散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20110227最近読んだ本

2011年02月27日 21時36分30秒 | 読書
■「HO 4月号」
昭和レトロな店の特集。しかし、4月号ってのは、感覚的に早すぎるな。

■「フィッシュストーリー」伊坂幸太郎
ちょっと不思議なストーリーの短編集。飄々とした登場人物が多いのは好感が持てる。

■「柳生十兵衛秘剣考」高井忍
十兵衛は私も好きなキャラクターなのだが、人物描写には成功していると思う。剣術面でもなかなか工夫がされている。もちろんミステリーでもあるし、楽しめる作品だ。

■「日本国大崩壊」明石散人
この本においての日本政治家評は全くと言っていいほど当たってないのでは(再読)。

■「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎
日本の首相が街中で爆弾によって暗殺された。すぐに犯人と思われる男の名前があがるが、本人には全く身に覚えがない。警察は銃を使い、逮捕というよりは、問答無用で口封じを狙っているかのようなのだ。よくある国家謀略ものかと思ったが、そこはかとないユーモア、また濡れ衣を着せられた主人公を助ける人たちとのかすかな交流。ある意味、青春小説の傑作と呼んでもいいかもしれない。面白かった。

以下、図書館の3冊。
■「普通の家族がいちばん怖い」岩村暢子
日本の家庭におけるクリスマス及び正月料理のアンケート&ヒアリング調査をまとめたもの。私も伝統行事をする方ではないが、あまりの無知さ加減に驚いたりのだが、対象者は同年代の主婦が多い。もう、既にこうなってしまったのだろう。

■「「飽きない」散歩術」出井邦子、「サライ」編集部
目的があっても散歩と言う人から、全く無目的の散歩と言う人まで、色々。

■「フォールアウト」フアン・ゴンザレス
世界貿易センタービル崩壊に伴う、粉塵・化学物質汚染の話。非常に恐ろしいのは、汚染そのものはもちろんだが、それについての情報が全く流れなかったことだ。先ほどのニュースでニュージーランド地震の現場にいる、テレビ朝日のアナウンサー氏がすごい声をしていたが、大丈夫だろうか。

20110227ギャラリー巡り

2011年02月27日 14時30分11秒 | ART
本日は彫刻美術館と宮の森美術館へ。



■彫刻美術館「裸婦像の魅力展」。1950年代から70年代にかけての裸婦像が展示されている。大体見たことがあるものが多いはずだが、久しぶりに時代を意識しながら見てみた。

1950年代の裸婦像は体に厚みがあってどっしりとした質感である。その反面、表情はほとんどなく、時には顔の部品をきちんと整えようともしていない。1970年代になると、体の動きで内面を表現しようとしているようだ。60年代は作品数が少ないせいもあって、あまり特徴的な傾向は見受けられなかった。

■「本郷新展-釣人抜海展-」。
「テンス鯛」:オレンジ、青、黄、緑、黒とカラフルな鯛である。
「鮭」:オレンジ、緑、藍、黄、赤という色彩。生の鮭の鱗の表現ということであろうか。
「いわし」:青、黄が混在し、これは脂ののった魚の表面の光に違いないだろう。
「燻製鰊」:これはぐっと渋い、いぶし色になっている。味に想像がつくなあ。





■宮の森美術館「森山大道写真展 ブエノスアイレス/サンパウロ」。北海道の写真は人がいないイメージだったのだが、今回の写真は人がとても多く写っているような気がする。海外の写真は実感が湧かないな(作品としてダメということではない)。




飲食不毛地帯

2011年02月27日 12時30分43秒 | 食べ歩き
大体、彫刻美術館と宮の森美術館には日曜日に行くのだが、その途中には意外と食べ物屋さんは少ない。そんな中、ちょっと前から気になっていた蕎麦屋「D」に初めて行ってみた。ちょうど12時くらい、既に店内は6割程度の客入りである。

注文はもり蕎麦、それを大盛りにしてもらった。ちょっと店構えの気配から、量が少なめなのではないかという予想をしたためである。

すぐにもり蕎麦は到着。ここはざるやセイロではなく、普通の器に入ってくる。でも大丈夫、水切れが悪いということはない。



早速食べてみると、なかなかしっかりした歯触りで蕎麦は良い。ツユはかなりしっかりした濃い目で、割と東京風と言えるだろう。蕎麦を全部漬けこまないで、下の方をつけるとちょうど良いぐあいだ。

ボリュームもしっかりあるため、満足。蕎麦湯を飲むと満腹になった。麺がかっちりしているので、これは暖かいつけ汁(鴨やキノコの汁がある)につけてみるのも良さそうな気がする。また、美術館に行くときに来よう。