お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

年寄りの愚痴

2011年02月02日 | 雑感
 84才の年齢の割に、足腰強く元気だった実家の母が、腰痛をきっかけに、急に老けこみました。
 昨日もちょっと顔を見に行ったのですが
亡くなった父の写真に向かって
「早く迎えに来て下さい・・・」
などと言います。

 痛みに耐えなくてはいけないこと
 それは、生身をもつゆえの苦しみですが・・・
 
 痛みそのものの苦しみというよりも
痛みで、身体が思うように動かず、
自分のために周囲の手を煩わせるのが申し訳ない と思うようで

だから「長生きしすぎた」「早く死にたい」
と愚痴が出ます。

 ピンピンコロリ が理想ですが

 そうはいかないのが現実で・・・

 大多数の人間は、老・病 の苦しみを耐えなければ、死んでゆけない。
 
 いくら、人の手を借りるのを申し訳ない  と思っても
人の手を借りなければならない。

 「自分の身体が、ままならなくなった時は、変な遠慮をせずに、素直に人に甘えたらいい。お互い様なんだから。」
 「いのちある限りは、暗い顔しないで、気持ちを楽に生きてゆかねば・・・」と励まして帰ったのですが・・・

 生きていれば誰もが行く道

 何かあると、すぐ死にたくなっちゃう(そういう気分になる)幼稚で堪え性・忍耐力のない私は、この先どうなるだろう

 
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (kao(総本舗))
2011-02-04 00:00:05
わが母は、90歳…会った時の口癖は、
「早くお迎えが来て欲しい!」
それと、~が痛い!~が辛い!です。

自分の思うように身体が動かないのが、
辛いようで、もうただただ黙って、聞いてます。
自分がどんな老い方をするのか…不安になります。
往く時は、スカッと往きたいのですが…



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Unknown (法専寺)
2011-02-04 14:25:57
kao(総本舗)さん

同じですね。
我が子なればこその本音(愚痴)と思います。どうしようもないことですが、老・病は、つらいことです。
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Unknown (案山子)
2011-02-04 16:43:20
死と直面しながら幾月かを過ごし、最大規模の手術によって生命を得る ということが近年ありました。
大きな力によって生かされ私が此処に在ること、そして人は必ず死ぬこと、を知らされました。

黄昏の残された日々「今・此処」を大切に生きる・・・と心に決めたのですが、“大切に生き切る”ことに手探りと逃避ばかりしてます。
帰らない貴重な今日もまた 無為に終りそうです。
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Unknown (法専寺)
2011-02-06 13:58:34
案山子さん

たまたま健康に恵まれ、「きょうと同じように明日がある」と過ごしている者よりも、
死と直面する壮絶な体験をされた案山子さんは、尊い1日1日を「大切に生き切って」おられるとご推察申し上げます。
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