売り場に帰ってきた者たちが話し合っている。
『おう、ところで、今何時だ』
『昼少し前ぐらいだろう』
『昼はどうする?』
『浜へ帰って食べる』
『そうか、それで決まりだ。見学を終えて引き上げるとしよう』
衆議は一決した。集散所の売り場を一巡りしてきたオロンテスは、残っていたスタッフに質した。
『木札は、何枚であった?』
『はい、105枚です』
『おっ、そうか、やったな!ご苦労であった。その後どうであった?客は来たか』
『え~え、来ましたよ。20人余りです。皆さん肩を落として帰っていかれました。味見に切ってあったパンもすべてなくなりました。明日の注文をいただきました。3人で10個です』
『ほう、そうか、それは重畳、うれしいね。俺は、ハニタス殿のところへ行ってくる。皆が戻ったらひきあげる、売り場を片づけてきちんとしてくれ』
『はい、判りました』
売り場を見に行った連中は、まだ帰っていない。
オロンテスはハニタスのところへと歩を運んだ。
『ハニタス殿、ありがとうございました。終わりました、結果は重畳といったところです。お客から受け取った木札の枚数は、105枚です。ありがとうございました。私どもは、今日はこれにて引きあげます。明日も宜しくお願いします』
『木札が105枚とな、それは、いい売上でしたな。オロンテスさん、いい売上でしたですね。よろしかったですな、私としてもお世話した甲斐がありました。ところで、ガリダ頭のところから注文が来ています。明日、持参ください。パンが20個です』
『そうですか。それはありがたいことです。明日、間違いなく持参いたします。こちらへ届ければよろしいですか』
『え~え、そうしてください。私らもこれから昼に、ここにいる者らで食べることにしています』
『そうですか、それはありがとうございます。今日は、お世話になりました。では、これにて失礼いたします』
『木札を交換されるときは、前もって連絡してください』
『判りました。では』
オロンテスは礼を言ってその場をあとにした。ギアスたちは売り場に戻っていた。
『おう、一同揃っているな、今日はご苦労であった。これにて、ここをひきあげる。売り上げは、木札105枚、売れ残りなしだ。明日、お客に渡す注文を受けている、売り場で10個、ガリダ頭から20個、合わせて30個だ。明日も力いっぱい頑張る。以上だ』
『おうっ!』
勢いよく返事が返る、オロンテスの心は晴れがましかった。
『おう、ところで、今何時だ』
『昼少し前ぐらいだろう』
『昼はどうする?』
『浜へ帰って食べる』
『そうか、それで決まりだ。見学を終えて引き上げるとしよう』
衆議は一決した。集散所の売り場を一巡りしてきたオロンテスは、残っていたスタッフに質した。
『木札は、何枚であった?』
『はい、105枚です』
『おっ、そうか、やったな!ご苦労であった。その後どうであった?客は来たか』
『え~え、来ましたよ。20人余りです。皆さん肩を落として帰っていかれました。味見に切ってあったパンもすべてなくなりました。明日の注文をいただきました。3人で10個です』
『ほう、そうか、それは重畳、うれしいね。俺は、ハニタス殿のところへ行ってくる。皆が戻ったらひきあげる、売り場を片づけてきちんとしてくれ』
『はい、判りました』
売り場を見に行った連中は、まだ帰っていない。
オロンテスはハニタスのところへと歩を運んだ。
『ハニタス殿、ありがとうございました。終わりました、結果は重畳といったところです。お客から受け取った木札の枚数は、105枚です。ありがとうございました。私どもは、今日はこれにて引きあげます。明日も宜しくお願いします』
『木札が105枚とな、それは、いい売上でしたな。オロンテスさん、いい売上でしたですね。よろしかったですな、私としてもお世話した甲斐がありました。ところで、ガリダ頭のところから注文が来ています。明日、持参ください。パンが20個です』
『そうですか。それはありがたいことです。明日、間違いなく持参いたします。こちらへ届ければよろしいですか』
『え~え、そうしてください。私らもこれから昼に、ここにいる者らで食べることにしています』
『そうですか、それはありがとうございます。今日は、お世話になりました。では、これにて失礼いたします』
『木札を交換されるときは、前もって連絡してください』
『判りました。では』
オロンテスは礼を言ってその場をあとにした。ギアスたちは売り場に戻っていた。
『おう、一同揃っているな、今日はご苦労であった。これにて、ここをひきあげる。売り上げは、木札105枚、売れ残りなしだ。明日、お客に渡す注文を受けている、売り場で10個、ガリダ頭から20個、合わせて30個だ。明日も力いっぱい頑張る。以上だ』
『おうっ!』
勢いよく返事が返る、オロンテスの心は晴れがましかった。
