ひらりん気まま日記

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英国3つの庭園を巡る旅(1)出発

2012-05-31 22:47:42 | 2012イギリス
英国3つの庭園を巡る旅(トラピックス)2012年5月22日~29日


壁紙用の大きな写真

ちょうど10年前の2002年に作ったホームページ「ひらりんBOX」のプロフィールに夢は、イギリスのイングリッシュガーデンに行きたいと書いているのがようやく実現した。
それ以前からイギリスは好きで、林望の「イギリスはおいしい」などのイギリスシリーズも全部読んでいたし、BISESというイングリガーデンの雑誌もそろえていた。けっこうハマっていた。

旅の同行者は高校同級生のY子(イタリア同行)と、仕事の同期だったAちゃんとKさん(ニュージーランド同行)の4人連れで、お互い面識はなかったけれど、ちょっとした修学旅行気分でとても楽しかった。

ツアーの定員は40名であるが、今回は38名の参加でかなりな大所帯。
1週間スムーズに動けるか、添乗員さんもちょっと気がかりだったようだけど、ほとんどの人がヨーロッパ旅行経験があるというツアー熟練者ばかりで、皆さん、旅行は手馴れたもんだった。
というのは、ヨーロッパの国の中では、イギリスはいちばん最初に訪れたいという魅力のある国ではないということである。
世界遺産は少ないし、これといった目玉があるわけでないので、イタリア、フランス、スペイン、ドイツよりは見劣りする?
それでもイギリス3回目の人も居たので、好きな人は好きなイギリス。私も大好き。
機会があれば、今度はゆっくりと、また、行きたいと思ったが、もう、付きおうてくれる友達が居てへんやろうね。

8日間のツアーでも、正味の現地観光は5日間。蒸気機関車乗車体験の場所が変わったりで、行程が行ったり来たりと無駄なところも少なくなく、散策や観光時間も短いし、着いたらもう教会もショップも営業終了のところが多かった。
イギリスは緯度は樺太と同じくらいの北の国なのと、サマータイム実施で夜の9時半ごろにようやく夕方になるから1日目いっぱい動き回れた。
が、しかし、ほとんどの店は5時に閉まる。儲ける気がないんである(笑)

で、観光の中で、どこか一番よかったかと聞かれたら、う~ん・・・どこやろ?
私はどこまでも続く緑の丘、牧歌的イギリス田園風景がいちばんだった。
バスの中でも居眠ることなく、ひたすら窓外を眺めていた。
何もないといやなんもない、美瑛か十勝的風景が延々あるだけ。
美瑛のケンとメリーの木や、セブンスターの木みたいなカッコのええのが、ふつうにそこらじゅうに生えている。
丘は緑に、石積みの境界線、木々は薄い緑や黄緑やときおり銅褐色が混じる新緑グラデーションに、サンザシの白い花が混じる水彩画の中に、ぽつんぽつんと童話の家のような農家が点在していて、どこを切り取っても絵になる。
撮ってきた写真を見たら、別にどうってことないのががっくりだけど。








全てバスの中から撮ったのでぶれている。

と、緑の丘状態に前置きが延々と続いてしまった。。。

5/22 関空には出発2時間前に集合だが、スーツケース預かりなど搭乗手続き、イギリス通貨のポンドに両替、旅行保険に入って、出国ゲートで並ぶと、残り時間はわずかになり、免税店では娘に頼まれたブランドの小銭入れを買うだけで精いっぱい。
このブランドのこの番手のこの色で、第三希望まで書いた紙を持たされてしまったから、買わねばならぬ。
買ったあとはいくらで買えたか、ケータイメールで報告せねばならぬ(笑)。
娘に借りたでかいピンクのスーツケースは、行きは中身がスカスカしてたが、帰りは荷物詰めに苦労しなくてすんだ。大は小を兼ねます。


アムステルダムまで12時間もじっと座ってられるやろうか?と心配したけど、半分くらいは友だちとおしゃべりして、ほとんど眠ることなく、到着。
海外旅行はいつも文庫本2冊ほど持っていく。そして1行も読まずに持って帰る。
ええ加減学習せえよ、と思うけど、10時間以上の飛行時間なら、やっぱり退屈で何か読むだろうと思うのね。

KLMオランダ航空の昼食と夕食、そのほかにおやつ2回、スナック菓子とアイスクリームが出た。



機内は動けないのでお腹も減らないし、お腹いっぱいになるはずが、機内食はわりと少なめだったような気がする。
それでも途中で胃が痛くなって、胃薬を飲んだ。
座席一つ一つにテレビモニターが付いていて、好きな映画を見られる。が、日本語は吹き替えだけで字幕がなかったので、見てもわからず。
関空とイギリスは直行便がないので(これだけでもイギリスに人気がないのがわかる)アムステルダムスキポール空港で乗換えになる。
なにぶん参加人数が多いので、たぶん乗換えのマンチェスター行きの早い便の席が取れなかったんだと思うけど、アムステルダムで6時間の待ち時間はちょっときついね。何のためのヨーロッパ便だか…
お土産店をざっと見て、あとはオープンカフェのようなところで、飲み物買って、しゃべったり、サンドイッチ食べたり。
目の前にマクドナルドもあって、人も少なくのんびりと時間をつぶす。


そして、偶然、たまたま、3人とも同じガイドブックを買っていた(それだけガイドブックの種類が少ないってこと)買ってないのは誰だ。ハイ、わたくしです。
フリータイムは全くないし、読んでも意味ないやろし、と、言いながら道中、せっせと借りては中身を読ませてもらったのだ。



アムステルダムスキポール空港、めちゃくち広い空港みたいだけど、降りたところから乗り換え搭乗口に近い場所でじっとしておく。
パスポート提示ゲートに時間がかかると言われていたけど、そこは通らずに直接搭乗口に行けばいいだけだった。


濃いブルーの空に少し赤味が残る10時半過ぎにマンチェスター空港到着。
マンチェスターは地方都市なので、大空港のロンドンヒースロー空港よりもイギリス入国手続きがスムーズらしく、すんなり簡単に済んだ。
10時40分ごろに「ノボテルマンチェスターウェスト」ホテルに到着。

添乗員のMさんがフロントでチェックインしてくれて、皆さんの時計を同じ時間に合わせましょう。と、だいたい10時50分でいいですか?って。
だいたいって、時刻は正確なもんでしょうが。フロントの横に掛け時計もあるし。
イギリスの時計はええ加減だから、自分たちできちんとあわせておけばよい、って。
えらい、適当なアバウトな添乗員さんだと、そのときは思ったけれど、後日・・・

イギリスというか欧米は日本の1階にあたる階はグランドGで0階になる。
したがって、2階は数字1のエレベーターボタンを押す。
私たちはみな2千番台の部屋だったのから、じゃ、3階かなと先にエレベーターに乗りこんだ人がしばらくしてもどって来た。0と1しかないって。
エレベーターの横の廊下を見たら、千番台の部屋は同じ0階にあるらしく、だったら2千番台は1階ってことだろう。で、何とか部屋にたどり着けた。
あとは、スーツケースを開けて、お風呂入って寝るだけだ。

行程
5/22
関西空港発10:30(KLMオランダ航空)=アムステルダム・スキポール空港着15:25(現地時刻) 飛行時間11時間55分
スキポール空港発21:15=イギリスマンチェスター空港着21:35(現地時刻)マンチェスター 泊
5/23
マンチェスター=国立公園ピーク・ディストクリクトのベイクウェル散策=チャッツワースハウスと庭園見学、昼食=リバプール散策=湖水地方 泊
5/24
ボウネス散策=ウインダミア湖クルーズ=グラスミア、ピーターラビットの世界館観光、昼食(アフタヌーンティーランチ)=チェスター散策=マナーハウス 泊
5/25
チェスター=ウェールズのコンウェイ ボドナントガーデン見学=スランゴレンのポントカサルテの水道橋と運河散策=昼食=ストラッドフォード・アポン・エイボンでシェイクスピアの生家観光=バーミンガム 泊
5/26
バーミンガム=キンダーミンスターで蒸気機関車乗車=ボートン・オン・ザ・ウォーター昼食・散策=バイブリー散策=ブロードウェイ散策=バーミンガム 泊
5/27
バーミンガム=ウィンチコムのスードリー城庭園見学=チェルトナム昼食=ロンドン、テムズ川クルーズ=大英博物館見学、バッキンガム宮殿=ロンドンヒースロー 泊
5/28、5/29
ヒースロー空港発9:55=アムステルダムスキポール空港着12:25=スキポール空港発14:40=
関西空港着9:15(20分遅れ) 飛行時間11時間10分
英国3つの庭園を巡る旅 2012年5/22~29
1出発2ベイクウェルの街3チャッツワース(1)4お土産(1)5チャッツワース(2)6リバプール7湖水地方(1)8湖水地方(2)9チェスター10ボドナントガーデン11ポントカサルテの水道橋とストラッドフォード・アポン・エイボン12お土産(2)13キンダーミンスター蒸気機関車14ボートン・オン・ザ・ウォーター15バイブリー&ブロードウェイ16スードリー城17ロンドン