散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20170923最近読んだ本

2017年09月23日 23時22分21秒 | 読書
■「怪盗グリフィン対ラトウィッジ機関」法月綸太郎

■「サイタ×サイタ」森博嗣

■「一つ屋根の下の探偵たち」森川智喜
このトリックは珍しい傾向のものだね。

■「シュークリーム・パニック」倉知淳
コン・ゲーム、○○トリック、リドルストーリー、青春モノと幅広く楽しめる本格ミステリ短編集。

■「伽藍堂の殺人」周木律
このシリーズ、先はどうなるのと気になる中間地点。

■「影のクロス」姉小路祐

■「たまこ定食5」野崎ふみこ
人情話が多くなってきたので、もういいかな。

■「セーラー服とシャーロッキエンヌ」古野まほろ

20170923ギャラリー巡り

2017年09月23日 17時05分12秒 | ART
本日は円山動物園→レタラ→富士フイルム→SYMBIOSYS→ivory→アートスペース201→スカイホール→三越→大通→道新→チカホ→紀伊国屋→大丸→近美の14カ所。

■チ・カ・ホ「PARC7 とおくのことを考える」。PARCとはPublic Art Research Centerの略称で、パブリックアートとパブリックスペースを考察する団体らしい。9/24には「「わからない…!」そこからはじめるアート鑑賞」というプログラムもあるようだが、今展示されているものがかなり分からないものなあ…。

照屋勇賢「Notice-Forest」:これはまあ、分かりやすいよね。



小林耕平「P/O/S/T」:ビデオを見ていて、正直何だろうと思った。まあ、2分くらいしか耐えられなかったのが悪いのかもしれない(作品全体で17分強)。



PARC図書館。童話と画集かな。



 

■北海道立近代美術館「ゴッホ展」。最初の方の混雑っぷりは、今年私が見た展覧会最高かな(東京、大阪含めて)。何年か前に札幌ではゴッホ展が開催されているので、「またかよ」とか「ゴッホ展って、猫も杓子も来ちゃうんだよな」と思っていたが、なかなか収穫のある展覧会だった。

ゴッホ「花魁(溪斎英泉による)」:単純に「面白い」って感じる画だ。
ゴッホ「三冊の小説」:楕円の板に本が3冊描かれている。ペーパーバックのフニャっとした感じがでている。
ゴッホ「カフェ・ル・タンブランのアゴスティーナ・セガトーリ」:しっとりした雰囲気の人物画である。

ゴッホ「雪景色」:雪が白というよりはピンクに見え、春へ向かう感じがする。地平線の辺りの円形がどことなく浮世絵っぽい。
歌川広重「東海道五拾三次/蒲原」:見てるはずだが、久々に見る蒲原。やっぱりいいね。
ゴッホ「花咲くアーモンドの木」:小さな木を一本描く。いわゆるゴッホイメージとは、違う印象を受ける。

ゴッホ「水夫と恋人」:緑の水面に赤と青の服、黄色の帽子とオレンジの髪。大胆な色彩が見どころだ。
ゴッホ「寝室」:コンパクトながらに、明るい色なので「楽しい我が家」という印象。



ゴッホ「アルルの女(ジヌー夫人)」:比較的薄塗りの作品。ジヌー夫人のいい人感がでている。
ゴッホ「男の肖像」:こちらはあまり見たことのない印象の人物画。背景色の黄緑がインパクト強く、男は頑固そうだ。
ゴッホ「夾竹桃と本のある静物」:何かの生き物のようにくねる夾竹桃の葉。横に本があるが、「三冊の小説」に似た描き方だ。



ゴッホ「渓谷(レ・ペイルレ)」:執拗な印象を受ける風景画。夏目漱石が精神的に参っていたときの画を思い出した。
ゴッホ「河岸の木々」:割と軽めの印象を受け、西村計雄を思い出す。
ゴッホ「ヤママユガ」:シュール自然画の系統か。蛾の背中に人の顔があるようにも見えるが、どうだろう。

ゴッホ「ポプラ林の中の二人」:人の顔がはっきりと描かれず、林の木々の間にそっと立つ様は、ムンク的な印象だ。
里見勝三「オーヴェルの正面」:これ、ヴラマンクの画風そのもので、これはこれで怒られるのではあるまいか。
佐伯祐三「オーヴェールの教会」:ゴッホとは違うが、教会の質感には素晴らしいものがある。

最初の方は混雑していたと書いたが、もしかすると、以下のような手段を使うと少しはスムーズに見られるかもしれない。
・16時ごろ展示室に入室し、第2室以降から見る。さすがに第1室よりは空いており、一番前の列でそれなりに見ることが可能
・16時40分くらいまでに最後まで一通り見て、第1室に戻る。さっきあれだけいた人が激減しており、円滑に見ることができる
・私は浮世絵は結構見たことがあるので、ものによっては割り切って見なかった
・手紙などの資料があるが、どうせ大して分からないものだ。これを捨てる手はあると思う

これから会期末に向けて、もっと混雑してくるんだろうな。平日夕方か天気の悪い日があれば、そういう時も狙い目かも。

札幌市円山動物園「札幌国際芸術祭2017 LOST#16」

2017年09月23日 13時00分28秒 | 飲み歩き・琴似界隈
■札幌市円山動物園「札幌国際芸術祭2017 クワクボリョウタ LOST#16」。円山動物園にはどうやって行くのが一般的なのだろう。車は待ち行列になっているケースもあるし、大人一人で行くとしたらやはり、地下鉄の円山公園駅から徒歩が一番だろうか。

ということで、円山公園駅から円山公園入口に到着。ここには公園内の展示案内はあるが、動物園の方は無い。



さらに、札幌国際芸術祭の問題というよりは、円山動物園の問題のように思うが、ここから動物園までの案内がかなり貧弱である。それとも、私が道に迷うのが常識外れなのだろうか? 途中で木道を発見するが、こんなか弱い道案内があるだけなのだ。



そしてやっと動物園正門に到着。しかし、この正門には札幌国際芸術祭の案内は皆無なのである。せめて、中で展示をやっているというポスター1枚と、SIAFパスポートを持っている場合は、200円で入場可能ということを表示すべきではあるまいか。



正門から中に入ると、やっとここで展示案内がある。



中に入り、しばらく進むとサル山の近くにサルモチーフの水飲み場があった。



しかし、展示会場も分かりにくいな。正門から入って西門の近くということなので、動物園の外周に沿って行こうと思ったのだが、道が無くて無理なのである。これもせめて、入口にあった地図に動線を示しておくべきじゃあないのかな。

と、時間がかかったものの何とか会場に到着。事前情報で「完全な状態の展示ではない」とあったが、どうだろうか。入場しようとすると説明があり、小さな電車(これが光を放って影絵を作る)が本来は3台なのだが、今は2台しか動いていないとのこと。いつ直るかも分からないようなので、まずは入ってみる。

明るい外から来ると中は相当暗く、先客3人がいるのでなかなか動けない。しばらくたつとやっと落ち着いて見る態勢に入れた。方式としては、CAI02の展示と同じだが、円山動物園でやっているだけあり、動物モチーフも用いられている。



展示は100%の状態ではないのだろうが、それなりに変化のある展示が楽しめる。2台の電車の動きをすべて見届け、外に出ようとすると「現在トラブルのためご覧いただくことができません」との掲示がされていた。どうやら私が見終わるまで修理待ちになっていたようだ。まあ、「修理するので出てください」と言われなくて良かったかな。



正直なところ、芸術祭の展示を見れば目的は達成なのだが、つい動物たちを見だしてしまった。ヒグマはちょうど餌やりタイムになりいい写真が取れなかったのだが、そうでなくても動きが早くて撮影は難しい。あの体格で「ひょいひょい」歩く姿は、ちょっと気味が悪いと言ってもいいくらいだ。



気が緩んでいる人1号。



気が緩んでいる人2号。



この先動物園では、2017年内にホッキョクグマ・アザラシ館、2018年にゾウ舎ができるそうなので、年に1回は訪問しても良いのではなかろうか。

円山動物園の正門をでると、山内壮夫「よいこつよいこ」を発見した。



歩いて、ギャラリーレタラに向かう。

動物園の大衆食堂

2017年09月23日 12時33分19秒 | 食べ歩き
今日は札幌国際芸術祭見学のため、円山動物園に入場。見終わってから食事にしようと思っていたが、動物も見てしまい思わぬほど時間がかかった。どうも素敵なケースもあるようだし、動物園内の食堂「M」で昼食とするか。



といいつつ、微妙にためらいを感じるくらいの値段の高さでもある。一瞬、フライドチキンのようなつまみメニューにしようかと思ったが、考え直して、つまみにもできる主食という観点でやきそば方面へ。さらにソースやきそば+50円である、ジンギスカンやきそばに決定だ。缶ビールを持ってきて、飲みながらしばし待つ。



店内の様子は次のような感じだ。左側の暖簾には「大衆食堂」と黒々と書かれている。



さて、ビールを半分くらい飲んだところで、ジンギスカンやきそばがやってきた。ほう、こういう佇まいなのか。



早速食べてみると、昔のジンギスカンの味がする。そう、こういうのは生ラムとか使っちゃダメなんだ。独特の香りがするマトン(多分)じゃないとね。やきそば部分は普通な感じだが、そこにジンギスカンのタレである。塩分そのものは出てきた状態で足りているのだが、ここはせっかく添えられてきた、ジンギスカンのタレをかけない訳にはいかない。これで、ジンギスカンをやった後のやきそば感が出てくるのだ。

最初に出てきた瞬間は見た目で「少なっ!」と思ったが、意外と量もあるように思う。さらにスープがついてきたので、缶ビールの水分と相まって、食べ終わった時には結構な満腹感を感じた。



他の客は老夫婦、家族連れ。ファミレスばかりではなく、たまにこういう食堂に来ると良いと思う。