ラミドトスの親衛の兵が襲ってくる。手にしていた槍で、辛うじて二人まで倒した。パリヌルスの得意の業物は剣である。あと一人、その敵は、死に物狂いで討ちかかってくる。こっちの方がラミドトスより、はるかに難敵であった。斬りあい突きあい数合、間合いを取って対峙した。パリヌルスの息が乱れてきていた。
その敵の背後にオキテスが立っているではないか、パリヌルスは救われた。
『おい!』 オキテスは、敵に一声かけた。敵は振り向く、振り向いた敵に真っ向から剣を振り下ろし、叩き斬っていた。
『パリヌルス、手こずっていたな。ラミドトスをやったのか。大変だったろう。』
『おう。ありがとう。礼を言うぞ。もう、一息のところまで来たな。』
『敵を押し包んだ。包囲の輪を縮めたぞ。』
『行こうっ!』
パリヌルスは、失うことの出来ない業物の剣を、ラミドトスの体から引き抜いて、血を滴らせながら部隊を叱咤し、戦いの場に歩を運んだ。
彼は、兵を一人呼び寄せて、ラミドトスの屍体を見張らせた。
その敵の背後にオキテスが立っているではないか、パリヌルスは救われた。
『おい!』 オキテスは、敵に一声かけた。敵は振り向く、振り向いた敵に真っ向から剣を振り下ろし、叩き斬っていた。
『パリヌルス、手こずっていたな。ラミドトスをやったのか。大変だったろう。』
『おう。ありがとう。礼を言うぞ。もう、一息のところまで来たな。』
『敵を押し包んだ。包囲の輪を縮めたぞ。』
『行こうっ!』
パリヌルスは、失うことの出来ない業物の剣を、ラミドトスの体から引き抜いて、血を滴らせながら部隊を叱咤し、戦いの場に歩を運んだ。
彼は、兵を一人呼び寄せて、ラミドトスの屍体を見張らせた。