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そうだ 京都、行こう。 その2~古の都と新緑のもみじ~

2013-06-08 | そうだ 京都、行こう。

古いのに古くない。

「昔の人がここを歩いていたと思うとおもしろい」という姉の言葉通り、

1200年の歴史は圧倒的だけど、

人は毎年新しい。

緑も毎年新しい。



【東福寺】




通天橋
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京都に着いて、一番最初に出会ったこの眺め

チャラララララ~♪というあの壮大な音楽とともに燃えるような赤の紅葉に囲まれたあのCMが

すぐに思い出されました。

もみじ、もみじ、もみじ・・・雲のように波のように重なり合う緑。



方丈庭園
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あたたかいぬくもりが感じられる木の廊下(縁台?)に座って、ゆっくりと庭を眺める。

私達より、外国の方が何人かで語り合いながら長い時間を過ごしていたのが印象的でした。

何もないから美しい。

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日陰の苔は緑色。雨が降ったら、もこもこと緑がよみがえるそうです。

この日は本当に暑かった。




【八坂の塔】

大通りからひょいと覗いたこの眺め  京都です。
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【清水寺】
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あの舞台の上に、歴史上の人物も、中学生の私も、高校生の私もいたはず。

離れたところで半世紀生きた私がそれを見ている気がする。(JINきどり? ^^)




ここからは2日目  嵐山 嵯峨野



【渡月橋】

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桂川に架かる嵐山のシンボルとはわかっているのですが、

私にはどうしても、故郷の観月祭が行われる川と山とに見えてしまうのでした。






【天竜寺】
ここも世界遺産

八方睨みの雲龍図を何回も回ってゆっくりゆっくり眺めたあと、

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この切り取られた鮮やかな景色、鎌倉のお寺でも見ました。日本の美。

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国の史跡・特別名勝に指定された一番目の庭園だそうです。

嵐山の借景ともみじ、秋はさぞかし・・・


ここから北門にむかう道には山紫陽花や山草の庭(百花苑)
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母の庭について語り合えるのは姉妹ならではこそ。
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知っている草花もイキイキのびのびと咲いていました。










さてさてここからです。

私の大好きポイントです。平安京の昔から愛されてきた嵯峨野の風景。

竹林の道
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風と葉の音
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【野宮(ののみや)神社】

えんむすび・進学の神様で小さな神社でしたが、若者で賑わっていました。

色のコントラストがかわいい。
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野宮の苔の庭園はしっとりと美しい。
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竹林を抜けた途中の道に姉妹大好物の素敵ポイントが・・・
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畑、ハウス、農具、野良時計・・・京都でなくてもドストライクな世界









【常寂光寺】

どこを撮っても絵になるお寺。紅葉で名高いそうです。
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京の都を一望
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石畳もいろいろ種類があって歩くのも楽しい。

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常寂光寺の素敵さを自分のつたない写真と文書では残せない。



プロの言葉の力はやっぱり力強くて迫力です。

   「浅緑(あさみどり)、浅葱(あさぎ)、萌葱(もえぎ)、鶸萌黄 (ひわもえぎ)、

   日本の『みどり色』が見つかりました。」
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おされな精進ごはんランチ(これはその3で)の後








【祇王寺】

「しっとりたたずむ茅葺の草庵に平家物語の世界をしのぶことができる。」(ことりっぷ)




一番好きな場所だったかもしれません。

空気感は写真ではとらえられず、

姉妹で「心の中にとっとこうね」と言い合った場所。

何か大切な大切なエネルギーが、遠い遠い古から、ずっと残された場所。

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背の高いもみじの林

もののけ姫を思い出す静かな空気、空間

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足元には何種類ものしっとりとした苔

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ここでもプロの言葉を借ります。

「古くからあるのに古くない。

毎年、新しい生命力を

緑からもらうようにできていました。」

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京都のもみじの新緑と苔の美しさを満喫して家に帰ったら、

米粒ほどにも見えない我が家の猫額庭に

先日いただいたヤマモミジの林の盆栽が・・・・

ああ、ここにつながっていたのだといたく感動いたしました。

古都と猫額庭はこの四方15センチ角でリンクしている。

盆栽の宇宙観、日本人の宇宙観ここにあり。

水遣りするたび、祇王寺のあの空間に心はとべます。

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