模様。



「棺桶(エビ)」:ガーナ共和国アクラ地域の棺桶。確かテレビでも見たことがあるのだが、埋葬される人の生前の職業や特技にちなんで棺桶のデザインを決めるらしい。この棺桶を使った方は、海老とり名人だったのか、それとも単なるエビ好きだったのか? できれば私が死んだときは、書棚の形にしてください。



「アステカの暦石(複製)」:メキシコのテノチティトラン地域、アステカ文明のもの。中央にいるのは大地の怪物トラルテクトリで、その周りに、暦が刻まれているらしい。



「神殿型石彫」「シウコアトル巨像」「コヨルシャウキの巨像」「コアトリクェの巨像」:これもアステカ文明のもの。いずれも複製品。



一転してポップな作品。もとは宗教的な意味があったが、こういうのはコレクター向けに作られているらしい。



アブラチ・グローヴァー「首長たちの行列」:ガーナの画家が1996年に制作した作品。バリバリの現代絵画だ。



巨大な楽器、音楽展示コーナーもあり、近代ロックの展示もある。デレク&ザ・ドミノス、ピンクフロイド、レッドツェッペリン、ディープパープルと有名どころが並ぶ。



なんだかすごい彫刻(詳細不明)。



貝澤徹「アイデンティティ3」:日本の展示もある。



藤戸竹喜「藤戸タケ像」。



床ヌブリ「ユーカラクル/語り部」。



祭りと芸能展示から、「やごろどん人形」。



愛媛県南予地方の「牛鬼」。日本は広い。



熊本県八朔祭の「仁王像」。野山の採取物(杉の葉、ススキなど)で作られる、地元密着型人形。



とにかく広すぎる国立民族学博物館、通称「みんぱく」。体力と気力が持つならば、軽く1日滞在することが可能。

なぜか大阪(8)シーボルト

2017年09月04日 11時45分25秒 | ART
「EXPO’70パビリオン」の看板を見ながら、国立民族学博物館の方向へ。



■国立民族学博物館「開館40周年記念特別展 よみがえれ! シーボルトの日本博物館」。
「シーボルト肖像」:実に温和かつ、厳しい所もありそうな立派な人物画。勲章もたくさんつけているし、理想化されているのかな?
「シーボルト「日本」扉絵の原画」:宙を飛ぶ猪に、明王、武士など日本的なものをやたらに描きこんでいるが、妙な怪物も描かれており、何となくヒエロニムス・ボスと同じ匂いを感じる。
「蝦夷図写(樺太部分)」:実に精密な地図で、ちゃんと択捉半島ではなく、択捉島になっている。

「花鳥螺鈿嗅ぎ煙草入れ」:まるでファンシーケースと呼んでいい程の可愛らしいデザイン。
「魚形蓋物(鰹)」:胴の部分が外れる、鰹の形をした漆の器。
「蝦夷松前一円図全」:1859年の蝦夷から千島、樺太、アムール川流域まで描かれた地図。

展示の中で、シーボルトがヨーロッパで行った日本展示が再現されており、阿弥陀如来立像(室町末期~江戸初期)、勢至菩薩立像(江戸後期)、観音菩薩立像(江戸初期)の三体仏が展示されていた。江戸後期といえば、シーボルトが実際に日本にいた時代のものであっただろうから、ものすごく高価なものを集めたという訳でもないのだろう。当時の色彩を表現するためのプロジェクションマッピングをやっていたが、これは、はこだて未来大の協力によるものらしい。



なかなか面白い展示だったが、昼になり腹が減ってきた。

なぜか大阪(7)万博公園

2017年09月04日 10時33分38秒 | ART
通勤時間帯を避けて、9時過ぎにホテルを出る。梅田から千里中央駅に向かい、そこからモノレールで万博記念公園へ。





大阪で万国博覧会が開催されたのは1970年のこと。私は当時千歳在住だったが、親が興味を持たなかったせいかどうか分からぬが、全く記憶がない。当時、宇宙好きな子供だったはずなのだが、「月の石を見たい」などと思った記憶もかけらもない。今回の訪問もどちらかというと、太陽の塔をこの目で見たいせいだったりするのだ。

おお、早速見えてきた。いいねえ、この異物感。



会場内に入る。



まずは太陽の塔を真正面から撮影。ここは他の観光客もとりあえずカメラを構える場所である。



公園内を進み、太陽の塔バックショット。これも何かで見たことがあるような気がするが、ちょっと「悪の太陽の塔」の雰囲気もあって、なかなか良いものである。



この「お祭り広場」には鉄製の枠のようなものが残されている。これは万博開催時、太陽の塔を取り囲むようにあった大屋根(設計:丹下健三)の一部を残しているものらしい。



最後にこれはあまり見たことが無いような気がする、太陽の塔のサイドショット。



全体として生き物感(エレキング感?)がある太陽の塔。この目で見ることができて良かった。

なぜか大阪(6)朝食1

2017年09月04日 08時24分31秒 | 食べ歩き
昨日のダメージはほぼなく、5時頃から断続的に目が覚める。テレビのニュースを見てぼんやりし、7時半頃に朝食。朝食会場に行くと、外資系のホテルだけあって、海外の人が多い。北海道だとアジア系外国人が多いのだと思うが、ここは欧米系、イスラム系と思わしき人たち(見た目の雰囲気で判断しているので、あっているかどうかは不明)もいる。日本人が少数派という感じだ。

さて、ビュッフェの第一シリーズはご飯、味噌汁、煮サバ、焼きそば、タコ焼き(関西だ)、出汁巻き、焼売、かまぼこ、ピリ辛きゅうりとパインジュース。ジュースは甘くて、朝一番には失敗だった(酸味のある方がいい)。



第二シリーズは鶏の中華かゆ、温泉卵、サラダ、ザーサイ。



ビュッフェも私が普段泊まるようなホテルとは違い、丸ごとのリンゴが置いてあったり、ポリッジ(オーツ麦のかゆ)があったり、興味深い。また、各自の食べ方を見ても、ベジタリアン、フルーツのみの人など、実に多種多様だ。

さて、がっちり朝食を食べたところで、少し遠出するか。