老眼の方も楽に、親しみやすく読みやすい 「大きな字の歎異抄」(本願寺出版社)です。
解説は、梯實圓和上です。
巻末に「『歎異抄』のこころ」と題して、和上さんが解説されています。
その冒頭に次のように書かれています。
『歎異抄』は、90年にもわたる波乱の生涯を、ただひとすじに生死を貫く真実を問いつづけた希代の宗教者、親鸞聖人の心の軌跡をあざやかに記しとどめた聖典です。
以前、漫画「歎異抄」をオススメしましたが、この本もぜひ、どうぞ
ちなみに「歎異抄」は、親鸞聖人が直接書かれたものではありません。
聖人ご往生の後、聖人の教えとは異なった(間違った)受け取り方が多くなっていることを歎いて、親鸞聖人から直接教えを受けられたお弟子さんが書かれたものです。
著者の名前がないので、不明ですが、常陸の河和田(現 茨城県水戸市)におられた唯円房が書かれたのではないかと言われています。