散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

マイベスト肝煮

2017年09月26日 20時00分16秒 | 飲み歩き・琴似界隈
本日は早く仕事を切り上げて、朝から行こうと思っていた琴似の居酒屋「D」へ。しかし18時にしてこの夜空、日が沈むのが早くなってきた。



店に入ると先客2名で、席には余裕がある。

今日は1杯目をビールではなく、いきなり冷酒の一白水成でスタート。通しはじゃが芋、さつま揚げ、大根などを煮てそぼろあえにしたもの。腹が減っているせいもあるが、無性に美味い。



そう言っている間に、今日の刺身が到着。今日はタコ(生を店でゆでたとのこと)、ニシン、青ソイ、鯨(9トンクラスだとか)、イシガレイ、しめ鯖の6種類。イシガレイは大きくなると取り扱いが難しいらしく、北海道ではあまり出回らないらしいが、脂のある良い白身である。青ソイもまた違う味わいの白身で、これまた旨い。



ここでマスターから「SHさん、肝好きでしたよね」と青ソイの肝(+あら煮)が出てきた。どれどれと早速食べてみると、これが困った。かつて私の食べた美味い肝煮では、平目、カジカなどが上位に来るのだが、これはそれと優劣がつけられない。あまりの美味さに、次の酒AKABUを注文する。





うーん、肝を食べてしばし、陶然としてしまい次をどうしていいか分からない。リセットの味ということで、食べるラー油かけ冷奴、酒はニッカの麦焼酎を注文する。麦焼酎はウイスキー樽貯蔵とあって、ウイスキーほどではないが、樽の香りがしっかりしており、食べるラー油に負けない旨みだ。





他に気になるつまみとしてサンマフライなどもあったが、かなり飽和してきて、フィニッシュにウイスキーとスモークチキンを注文。ウイスキーはオールドパーのオールドボトル、なおかつ熟成18年物が登場。飲んでみると、「オールドパーがこんな味するわけない」というくらいの、上質にして濃厚な味。スモークチキンはあっさり味だが、香りがあり、また付け合わせの24か月熟成パルミジャーノがたまらないコクを出してくる。





今日もまた、言うことがない。あれやこれやと十二分に堪能した。1軒でもう次に行けないくらい満足できるという店も、なかなかないのでは。