私が通う英会話教室の若い英国人講師についてです。
彼がイギリスの大学を卒業して、そこで数学を専攻していたと初めて知りました。
ここから、イギリスの大学についての話題になったのですが
日本との違いに驚かされました。
まず、イギリスの大学は全て国立だけれど学費が高いということ。
ほとんどの学生が、自分自身でローンを組んで学費を支払うということ。 親は負担しないそうです。
日本では、貰える学費も、返さなければならない学費も、奨学金と呼びますが
英語では、それぞれ別の呼び方をします。
「scolarship」(スカラーシップ)・・・返済を要しない奨学金
「student loan」(ステューデント ローン)・・・返済を要する奨学金
英国人講師も大部分の学生と同じように、「student loan」を借りて、大学に通ったそうです。
偉いですねぇ~。
この時点では、日本におけるローンの感覚だったので、「大変だな~」と気の毒に感じました。
以下、「 」内はそのままの原語で、『 』内は和訳になります。
どのくらいローンが残っているのかを尋ねると、スマホで円に換算して
講師 「4 million-yen」・・・400万円
生徒全員 「えーっ!?」
だって、そんなに借金を抱えたまま、日本で暮らして、安い賃金で英会話講師なんてしていて大丈夫なの?
イギリスできちんとした仕事につかないと、借金を返済できないんじゃない?
ところが
若い英国人講師は全く悪びれた様子も見せずに
講師 『返す額はほんの少しずつだし、完済できる人なんてほとんどいないから』
生徒全員 「えーっ!?」
完済しなくていいんですか?
よく意味がわかりません。
日本では学生ローンの支払いに関しては、保証人も巻き込んで大変なことになっていますよ。
帰宅後、“イギリスの大学学費事情” で、検索しました。
イギリスでは、学生ローンに関しては、
卒業後の年収が、現在の日本円に換算して 2,982,000円を超えた時点から支払い義務が発生します。
しかも
超えた分の9%を支払えばいいので、例えば年収が300万円ならば
(3,000,000 - 2,982,000 ) × 9% = 1,620 円 ???
まぁ、追い追い年収は上がって行くのでしょうけれど・・・。
その上、驚くことに
30年経ったら、ローンの返済義務がなくなるんですって!
なるほどね。
英国人講師が、「ほとんどの人は完済できない」と言った意味がわかります。
一部の高収入の人だけが、完済できる仕組みです。
卒業後に多く稼いだ者が負担する。というのは
親の収入に関わらず、学費を無償化にするよりは、ある意味公平なのかもしれません。
国によって、随分とやり方に違いがあるのですね。
親が負担するのは一般的ではない。
という点が、一番羨ましかったです。
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彼がイギリスの大学を卒業して、そこで数学を専攻していたと初めて知りました。
ここから、イギリスの大学についての話題になったのですが
日本との違いに驚かされました。
まず、イギリスの大学は全て国立だけれど学費が高いということ。
ほとんどの学生が、自分自身でローンを組んで学費を支払うということ。 親は負担しないそうです。
日本では、貰える学費も、返さなければならない学費も、奨学金と呼びますが
英語では、それぞれ別の呼び方をします。
「scolarship」(スカラーシップ)・・・返済を要しない奨学金
「student loan」(ステューデント ローン)・・・返済を要する奨学金
英国人講師も大部分の学生と同じように、「student loan」を借りて、大学に通ったそうです。
偉いですねぇ~。
この時点では、日本におけるローンの感覚だったので、「大変だな~」と気の毒に感じました。
以下、「 」内はそのままの原語で、『 』内は和訳になります。
どのくらいローンが残っているのかを尋ねると、スマホで円に換算して
講師 「4 million-yen」・・・400万円
生徒全員 「えーっ!?」
だって、そんなに借金を抱えたまま、日本で暮らして、安い賃金で英会話講師なんてしていて大丈夫なの?
イギリスできちんとした仕事につかないと、借金を返済できないんじゃない?
ところが
若い英国人講師は全く悪びれた様子も見せずに
講師 『返す額はほんの少しずつだし、完済できる人なんてほとんどいないから』
生徒全員 「えーっ!?」
完済しなくていいんですか?
よく意味がわかりません。
日本では学生ローンの支払いに関しては、保証人も巻き込んで大変なことになっていますよ。
帰宅後、“イギリスの大学学費事情” で、検索しました。
イギリスでは、学生ローンに関しては、
卒業後の年収が、現在の日本円に換算して 2,982,000円を超えた時点から支払い義務が発生します。
しかも
超えた分の9%を支払えばいいので、例えば年収が300万円ならば
(3,000,000 - 2,982,000 ) × 9% = 1,620 円 ???
まぁ、追い追い年収は上がって行くのでしょうけれど・・・。
その上、驚くことに
30年経ったら、ローンの返済義務がなくなるんですって!
なるほどね。
英国人講師が、「ほとんどの人は完済できない」と言った意味がわかります。
一部の高収入の人だけが、完済できる仕組みです。
卒業後に多く稼いだ者が負担する。というのは
親の収入に関わらず、学費を無償化にするよりは、ある意味公平なのかもしれません。
国によって、随分とやり方に違いがあるのですね。
親が負担するのは一般的ではない。
という点が、一番羨ましかったです。
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