お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

2023年4月の言葉 その2

2023年04月10日 | 仏教


 「しあわせは与えられるものでなく、感受するもの」と、いう言葉も聞いたことがあります。
 どんなに便利で豊かな世の中であっても、それはそれで新たな問題や悩みが出てくるもの。
 そして、どんなにお金があって、どんなに科学や医療の恩恵を受けても、誰もが避けられないのが老病死。
 いつの世も、どんな世も、お釈迦さまの仰せのとおり
「人生は苦なり」
(人生が自分の思い通りにならないのが真理)
 覚りに至れば、苦悩も無くなりますが、そうはゆかない。  感情や心身の痛みを持つ生身の私ゆえ、覚りには、ほど遠〜く、どうしようもない煩悩、苦悩を臨終まで抱えたままです。
 そんな私のために
南無阿弥陀仏のはたらき(御教え)があります。
 大いなる南無阿弥陀仏の慈悲の中に包まれている私です。
 こんなどうしようもない不出来な私すら、覚りの仏にしたいと願い、はたらき続けてくださっている仏さまです。
 これから、いよいよ、老病死の苦が加速しますが、
大きな大きな仕合せ(お蔭様)のド真ん中にいることを感受し、
苦悩しつつも、報恩感謝の(私なりにできることをつとめて)日暮らしをさせていただきたいと思います。
 


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