そうなんだ。

外国語で知ったこと。

スターゲイジー・パイ  英国

2018-03-14 12:52:43 | グルメ
私が通う英会話教室の英国人教師は、イギリスのコーンウォール出身です。
しかし
生徒のうち、誰もコーンウォールの場所を知りませんでした。
彼の住む村は、近くの駅まで車で一時間かかり、さらに電車でロンドンまで4時間以上かかるそうです。
正真正銘のカントリーボーイだと言いました。
ホワイトボート上に描かれた地図によれば、一番下の左端・突き出た場所です。

コーンウォールの有名な料理を紹介してくれたのですが、一つもわかりませんでした。
世界は広いです。

まずは
「clotted cream」(クロテッド クリーム)。
「clot」(クロット)は、“血などが固まる”などと言うときに使われる単語だそうです。
そのような単語を食品に使うんですね。
固まりかけた濃い目のクリーム。 クリームとバターの中間くらいのクリームでした。

次は
「cornish pasty」(コーニッシュ パスティ)。
コーンウォールに関する具材(肉・野菜)入りのパイです。
美味しそうです。

最後は
「stargazy pie」(スターゲイジー パイ)。

このパイの説明をする時に、英国人教師はとてももったいぶって、言葉の意味を説明し始めました。
以下「 」内はそのままの言語で、『 』内は和訳です。

「star」(スター)・・・星
「gaze」(ゲイズ)・・・じっと見つめる

教 『どんなパイだと思う?』

星を見つめるパイ。

星型のパイでしょうか?

皆が思いつかないでいると、教師はスマホを操作して写真を検索し、回してくれました。
まずは私から

うぇっ。
ちょっと怖い・・・。

なんと、パイから数匹の魚(いわし?)の頭が突き出てます。
これが、ネーミングの由来だそうで、あたかも魚たちが星空を眺めているかのようだということです。

回ってきたスマホを見た順番に 「わっ」 と驚きの声がもれますが
ご当地教師に遠慮して、「気持ち悪い」 や 「まずそう」 とは、誰も言いません。

教 『日本人は魚を食べるけど、苦手ですか?』

私 「I don't eat a head of fish.」・・・魚の頭は食べません。

では、ネット上の写真を拝借して・・・




ウィキペディアによれば、16世紀ごろからコーンウォールに伝わる名物料理だそうです。

英国人教師が笑って言いました。

教 「I've never eaten it」・・・私は食べたことありません。

なんじゃ、そりゃ?





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辞任する 英語

2018-03-11 12:26:40 | 日記
最近、池井戸潤氏が私のお気に入り作家に加わりました。
年が明けてから、池井戸氏の小説を8冊読み終えました。
彼の小説を読むことで
中小企業から大企業・銀行を含む社会の仕組みが、わかったような気になっています。

加えて、幕末小説も読んでいます。
明治維新において、幕臣から薩長までの様々な思惑の重なり合いを、わかったような気になっています。
最後は薩長に持っていかれました。

私が読んだ本は、すべて近所で一人暮らしをする老母に回します。
いまや、テレビと読書が母にとっては残された楽しみです。

さて
森友学園との国有地取引を巡って、佐川国税庁長官が辞任しました。

昨年の国会で疑わしい答弁を重ねた前理財局長である佐川氏を
麻生財務相が国税庁長官に昇格させて、「適材適所」と繰り返していました。
それなのに、財務省の決済文書の内容が書き換えられた疑いが出てきた途端の辞任劇です。

「辞任する」を英語で

「resign」(リザイン)・・・辞任する

「re」+ 「sign」 です。
「sign」は、サイン署名です。 長官になる時に署名。
「re」で再び署名するのは、長官を辞める時。

「resignation」(リジグネーション)・・・辞任・辞表


このニュースの背景に関して、私と母は物知り顔で語り合いました。

佐川元長官だけの考えではなく
政治家や他の官僚の色々な思惑が絡んでいる。
今も昔も権力者の間では、様々な力関係で事が動いている。

私たち親子の会話だけ聞くと、ただ者じゃない感じがしますでしょ?
ところが、最後まで続いた試しがありません。

この時も、母が明治維新時の歴史小説を思い出しのか、なにげなく言いました。

母 「松平春嶽(まつだいらしゅんがく)はカツショウブとも関係があったんだね」

私 「何?」

母 「カツショウブ」

私 「カツショウブ?」

母 「あら、わからないの? 江戸城開城でも西郷さんなんかと・・・」

それは、勝は勝でも下の名が違うんじゃないですか? 勝ショウブじゃないでしょ。

ところが、訂正しようとした私の脳は、なぜか下の名前を思い出させてくれません。
勝なんだっけ?

私 「いやだ、思い出せない。 若いこ頃の名前は、勝シンタロウじゃなかった?」

母 「何言ってんの。 それは俳優」

母は呆れたように笑います。

勝なんだっけ? 頭の中で名前を探してようやく出てきました。

私 「勝海舟(かつかいしゅう)だ!」

なんで、これほどの有名人の名が出てこない!?

母 「そうだよ。 またの名は勝倫太郎(かつりんたろう)」

母は平然として言います。
初めに、カツショウブとか変なことを言ったのは母です。
そこを指摘すると

母 「なんでだろうね」

私 「・・・」

母に関しては、人物の名前を失念するのは、だいぶ前からでしたが
最近は、私も出てこないことが多くあります。
せっかく、社会問題を話題にしても、なかなか先に進みません。

メロディーを歌うと曲名をあててくれるアプリがあるそうですが
ヒントを出すと名前をあててくれるアプリが欲しいものです。



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手をつなぐ 英語

2018-03-07 14:06:48 | 英会話教室
英会話教室ではイギリスのケンブリッジ大学出版のテキストを使って学習しています。
全て英文で日本語は一文字も書いてありません。
私の感覚からすると、斬新というのか、不思議なテキストです。
とにかく、学生時代使用した英語の教科書とはまったく内容も異なります。

現在、各国の習慣についての項目なのですが

えーっ!?  そうなんだっ。

と、驚かされています。

質問文を読んで
True (正しい) か False (間違っている) か答えます。

皆さんも一緒に考えて下さい。

1.In Britain, it's OK to eat on the street. ・・・イギリスでは、道路で食べても良い。

これは、True ですね。 ハリーポッターも食べながら歩いていました。
生徒全員正解でした。

2.In China, always leave at least a 15 percent tip. ・・・中国では通常少なくとも15%のチップを置く

チップねぇ。 アジアの国はチップの制度はないんじゃないかしら。
False !
生徒の意見も一致して、間違っているが正解でした。

3.In Egypt, it's not common for men to hold hands.

not common は一般的ではない。 for men は男たち
hold hands. の意味が分かれば答えられそうです。

「hold hands」(ホールド ハンズ)・・・手を繋ぐ

和訳は・・・エジプトでは、男同士が手を繋ぐことは一般的ではない

それは、そうでしょうね。
生徒全員 True と答えました。
ところが、正解は False だったのです。

どうやら、エジプトでは男同士で手を繋いで歩くことは一般的だとか。

えーっ!? そうなんだ。

ところ変われば、なんとやらですね。
エジプトへ行ったことがある方は、コメント欄で教えて下さい。

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スリッパ  英語

2018-03-04 10:41:17 | 英会話教室
週に一度通う英会話教室。 新しく講師になった英国人は来日一年半です。
使用しているテキストのテーマが、タイムリーなことに
来日した外国人へ、日本の習慣を説明する練習です。

英国人講師はまだ日本の家庭を訪問したことがないと言ったので
スリッパについて説明することになりました。

その前に
片側の靴だと 「shoe」(シュー)ですが、たいていは両側揃って靴なので「shoes」(シューズ)。
同じように私たちが呼ぶ 
「slipper」(スリッパァ)だと片側で、たいていは両側揃ってスリッパなので「slippers」(スリッパーズ)になります。

では、日本のご家庭に招かれた時の注意です。

1.玄関で靴を脱ぎ、用意された室内用スリッパに履き替えます。

これは、大丈夫でしょう。
この先、どんどんアドバイスが出てきました。

2.トイレでは扉の前で室内用スリッパを脱いで、トイレ用のスリッパに履き替えます。
トイレから出たら、トイレ用のスリッパから室内用スリッパに履き替えるを忘れないで下さい。
トイレ用スリッパで室内を歩くことは、不潔とみなされ嫌がられます。 気を付けてください。

3.畳の部屋に案内されたら、部屋の前でスリッパを脱ぎます。
スリッパのまま畳の部屋に上がるのは、非常識なことなので、気を付けてください。

4.絨毯の部屋にスリッパのまま入るか脱ぐかは、各家庭によって違います。
分からないときは「スリッパのままでいいですか?」と尋ねましょう。

ちなみに、我が家は、絨毯の部屋ではスリッパを脱ぎます。

5.庭やベランダに出るときは、室外用の下駄やサンダルが用意されているので履き替えます。
くれぐれも、スリッパのまま出ることのないよう、気を付けて下さい。

英国人教師は苦笑いで、「覚えられない」 と言いました。

そうですよね。
私たち日本人は、場に応じたスリッパの着脱を無意識に行っていることに、あらためて驚きました。

そういえば、海外の人から見た日本の小・中学校・高校で驚くことは
エントランスに下駄箱があって、そこで上履きに履き替えることだそうです。
さらに、体育館では体育館履きかえること。
通学が革靴の生徒は、外体育の授業で運動靴も用意します。

幼稚園でもそうでした。

私たちは子供時代から、建物の中での靴の履き替えに慣れているんですね。

グローバルになって、気づく日本の習慣。
凄いですね。
そして、なんかカ~ワイ~イ。


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