第一報を持ち来た伝令は、干戈を交えるに至った状況を詳しく説明した。聞いて頷くアエネアスは、質問を発することなく伝言を受け取った。傍らの兵に言いつけて伝令の兵に休息をとらせた。
第二報を携えた伝令が息をきらせて到着したのは、第一報の伝令の兵が到着してから、小一時間が経っていた。第二報は思ったより簡潔なものであった。
内容は、短時間の戦闘で敵の留守部隊を全滅させ、砦を制圧の上、押収したことと当方の損害について報告し、『そして、隊長からの伝言です。明日、統領の出向かれるのをお待ちしているとのことです。』 と伝言を締めくくった。
『パリヌルス、オキテス、聞いての通りだ。明日、俺は、エノスの砦の領主とともにポリメストルの砦に出向く。今後のことは、先に君たちに話したとおりに運ぶが、それでいいな。君たちの思案で言いたいことがあれば話してくれ。』
『私たちは、統領に今、申し上げる思案はありませんが、明日、50人余りの兵とオキテスが砦行きに同行するようにしています。』
『う~む、それでいい、頼む。』
第二報を携えた伝令が息をきらせて到着したのは、第一報の伝令の兵が到着してから、小一時間が経っていた。第二報は思ったより簡潔なものであった。
内容は、短時間の戦闘で敵の留守部隊を全滅させ、砦を制圧の上、押収したことと当方の損害について報告し、『そして、隊長からの伝言です。明日、統領の出向かれるのをお待ちしているとのことです。』 と伝言を締めくくった。
『パリヌルス、オキテス、聞いての通りだ。明日、俺は、エノスの砦の領主とともにポリメストルの砦に出向く。今後のことは、先に君たちに話したとおりに運ぶが、それでいいな。君たちの思案で言いたいことがあれば話してくれ。』
『私たちは、統領に今、申し上げる思案はありませんが、明日、50人余りの兵とオキテスが砦行きに同行するようにしています。』
『う~む、それでいい、頼む。』