海上偵察に出ていた各船が帰ってきた。パリヌルスは、波打ち際まで出て彼らをむかえ、その労をねぎらった。
『お前らよくやってくれた。礼を言うぞ。デカタス、それでどうだった。敵の兵数はどれくらいだ。』 と問いかけた。
『隊長、報告します。上陸した敵の兵数は、約220と言ったところです。船旅の疲れは、あまり無いように見受けました。以上です。ほかに何か質問がありますか。』
『敵の大将は、どんな奴だ。遠目だから判らないか。釣った魚の味はどうであった。うまかったか。』
『敵の大将の体格だけは、見当がつきます。私も身体つきは大きい方ですが、私くらいの大きさです。迎えに来ていたポリメストルと思われる領主、こいつは大きかったな。我らが統領と同じくらいかな。でかい奴でした。肴は、うまかったですよ、すきっ腹でしたし、海水をかけて食べました。』
『そうか、よくやってくれた。ありがとう。』 と話を終えた。
そのとき、聞き覚えのある声が聞こえてきた。アレテスが帰ってきた。パリヌルスは、たちあがり、手を振って招き寄せた。
『お前らよくやってくれた。礼を言うぞ。デカタス、それでどうだった。敵の兵数はどれくらいだ。』 と問いかけた。
『隊長、報告します。上陸した敵の兵数は、約220と言ったところです。船旅の疲れは、あまり無いように見受けました。以上です。ほかに何か質問がありますか。』
『敵の大将は、どんな奴だ。遠目だから判らないか。釣った魚の味はどうであった。うまかったか。』
『敵の大将の体格だけは、見当がつきます。私も身体つきは大きい方ですが、私くらいの大きさです。迎えに来ていたポリメストルと思われる領主、こいつは大きかったな。我らが統領と同じくらいかな。でかい奴でした。肴は、うまかったですよ、すきっ腹でしたし、海水をかけて食べました。』
『そうか、よくやってくれた。ありがとう。』 と話を終えた。
そのとき、聞き覚えのある声が聞こえてきた。アレテスが帰ってきた。パリヌルスは、たちあがり、手を振って招き寄せた。