『おう、アバスやっているな。何事も入念仕上げのお前のことだ、全台車に積み終わったか。道の整備は、お前のやった仕事だ、よく整備したことだろうと思っている。一番隊、二番隊と出発した。しかし、二番隊の最後尾は、今出ようとしている。あわてることはない、慎重にことを運べ。道中は充分に気をつけていくのだぞ、わかったな。俺が気にしていることは、第一回目の運搬で道が踏みならされるか、はたまた、荒れるかのどちらかだ。明日の運搬に修復の必要があるかないかについて、よく見ていってくれ。俺も注意して道をたどっていく。もういいだろう、出発の位置に付いて発つときを待て、俺が最後尾の台車についていく』
『判りました。道中、充分注意して浜に向かいます』
『あ~あ、言い忘れた。台車と台車の間隔のことだが、今回の運搬作業の標準間隔を約4分の1スタジオンと決めた。台車と台車の間隔は、その間隔で運搬に当たってくれ』
『いいですね、誰が台車の間隔を4分の1スタジオンと進言したのですか』
『そのことか、それはアミクスだ。あいつも事に当たっては、慎重な考えをする男なのだ』
『もういいだろう。出発しようか』
『それでは出ます。隊長、最後尾よろしく頼みます』
『おう、判った』
彼らは、二番隊のリナウス隊に続いて森をあとにした。
『判りました。道中、充分注意して浜に向かいます』
『あ~あ、言い忘れた。台車と台車の間隔のことだが、今回の運搬作業の標準間隔を約4分の1スタジオンと決めた。台車と台車の間隔は、その間隔で運搬に当たってくれ』
『いいですね、誰が台車の間隔を4分の1スタジオンと進言したのですか』
『そのことか、それはアミクスだ。あいつも事に当たっては、慎重な考えをする男なのだ』
『もういいだろう。出発しようか』
『それでは出ます。隊長、最後尾よろしく頼みます』
『おう、判った』
彼らは、二番隊のリナウス隊に続いて森をあとにした。
