お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

軟弱

2016年06月19日 | 雑感
 先日、仏教壮年会の元会員さんで、以前、総代も務めていただいたM・C氏がご往生されました。

 その三日参り(ご葬儀、火葬後のお寺参り)の折、ご親戚の中に90才の男性がおられました。
 奥様からご主人の年齢を聞いて驚いたくらい、とてもそんなご高齢には見えません。
 姿勢もよく、足取りも軽く・・・
奥様が仰るには、ご主人はパソコンもなさるそうです。

太平洋戦争では激戦地にて、大腿部に被弾され、ケロイドになっておられるそうです。

 そこまで奥様からお話を伺って、お尋ねしました。

 「戦争を体験され、今もビシッと生活しておられる先輩からご覧になったら、今の若い者は、軟弱で幼稚で、嘆かわしく思っていらっしゃるのではありませんか

 奥様は、ご主人のほうを振り向きながら
「はい、本当に・・・」と、深くうなずかれました。

 あまりに恵まれた生活をしつつ、それが当たり前と鈍感、
堪え忍ぶことに弱く、ジコチュウで子どもっぽい・・・
もう、いい年した大人でありながら、身心軟弱・・・

大先輩のお姿を拝し、私自身を大いに反省させられたことでした。

 
 
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