goo blog サービス終了のお知らせ 

そうなんだ。

外国語で知ったこと。

安楽死  ギリシャ語

2020-07-26 17:00:20 | ニュース

このブログでは、込み入った社会問題はなるべく書かないようにしていますが
今日は、あえて
ニュースで伝えられている 『安楽死』 をテーマにします。

老母が入院する際、また老人ホームに入所する際に、私が家族として選択し署名したのは
万が一の場合の処置法です。
心肺蘇生・人工呼吸器・血圧降圧剤・胃ろう・酸素マスク・点滴
これらを救命時に使用するかしないかです。

なにぶん高齢ですし、酸素マスクと痛み止めの点滴だけをお願いしました。
元気な頃の本人の希望でもあったので・・・。

ALS患者の女性から安楽死を頼まれた医師が、薬物を投与して希望を叶えたとされる事件が注目されています。

スイスでは、外国人に対しても何度かのカウンセリングの後で認められれば、安楽死の処置をしてくれます。
あくまでも、本人の意思で、「可哀想だから逝かせて」という家族の意思ではありません。
最後の最後で撤回する選択もありです。

このことを知った時には、いざという時のためにお金を貯めておこうと思ったものです。
理由は、そうなった時に長く苦しむのが怖いからです。
逆に、
この抑えがあれば、出来る限り頑張ってみようと思うかもしれません。

無論、不治の病を患ったら安楽死を薦めるような世の中になることは、言外です。

ただし、
色々な選択肢があったならば、今回のような後味の悪い出来事は避けられたかもしれません。

英語で”安楽死”は、聞いたことがない単語でした。
英語ニュースでは、以下のように書いてありました。

She wanted to undergo euthanasia.・・・彼女は安楽死をうけたかった

「undergo」(アンダゴゥ)・・・(検査・手術などを)受ける
「euthanasia」(ユーセネースィア)・・・安楽死

発音しにくい単語ですが、もとはギリシャ語でした。

「Ευθανασία」(エッサネシア)・・・安楽死

ラテン系の言葉である、スペイン語もイタリア語も 「eu-」は ”良い” と言う意味の接頭語です。
ギリシャ語でも同様に、 ”良い死” = ”苦しまない死” = ”安楽の死” という意味合いになるのでしょう。

認めるか認めないか、時間をかけて話し合ってほしいものです。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« I'm waiting. 英語のニュアンス | トップ | 引っ越し頑張って  英語 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ゴン)
2020-07-27 12:30:30
ホームに入所する時には処置の選択が
あるんだね
勉強になりました
私も将来は延命措置はしたくないかなぁ、、、
返信する
説明をうけました。 (ふーちゃん)
2020-07-27 13:48:16
老人ホームのホームドクターのクリニックには、大病院のような設備はないので
人工呼吸器等を希望する入居者は、救急車で運び
希望しない入居者には、ホームドクターの処置で看取ってくれるんだって。
もちろん、スタッフも付き添ってくれるし、家族も付き添える。
ちなみに、病院で器機に繋がれたら、外してもらえない。
外すと殺人になっちゃうからね。
高齢の親には、どうしたいか確認しておいた方が、迷わなくてすむよ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。