パリヌルスが考えた末に立案した建造計画案である。
戦闘艇および新艇 月次建造計画
9月 10月 11月 12月
戦闘艇 3 艇 3 艇 3 艇 4 艇
新艇 1 艇 1 艇 1 艇 --
作成した建造計画案を書き記した木板2枚をオキテスに渡す。
『おう、オキテス、1枚はドックスの分だ。計画から派生する計画の立案に必要だろう。この計画案について互いの構想、意見を話し合う、いいな』
『おう、了解!』
計画案を書き記した木板をジイ~と見つめるオキテス。
『この計画について、オキテス、お前の考えは?建造する艇数がこれでいいか、お前の構想と意見を聴きたい。また、この計画案について俺の意向を伝えておきたい』
『解った。まず、お前の意向を聞かせてくれ』
『この事業を進めていくうえで、この造船の仕事に携わる人員のことを考えた。我々が手掛けた新艇の建造艇数は5艇であった。あの時は物事を綿密に検討することなく作業を推し進めた』
『そういえばそうであったな。統領の意向でやれるならやってみろで、いけいけどんどんで作業を進めた』
『その結果、出来あがった新艇は、鳥肌が立つようないい加減な部分もあった。今、考えると背筋が凍る』
『だが、どこに出しても誇れるいい船に出来あがった。我らが船造りに自身が持てるようになったといえる』
『その時の状況を思い出して月産艇数の上限を決めた。これについてオキテス、お前の考えを聴きたい』
『月産艇数のの4艇、これについては異論はない!建造計画艇数として最適の艇数であると考える』
『解った。次は月次の建造艇数だが、各月ごとの建造艇数はどうかだ。引き合いが決定するであろうという状況も考えて、9月、10月の建造計画艇数を考えてくれ』
『解った。9月、10月の建造計画艇数はこれでいい。この艇数にあれこれはない』
『11月、12月の建造計画艇数は10月の売りの動向次第で10月の月末に協議したうえで11月の建造計画艇数を修正して建造していこうと考えている』
『12月の建造計画艇数も状況に応じて、建造艇数を決めるとすればいいではないか。ここに書いてある艇数はあくまでも案としていけばいいと考える』
『おう、それでいい!そこに書いてある艇数は予定艇数であって変更ありの艇数である』
『解った。理解した』
オキテスが計画を納得したとうなずく、パリヌルスがうなづき返した。
戦闘艇および新艇 月次建造計画
9月 10月 11月 12月
戦闘艇 3 艇 3 艇 3 艇 4 艇
新艇 1 艇 1 艇 1 艇 --
作成した建造計画案を書き記した木板2枚をオキテスに渡す。
『おう、オキテス、1枚はドックスの分だ。計画から派生する計画の立案に必要だろう。この計画案について互いの構想、意見を話し合う、いいな』
『おう、了解!』
計画案を書き記した木板をジイ~と見つめるオキテス。
『この計画について、オキテス、お前の考えは?建造する艇数がこれでいいか、お前の構想と意見を聴きたい。また、この計画案について俺の意向を伝えておきたい』
『解った。まず、お前の意向を聞かせてくれ』
『この事業を進めていくうえで、この造船の仕事に携わる人員のことを考えた。我々が手掛けた新艇の建造艇数は5艇であった。あの時は物事を綿密に検討することなく作業を推し進めた』
『そういえばそうであったな。統領の意向でやれるならやってみろで、いけいけどんどんで作業を進めた』
『その結果、出来あがった新艇は、鳥肌が立つようないい加減な部分もあった。今、考えると背筋が凍る』
『だが、どこに出しても誇れるいい船に出来あがった。我らが船造りに自身が持てるようになったといえる』
『その時の状況を思い出して月産艇数の上限を決めた。これについてオキテス、お前の考えを聴きたい』
『月産艇数のの4艇、これについては異論はない!建造計画艇数として最適の艇数であると考える』
『解った。次は月次の建造艇数だが、各月ごとの建造艇数はどうかだ。引き合いが決定するであろうという状況も考えて、9月、10月の建造計画艇数を考えてくれ』
『解った。9月、10月の建造計画艇数はこれでいい。この艇数にあれこれはない』
『11月、12月の建造計画艇数は10月の売りの動向次第で10月の月末に協議したうえで11月の建造計画艇数を修正して建造していこうと考えている』
『12月の建造計画艇数も状況に応じて、建造艇数を決めるとすればいいではないか。ここに書いてある艇数はあくまでも案としていけばいいと考える』
『おう、それでいい!そこに書いてある艇数は予定艇数であって変更ありの艇数である』
『解った。理解した』
オキテスが計画を納得したとうなずく、パリヌルスがうなづき返した。