先日、ビハーラ全国集会(リモート)で、講師が紹介された大江健三郎さんの言葉。(『M/Tと森のフシギの物語』)が心に残りました。
「ある人間の生涯を考えるとして、その誕生の時からはじめるのじゃなく、そこよりはるか前までさかのぼり、また彼が死んた日でしめくくるのでなしに、さらに先へ延ばす仕方で、見取り図を書くことは必要です」
「あるひとりの人間がこの世に生まれ出ることは、単にかれひとりの生と死ということにとどまらないはずです。かれがふくみこまれている人びとの輪の、大きな翳のなかに生まれてきて、そして死んたあともなんらかの、続いてゆくものがあるはずだからです」
はい、大江健三郎さんの心に響く言葉です。ありがとうございます。