きょうは、昨日から始まった組内、J寺さんの巡番報恩講参詣のご縁に遇いました。写真は見事なお荘厳。
ご講師は、90才を超えられた佐賀教区の宝物(国宝だと思います)の布教使・G師。
全く年齢を感じさせない、パワーあふれる、お取り次ぎ(阿弥陀如来の御教えを伝えてくださること)です。
きょうは、南無阿弥陀仏 を、実にていねいに、わかりやすく(仏教に疎い者でも実感できやすい例えで)説いてくださり、
本当に、有り難い尊いご縁をいただきました。
私の悪い記憶力の中で、印象的だった言葉をご紹介させていただきます。
暗闇を暗闇と自覚させる智慧の光
煩悩まみれの我々が清浄であろうとしても、所詮、汚れた煩悩の中の清浄でしかないが、仏さまの清浄は、比べようのない(相対のない)美しさ。
遠くから離れて見る視点。
戦地で命をかけた体験をされたG師だからこそ、おっしゃったことですが、
戦後70年、今の感覚でいえば、
「70年前、何とバカな戦争をしたものだ」
と思うが、当時、誰も反対できないし、しなかった。
今、私たちは、豊かで便利で快適な生活を追い求めたつもりで・・・
原発も、地球温暖化も、憲法を変えてまでの自衛隊派遣も・・・
さて、次の70年後、どうなっているのか
70年後の子孫に
「70年前、一体、何をやっていたんだ」「何てバカのことを」
と言われはしないか・・・
と仰る、ご講師の言葉に、深く反省させられたことでした。