お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

自然に生きて、自然に死ぬ

2012年05月05日 | 本紹介
大ベストセラーで、気になっていた本

 中村仁一氏の「大往生したけりゃ 医療とかかわるな」幻冬舎新書

を拝読しました。

 何か不調があると、すぐ病院に行きたがり、
「年相応」(老化であって、病気ではない)と、医師に言われている私としましては
反省すること多く、ホントホントと、うなずいて読ませていただきました。

 特に前から思っていましたが、末期になったら、
無駄な延命処置をせず、自然に、死なせてもらいたい 
と、あらためて強く感じました。

 なるほど、中村仁一医師は、仏教に縁ある医師でいらっしゃたのですね。
 先生の「贈る言葉」の中にある

 「天命に任せて人事を尽くせ

 p208
「人事を尽くして天命を待つ」は、人事を尽くせば、天命もかえられるはずというような、思い上がった響きが感じ取れ(中略)
それよりも、能力一杯手抜きをせずに事にあたり、そして、結果は気にしないという方が好きなのです。」

と、書いておられます。
 

 

 


 
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自殺してはいけない理由

2012年05月05日 | 仏教
 日頃、脳天気な私も、堪え性がなく、根性無しでワガママなため、
ときどき「ああ、死んだら楽だろうな」と思うことがあります。

 でも、冷静になってみたら(仏さまのこころに照らしてみたら)、今、一時的な感情に支配されて、「死にたい」と思っていても

 「死にたい」と思っているのは、私の感情(頭)だけであって、私の体は、私を生かそうと懸命にはたらいている。

 現に心臓は、生まれてこのかた一度の休みも無くはたらき続けてくれている。キツイとか、ヤッテラレナイとか、文句一つ、愚痴一つこぼさず・・・
 そして、その心臓(体)を動かすことができるのは、私が食べている動植物のエネルギー。

 一体、今まで、どれほどの動植物のいのちを頂いて(食べて)生きてきたことだろう。
 
 自分で自分を殺してしまうのは、そういう「おかげさま」(私が気づきもしない「陰」の多くのはたらき)に対して、この上ない無礼なことなんだ

と、あらためて、自分に言い聞かせています。
コメント (4)
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