元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

ベトナム日記 ③ サイゴンを視察、無事に帰国  4月18・19日

2012年04月24日 | 日記

●4月19日(木)

      <ベトナムから帰国>

 飛行機の中でうつらうつら。熟睡もできず。およそ5時間のフライト。7時に関西空港に無事に帰着。佛教大学の学生と安孫子和子さんと山本恵とぼくの三人組の珍道中もこれにて幕。ずーと付き合ってくれた日本旅行の布川さん、ありがとう。よう面倒を見てくれました。8時過ぎの関空快速と京阪電車を乗り継いで帰宅。いやはや疲れたよ。
 歴史都市会議に参加できたこと、駆け足だったがベトナムの風景を見て、いろいろと考えたりで有意義な視察でした。短い旅であったが、またいってみたいなあ。 

 ニュースでは、石原知事が尖閣列島を買うとか、わけの分からんことを言ってるよ。都議会は承認するのかね。
終日、ぼんやり過ごす。旅の疲れがやっぱりあるよ。阪神タイガースよう頑張ってるや。

●4月18日(水)

      <サイゴン・ホーチミン市を視察>

 朝、5時過ぎ起床。眠たいよ。6時にバスに乗って空港へ。7時からがベトナムでは仕事が始まるということで道路
はバイクで大混雑で喧騒。信号もないのによう走るなあ、と感心。道端では朝ごはんを食べている光景も。40分ほどでフエ空港に。午前8時の国内線で1時間ちょっとでホーチミン市へ。

      <戦争証跡博物館>

 かつての南ベトナムの首都、旧サイゴン市のこと。空港は大きい。早速、市内の官庁街にある戦争証跡博物館に行く。入ったところにはベトナム戦争に反対する日本のポスター。日本共産党系の団体の横にヤングベ平連のポスターが貼ってあったのとキューバのポスターが色々なことを思い出させた。館内には、アメリカ軍による空襲や地上戦の模様など石川文洋さんらの写真の展示やナパーム弾や枯葉剤の被害による子供たちの写真が惨い。南ベトナム政府が政治犯を拷問にかけた刑務所の部屋も復元されている。学生や外国からの観光客と一緒に見入る。戦車や戦闘機の展示もあった。
 あの戦争はなんだったのか!わずかな時間であったけれど歴史を凝視したということか。

 それから市場の見学。品物は豊富でものすごい雑踏。庶民のエネルギーを感じることができる市場を見るのはいいなあ。

      <旧大統領官邸で>

 午後は、旧大統領官邸、その巨大さに目を見張る。今は統一会堂と呼ばれていて、正面には大きな国旗が翻る。市民の会議場としても貸し出されているという。当時の大統領の居室なども公開されて地下には指令室なども。
 1975年、南ベトナム解放戦線が攻撃して陥落したのだ。戦車も置いてあった。そして南北統一されて社会主義国として人々は生きることになったが、風景はどこの大都会と変わらない。
 フランス植民地時代に整備された周辺の公園は緑豊かであるが、地方はどうであろうか。

 その後、ベトナム歴史博物館に行く。原始時代から中国から攻めてきた時代の攻防には大きな模型まで作ってあった。出土した遺跡や陶器など色々とあり少数民族の紹介のコーナーも。通訳さんが熱心に説明をしてくれました。

 それかラ街の中央に立つ巨大なタワー、68階建て262メートルのスカイデック。サイゴンの街を見渡す。高いところに登って知らない街を見るのは、ぼくの趣味。現地の人は入場料が高いので、閑散としていた。

 そして通訳に進められて水上人形劇を鑑賞。ストーリーはいまいちわからなかったがまさに水の上で人形がテンポよく動き回る。また袖で演奏と掛け声をかけるのも絶妙であった。

 夕食は、佛教大学の学生諸君らと解団式。彼らも色々なことを学んだであろう。

 空港に行く前に夜のサイゴンを垣間見る。フランス風の建物などがライトアップされていて賑わっていた。「シャチョー」と声をかけてくる男もいたが、治安がたいへん悪いという感じは受けなかった。

 夜10時には空港に向かい深夜12時30分のベトナム航空で帰国の途に。ベトナム戦争が終わって40年。社会主義国ベトナムがこれから先どうなっていくのか、注目したい。


 

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