『おい!聞いているのか。俺が武器を手にする、お前らただで済むわけがないだろうが。かかってくるのか、こないのか、どっちだ』
ダナンは、口をきいた男を鋭い目でにらみつけた。
『こないのなら、こっちからいくぜ!』
ダナンは、一歩二歩と間合いをつめた。
『まっ、待ってくれ。お前らを疑って悪かった。ふた月前のことだ、集落がひどい目にあったのだ。突然現れた兵隊どもに村が襲われた。刃向かう者はことごとく殺されるは、女は犯されるは、それはそれはひどい目にあったのだ。お前らもその類かと思ったのだ。許してくれ。この通りだ』
男たちは、ダナンに詫びた。
『俺たちは、そ奴らのことを調べているのだ。そ奴らのことを話してみろ』
男たちは身構えたままの姿かたちで、そ奴らのことや、事の次第を語った。
アバスとダナンは、男たちの話を聞いて、その場を立ち去ることにした。ダナンは男たちに心ばかりの慰めの言葉をかけてやった。二人は、さらに山あいの道を北東へと向かった。
ダナンは、口をきいた男を鋭い目でにらみつけた。
『こないのなら、こっちからいくぜ!』
ダナンは、一歩二歩と間合いをつめた。
『まっ、待ってくれ。お前らを疑って悪かった。ふた月前のことだ、集落がひどい目にあったのだ。突然現れた兵隊どもに村が襲われた。刃向かう者はことごとく殺されるは、女は犯されるは、それはそれはひどい目にあったのだ。お前らもその類かと思ったのだ。許してくれ。この通りだ』
男たちは、ダナンに詫びた。
『俺たちは、そ奴らのことを調べているのだ。そ奴らのことを話してみろ』
男たちは身構えたままの姿かたちで、そ奴らのことや、事の次第を語った。
アバスとダナンは、男たちの話を聞いて、その場を立ち去ることにした。ダナンは男たちに心ばかりの慰めの言葉をかけてやった。二人は、さらに山あいの道を北東へと向かった。