元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

議員団他都市調査で、川崎、東京、長野、新潟へ 6月25日ー27日 

2012年07月01日 | 日記
●6月27日(水)

    <新潟市、まんが・アニメを活用したまちづくり>

 午前中、新潟市役所へ。テーマは「まんが・アニメを活用したまちづくり構想」について。「どかべん」や「あぶさん」の漫画家水島新司さんの故郷であるのは知っていたが、「犬夜叉」の高橋留美子さんらも輩出。
 新潟マンガ大賞や同人誌の即売会、アニメ・マンガ専門学校や開志学園高校にはマンガクリエイト科もあるという。観光循環バス「どかべん号」「犬夜叉号」の運行や水島新司マンガストリートもあり官民挙げてマンガとアニメでまちの活性化とコンテンツ産業の支援を図ろうと推進中。マンガアニメ情報館やマンガの家の建設計画も。
 京都も京都精華大学と協働して国際マンガミュージアムを開設し、この秋にはアニメ・マンガフェスティバルも開催されますよ!新潟も色々知恵を絞るってるね。


    <新潟中央卸売市場を視察>

 それから町外れの畑の真ん中に開設された新潟中央卸売市場に。
 4年前、平成19年に開設されたので、駐車場をはじめ場内の広さには目を見張る。休場日で店舗が空いていないのは残念だったが、水産棟、青果棟を見学。花き棟、総合食品センター棟、発布スチロールリサイクル施設や食品廃棄物処理施設もあり近代化されている。
 ぼくは2回目の選挙に落ちた後、30代半の4年間、京都中央市場でアルバイトをしていたが、その経験からしていえば、高速道路近くで物流のセンターとしては最適だろうが、市内から離れているから、売買参加者や小売業者や従業員にとっては、遠距離でたいへんやろなあ、と思うのでありました。

 昼過ぎ、新潟駅に戻り昼食の後、同僚らは空港バスで帰途に。ぼくは駅前から観光循環バス「犬夜叉号」に乗って市内を約1時間で一周。日本海を望み、また信濃川を見る。200円でした。

 3時過ぎの特急北越で日本海沿岸を西へ。3時間で金沢へ。駅前ビルで高校時代の友人、白神雄君と晩飯。今は幼稚園の園長さん。金沢名物、治部煮や蓮蒸しを食す。加賀野菜なる認定制度もあるそうです。
8時過ぎのサンダーバードで無事に帰京。2キロほど太ったやろなあ。

●6月26日(火)

   <長野市 長野マラソンと放置自転車リサイクルとビッグハット>

 午前中、長野市役所へ。長野マラソンと放置自転車対策について説明を受けて質疑。
 長野マラソンは、信濃毎日マラソンとして長年実施されてきたのを1998年の長野冬季オリンピックを記念して始まり、外国からの招待選手なども参加、この4月には、第14回大会が1万人のランナーが参加して成功裏に終わっている。 京都マラソンは京都市が主催しているが、長野はオリンピック委員会と信濃毎日新聞が中心を担っている。京都マラソンは2億円余の赤字が出たが、業界では、なぜ赤字になったのか、話題になっていると担当者。いかに経費を抑えるか、など指南してもらった。電通などに丸投げしないことが重要だ。

 放置自転車対策は、以前はすべて廃棄処分していたものを、条例を改正してリサイクル可能な放置自転車を自転車組合に1台千円で売却し、再整備したうえで、6千円から8千円で市民に販売している。また清掃工場内にあるリフレッシュプラザでも点検整備して市民に販売もされていて、年間の撤去台数は約2千台で、リサイクルに回る台数は300台弱。
 課題は、新品自転車の価格低下もあり、この先、需要はどうなるのか、課題はありそう。なお撤去作業についてはシルバー人材センターに委託しているという。
 昼食は、なんといっても信州そば。美味しかったよ。
 午後は、オリンピック記念アリーナ・ビッグハットを視察。建設費は用地費が84億円、建設費は264億円。観客席は6500席の大きなアリーナ。この夏にはボリショイサーカスの公演やライブコンサートや企業の展示会なども予定されていて、信州での大イベント会場として利用状況もまあまあのようだ。信州の清々しい空気に触れてちょっと元気になったかな。

 視察後、長野新幹線で高崎まで戻って上越新幹線に乗り換えて新潟へ。
 新潟は、山本ひろふみ議員が学生時代に過ごしたまち。

 同僚と食事の後、ぼくは、「市民新党にいがた」で県議の経験のある武田貞彦夫妻と十数年ぶりの再会。1990年代半ば、革新市民派議員が集い、ローパスという政策研究会などで議論した戦友のひとり。今は、「ささえあいコミュニティ生活協同組合新潟」でがんばっている。地酒とのっぺ汁など郷土料理を食べながら夜遅くまでわいわい。お互い、もうちょっとがんばるべしだな。

●6月25日(月)

    <議員団で他都市調査、川崎で電気自動車に乗る>


 民主・都みらい議員団の他都市行政調査。朝7時過ぎの新幹線で東上。

 まずは新川崎駅近くの慶応大学の新川崎タウンキャンパスに。川崎市と慶応大学が協働で開設した先端研究教育連携スクエア。そこで研究されている電気自動車についてSIM―Driveの担当者から「21世紀社会と電気自動車」と題して講義を受ける。太陽電池のこと、内燃機関自動車と電気自動車歴史や電気自動車の動く仕組み、また研究開発の手法などについて説明を受ける。
 あいにく電気バスは、他に行っていて乗れなかったのは残念だったが、開発されたスポーツカータイプとコンパクトカーに試乗する。構内の200メートルぐらいの直線コースで一気に100キロの速度が出て、びっくり仰天。クルマ好きの人にはたまらん感触やろね。開発には云億円かかったというが、3年後先には量産体制ができるように技術開発を進めるという。

    <都庁でロードプライシングの検討報告を聞く>

 午後は、東京都庁へ。10年程前深刻な大気汚染と交通渋滞に見舞われたときに話題になったロードプライシングのことについて担当者からその背景と検討状況などについて説明を受けて質疑。
 京都では行楽シーズンの交通渋滞の解決が大きな課題になっているが、このロードプライシングとは、シンガポールなどで実施されていると聞くが、特定の道路や地域、時間帯に車を利用する人に課金をして、自動車交通量の抑制を図ろうとするもの。委員会が数回開催されて色々なことが検討さて報告書も出されている。課金システムは、ナンバープレートをカメラで撮影して特定する方法や入域証明書方式は、監視員が確認する方式が検討された。

 結果は実施されていないが、その後、大気汚染も落ち着き、地下鉄などの公共交通のインフラ整備も進み、景気の落ち込みで物流も減り、ロードプライシングのことは棚上げされたままになっている。シンガポールにいつか視察に行くかね。

 その後、新宿から大宮で長野新幹線に乗り換えて霧で真っ白の軽井沢を通って長野市へ。くらし環境委員会の視察で来たのは4年ほど前だったかな。ぼくは、学生時代、キューバから帰国した年、戸隠は中社の旅館でアルバイトをして経験があり、長野は懐かしいところ。同僚議員らとわいわい。

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