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元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

五月晴れの下で  5月2日ー12日

2010年05月17日 | 日記
●5月12日(水)

 昼過ぎ、左京区役所へ。区長は出張中だったが、この2月市会本会議でのぼくの議事録の冊子を示して区役所移転問題について東村副区長らと懇談。過日議員団で視察してきた渋谷区役所での証明書発行自動交付機のことなど触れながら証明書発行センターの南部での設置や交通サクセスの改善等について議論。松ヶ崎での新庁舎の建設は進んできるが、南部住民の便宜を図るために色々と考えて欲しいと、あらためて要望。ぼく自身も色々と策を練りたい。

 その足で京阪に乗って大阪へ。民主党の政令指定都市政策協議会の役員会。ぼくは副会長なのだ。札幌、仙台、横浜、川崎、名古屋、大阪、神戸の代表者が集まり、総会の開催のこと、また議員年金のことなど議論。大阪に出向いたのは久しぶり。大阪市役所の巨大な建物には圧倒されるよ。ともあれ相模原市も政令指定都市になったということで全国19都市になるのかな。名古屋市は河村市長との議員の削減や報酬カット論争が白熱。また神戸空港のことを巡って前原国交大臣への苦言も。京橋で串かつで一杯飲んで帰る。

●5月11日(火)

 午前10時半に国際交流会館での国民文化祭実行委員会に。ぼくは市会のくらし環境委員会委員長ということで当職。来年2011年秋に京都府で国民文化祭が開催されるのだが、府内の市町村や京都市ももちろん会場になる。昭和61年から各都道府県持ち回りで開催されているという。いわば国民体育大会の文化版ということかな。来年のことを言ったら鬼が笑うが、今から準備にかかるということで各種団体の代表者が実行委員会のメンバー。お琴の演奏の後、粛々と報告などがあり淡々と終了。イマイチ、イメージがわかないよ。

 午後の事務所への来客は、とある中学校の人権劇をテーマに取材をしているという、某新聞社の若い女性記者。ぼくの「同和行政」の冊子を読んでくれていて、京都の同和行政の流れや人権教育についてウンチクを傾ける。かつて地区の子供たちの学力向上と自立のために取り組まれていた特別施策としての同和教育も学習センターも閉鎖され、自立促進援助金の返還問題などもあり、教育行政も大きく転換、中学校の統合で地区の子供たちはどう育つのか。若い記者の真摯な取材姿勢がうれしい。どんな記事になるか楽しみ。

 夕方は、同志社大学院総合政策科学研究科での講義を終えた兵庫県の公園づくりの専門家である橘さんや空間創研の吉田さんらと「すこやか公園」などこれからの公園のあり方について懇談。福祉施策と都市公園のリノベーションの融合した政策の展開とモデル公園の建設などが求められる時代だ。色々と示唆に富む議論。 

●5月10日(月)

 5月市会定例会が告示、会派の勉強会が始まる。この定例市会は例によって議長・副議長の人事と国民健康保険特別会計の繰上げ充用と雇用対策の補正予算など。各局から順番に補正予算や議案についての説明が行われ、簡単な質疑。小林あきろう新団長、居眠りすることなく進行係。

 この市会の大きな課題は、市立看護短期大学の廃止条例が再上程されたこと。
わが議員団と公明党は先の予算市会で賛成したが、共産党と天下の自民党がタッグマッチを組んで市長からの提案を否決した。前代未聞や。佛教大学は、そのために提携を白紙に戻したので、他の看護学科を創設する大学との連携を図るために再上程されたのだ。さて自民党は、どんな対応をするのか、注目のところ。ここでまた否決されたら、ちょっとたいへんな事態になるよ。

 議案ではないが、東部山間埋立地に建設が進んでいる焼却灰溶融施設の試運転中にダイオキシンが検出されて竣工期限が延びるという報告も。この施設、ほんまに色々なことが起こるよ。

 議員会終了後、北白川の小倉町の住民代表がマンション建設に関わる請願の案文を持参されたので他会派への働きかけのことなど打ち合わせ。
 夕方は、16日に予定している静原での懇談会についての打ち合わせ。

●5月9日(日)

 快晴の朝、岩倉東グランドでの左京ソフトボール大会に。わが吉田も一回戦を突破。みんなと応援。それから静原に走り、16日の野外市政懇談会の開催についてご挨拶に。

 それから吉田氏子講社大祭に。今年も好天に恵まれる。吉田剣鉾保存会の一員として草鞋とハッピに着替えて身支度。今年は「新松」という剣鉾を差すことになりいささか緊張。近衛中学校の吹奏楽部の演奏に始まり、剣鉾の出番。五月晴れの空に向かって剣鉾を差し上げる。空から神が降臨したよ。第四錦林小学校の児童たちも子供剣鉾を懸命に差し拍手喝采。

 着替えて急いで聖護院は須賀神社のお祭り。各町内の子供神輿が連なり、剣鉾も3基差される。
 夕方は、吉田神社参道前にあるイタリア料理の店「チェルキオ」にて剣鉾保存会のメンバーによる直会。ちょっと酔っ払う。これにて春のお祭りシーズンも終わり。

●5月8日(土)

 朝から議員レポートをひたすらポスティング。

 午後、北白川は小倉町の学生マンション建設計画を巡って住民が来所。請願を出すということになって請願の意義や、請願の文書の中身に関して相談に乗る。このマンション計画は、俳優高田浩吉旧邸横の疏水に面したところに計画されて基盤整備がすでに始まっているのだが、低層化の要望と80戸をこえる学生マンションということもあり管理の問題が心配ということ。ぼくのとっては久しぶりのマンション問題だな。バブルの頃は、いたるところでマンション紛争があったよ。新景観政策と不景気でマンション紛争も少なくなった。

 夕方は、経糸の会の実行委員会。ヒューマンふれあいコンサートの開催も一ヵ月後に迫ってきた。「手のひらを太陽に」を手話で歌うための練習も。

●5月7日(金)

 民主党地方自治体議員フォーラム2日目。「議会改革の取り組みとローカルマニフェスト」と「分権型陳情改革・政策ヒアリング・団体交流」の二つのテーマの分科会に分かれて研修会が開かれる。ぼくは第一分科会で各府県連の陳情の取り扱いなどについての報告を聞く。要は、今までは、霞ヶ関詣でをして、官僚や自民党の族議員に地方の陳情をしてきたシステムを根本的に転換して、民主党の都道府県連を窓口にして民主党の本部、幹事長室で集約をするという方針を出して昨年来実施されてきた。細野豪志組織委員長らがその任に当たっていて、いわば実権を握っているのだ。
 各府県連は、試行錯誤しながらも、地方公共団体や各団体など地方の声を届けるためにその制度の内実作りに苦戦しつつ、ようやく制度が整ってきたと言う印象。政権与党に属する自治体議員として京都の様々な団体や市民の声をどう伝えて、政策の実現を図るのか、責任は大きくなったなあ、と実感する。それにしても鳩山内閣、大丈夫かいな。

 帰途、新幹線に乗る前に「つけ麺」なるものを初めて食するが、そんな美味しくないなあ。

●5月6日(木)

 長い連休もあっという間に過ぎたよ。朝、新幹線で東京へ。

 昼過ぎから民主党地方自治体議員ファーラムが開催。普天間問題で心なしか元気のない鳩山総理もご挨拶。テレビの取材が凄い。原口総務大臣も地域主権改革について熱弁をふるい、わが京都出身の松井孝治副官房長官は、「新しい公共」について、彼が原稿草案を準備した鳩山総理の施政方針演説の抜粋を示しながら、ぼくの名前を紹介してくれて、わが地元吉田の見守り隊のことなどを例に、地域の絆を再生する大切さを訴える。また地域主権と財政問題について時にはユーモアを交えながら神野直彦教授が講演。昨年、新政権発足後に開催された会では、なにかしら高揚感が会場に漂っていたが、支持率も低下してきて、ちょっと気落ちしている雰囲気かな。

 懇親会には、小沢幹事長も挨拶に来たが、デジカメで記念写真を撮るために壇上に上がる議員もいたが、それも行列が出来るというほどでもなかった。
 夜は、京都から参加した自治体議員が集い、多忙な中、5区の小原舞、4区の北神圭郎、そして泉ケンタ議員も合流してくれて懇談会。話題は普天間問題や政治とカネ問題で迷走する内閣の動向や参議院選挙について。

●5月5日(水)
 
 好天で夏日が続く。午前中来客は、岩倉で風致地区にも関わらず廃品が集積さているとのこと。写真を持参されて、こんなことは許されるのか、と相談に。

 昼過ぎ、一乗寺は詩仙堂の隣にある八大神社に。宮本武蔵の下り松決闘の場所の近く。境内には宮本武蔵の映画スチール写真も展示されている。集会場で「宮座」という神事が執り行われていた。剣鉾やこども神輿など賑やかに巡幸。真夏日で暑くてたまらん。

 午後は、議員レポートのポスティングと発送のために郵便局に。

 夕方、聖護院郵便局は先代の局長さんの岡村さんの通夜に参列。そして明日は東京行きなので遅くまで事務所で雑務。連休は、こうして終わった。

●5月4日(火)
 
 10時過ぎ、哲学の道は大豊神社の春のお祭りに。神輿とともに。わが剣鉾仲間が7基の剣鉾を南禅寺門前で五月晴れの空に差す。壮観だ。京都市の文化財保護課のメンバーや京都造形大学の教員や京都新聞の取材なども。神輿会の先代の会長が亡くなったとかで遺影の前で神輿が担ぎ上げられたのが感動的だった。

 夜のテレビでは鳩山首相が沖縄入り。普天間基地移転問題で知事らと会談している光景と怒りの県民の声が報道されている。当然ながら5月末に決着がつきそうにない。責任問題が浮上しそうだが、さて政治は、一寸先は闇。どうなるのかな。

●5月3日(月)

 憲法記念日。新政権になって憲法改正問題が遠のいたのでなんとなくほっとしている。

 来客は、この6月5日・6日に吉田山にて大茶会を企画している日中交流サロン岩茶房のスタッフの人。全国から色々なお茶をもってきての大茶会。世界の名茶が吉田山に集合するよ。ぜひご来場ください。

 昼過ぎ、恒例の福祉のための「つゆくさの会」のチャリティコンサートに。カラオケ自慢の人たちが次から次へと舞台に立ち熱唱。

 その後、議員レポートのポスティングを続行。がんばらないとね。夜は、吉田神社で剣鉾の練習。

●5月2日(日)

 午前中、連休の日曜日だというのに相談ごと。市税の滞納について。
 午後、市民派議員レポートのポスティング。知り合いに出会うと民主党への心配が多い。

 その後、吉田神社境内で剣鉾の練習が始まっていたので合流。五月晴れの青空に飛行機雲がたなびくのを見上げながら剣鉾を差す。吉田山を散策する人たちが興味深げに剣鉾の由来などを聞かれる。9日が吉田氏子講社大祭。その日まで毎夜の練習がスタート。ぼくが剣鉾を始めてちょうど2年かな。

 阪神・巨人戦、阪神3連勝で首位だ。春の夢かな。ぼくはゴルフをしないけれど、石川遼選手が12バーディの記録達成。凄い青年だ。

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