三日前までは静かであった森が、昨日の用材伐りだしの者たちに運搬別働隊の150人余りが加わって、活気に満ちた賑わいから、一挙に騒々しくなった。
200人余りの者たちが踏みならした道は、少しは歩きやすくなったとはいえ、大きなススキの株や草の株がところどころにあり、用材運搬の妨げになるのではないかと懸念された。
アンテウスはオロンテスに相談を持ちかけた。
『棟梁、でっかい草の株のことですが、あれは運搬の邪魔になります。草の根を取り除きたいのですが。隊から人員をさいてやりたいと思っています』
『う~ん、なるほどな。台車の輪っぱの転がりの妨げになるか。いいだろう、お前の裁量の範囲だ。いいだろう、思うようにやれ』
『判りました。各隊から7人、20人くらいで処理に当たります。また、用材運搬の台車を造るのに伐りだされた用材5~6本いただきたいのですが』
『判った。少し時間がたったら、俺のところに20人余り引き連れてきてくれ』
『判りました。では、、、』 と言って、アンテウスは持ち場に戻った。アンテウスは、アミクスら3人を呼び寄せて、オロンテスと打ち合わせた仕事を指示した。
『判ったな、仕事を進めるについての質問はあるか』 彼は、三人と目線を合わせた。
『ないようだな、よろしい。君たちに言っておく、怪我をしないように注意を怠るでないぞ。いいな、心して仕事に当たれ』
彼は念を押した。
200人余りの者たちが踏みならした道は、少しは歩きやすくなったとはいえ、大きなススキの株や草の株がところどころにあり、用材運搬の妨げになるのではないかと懸念された。
アンテウスはオロンテスに相談を持ちかけた。
『棟梁、でっかい草の株のことですが、あれは運搬の邪魔になります。草の根を取り除きたいのですが。隊から人員をさいてやりたいと思っています』
『う~ん、なるほどな。台車の輪っぱの転がりの妨げになるか。いいだろう、お前の裁量の範囲だ。いいだろう、思うようにやれ』
『判りました。各隊から7人、20人くらいで処理に当たります。また、用材運搬の台車を造るのに伐りだされた用材5~6本いただきたいのですが』
『判った。少し時間がたったら、俺のところに20人余り引き連れてきてくれ』
『判りました。では、、、』 と言って、アンテウスは持ち場に戻った。アンテウスは、アミクスら3人を呼び寄せて、オロンテスと打ち合わせた仕事を指示した。
『判ったな、仕事を進めるについての質問はあるか』 彼は、三人と目線を合わせた。
『ないようだな、よろしい。君たちに言っておく、怪我をしないように注意を怠るでないぞ。いいな、心して仕事に当たれ』
彼は念を押した。
