お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

良寛さんの言葉

2020年03月01日 | 仏教
立て続けの自然大災害に続き、今回の新型コロナウィルス騒動。
こんな時,心に浮かぶのは
良寛さん(江戸時代の禅僧)の言葉

「災難にあう時節には災難にあうがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。
これはこれ災難をのがるる妙法にて候」

この言葉は1828年良寛さん71才の時、お住まいの新潟三条で大地震があり、たくさんの方々が犠牲になられた時のお見舞い状とのこと。

一見、冷たく、薄情に聞こえますが、そうではなく、
我が身に起こったことを「災難」でなく、あるがまま受け入れる(「第一の矢」を受けても、自ら増幅させた「第二、第三の矢」を心に受けない)のが、「災難をのがるる妙法」なのでありましょう。

てもね。なかなか、そう達感できないのが「私」
悲しみ、不安で、心落ち着かずジタバタするのが「私」
そんな「私」に寄り添っておられるのが阿弥陀さま。
我が身に何が起こっても(私が「佐賀県感染者1号」になっても)、どういう経過をたどっても・・・自分でどうしようもないことは「おまかせ~」

今回は、予防できることは気をつけて、しかし、過度に不安(第二、第三の矢)を自分で受けることなく、冷静に生活できるよう、心がけたいと思っております。




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