と、いう
ほんの思いつきではなく (JR東海のこの誘い文句、ホントよくできてる)
半年も前から、京都通の谷間の姉にプランを立ててもらい実現した旅。
仕事バッグひとつと、ことりっぷと、今回大活躍した手のひらサイズのアイテムがお供の姉妹旅。
初夏の大人旅でした。
「初夏だから出会えるきらめきの京都へ」(※2013初夏キャンペーン JR東海)
感激したことが多すぎて、撮った写真も多すぎて、何を残していいのか分からない混乱状態。
淡々と記録を残すにはまだ、修行が足りないので心躍る記憶から残します。
その1~石塀小路~から。
宿はことりっぷにも載っていた有名ドコロ。
修学旅行生で賑わっていたなつかしい道からねねの道を通り、
ふいと小さな小路にはいると、そこはもう別世界。
石畳と板塀の美しい静かな通り。
自然と声をひそめます。
角を曲がる度、わくわくする感じ。
石塀に出たな、と思ったらそこはお目当ての宿の前。
こういう出会い方(見つかり方)は今回山のようにありました^^
まだチェックインには早かったので、
先の角を曲がり、煉瓦のレトロな塀を眺め、突き当たりを曲がって、
不思議な石の門を通り抜けると、
またまた細~い板塀の通り
前を歩く姉を光に向かい追っかけて歩くと、
石塀小路の出口(入口)でした。
散策してまた戻ってきたら、今度はこちらから入ります。
この入口にすっと入るのは勇気がいります。
「何度も同じところを通るとうれしいね」という姉の言葉通り、
石塀小路は通る度に、珍しさから懐かしさに変わります。
この石の門は姉が写真を撮りました。
いつもすぐ真似して、同じアングルで撮りたがる私なのですが、このときはなんとなく撮りそびれたというか・・・(ここはあとの話につながるのですよ。うしし)
暑い暑い一日(30度超え!!)でしたが、石畳に撒かれた涼を呼びます。
すてきな宿にチェックインして、夜の食事処を紹介してもらい、また祇園散策へ。
また別の入口からも入れます。
レトロな夕暮れ
おいしい食事の後、また戻ってきましたよ。
3度目となれば、もう馴染みの道。
そういえば次女の通う高校への通り抜け道で、こういう小路があります。
最初はあまりの狭さにびっくりしたし、初めて通り抜けた長女は「猫しか通らないような道」と笑っていました。
今度からは、いつも京都のこの旅を思い出す小路になりそうです。
あたたかい宿の灯り
素敵すぎるこの宿は、たぶん普段は人気過ぎて泊まれないところだそうです。感謝。
人気の所以である朝ご飯のおばんざいについては、また今度。
2日目は嵐山・嵯峨野ですので、早めにチェックアウト。
もとお茶屋の素敵な玄関(?)で、素敵なおかみさんに御礼とお別れの挨拶をしていたら、
宿のそこここにかけられている絵画の話になりました。
宿に泊まられた常連芸術家の方たちが残された石塀小路の風景画。
「こんなのもあるのよ」(の、京都弁)と見せてくださった絵に思わず
「私ここ大好き!!」と声をあげてしまいました。
それが、前述の不思議な石の門の風景。ここにつながるのですよ~※
そしてそしてなんとなんと
おかみさんが、「それなら、記念にあげましょ」(の、京都弁)
・・・・・・・・
天にも昇る気持ちでございました。
絵画の大好きな姉には、宿前の小路を描いた絵。
今回の旅の私達の何よりのお土産になりました。
子どもが書いた言葉や絵も、家のいろいろなところに飾るといいよと、おしえてくれたおかみさん。
通りすがりの気がしない石塀小路。
「変えずにきたことへの努力に
敬意を表したいと思います。
大きな玄関も、広いベランダもないけれど、祇園は豊かな町並みでした。」
※JR東海1994夏キャンペーン