そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ツェーの音   ドイツ語

2013-10-21 13:00:00 | 日記
我が家の若いもんの洋間6畳弱では、床面積の2/3をヤマハの
グランドピアノが占めています。 寝具を敷くには、鍵盤の下辺りに
足元を潜り込ませる感じになります。

大きなピアノをどのように、この部屋に入れるのか疑問でした。
窓は半窓ですから候補からは外れ、残るは77センチ幅のドアのみです。
どうやったって、無理でしょ・・・。

な~んだ。 そうなんだ。

グランドピアノは脚の部分が外れるんです。 脚を外して胴体を立てれば、
ドアから入れられます。 部屋の中に運び込んでから組み立てるのです。
単純なことなのに、それまで脚の無いピアノを想像できませんでした。

長時間弾くからなのか、力が強いからなのか、弦が切れるので
年一度の調律はかかせません。
今回は前もって、依頼人から

「上から2番目のツェーの弦が切れてるって言っておいて」

と調律師さんへの伝言を頼まれました。
ツェーの音。 クラッシック音楽をたしなむ人が使う、元はイタリア語の
“ド” の音のことで、 英語で “シー” ドイツ語読みで “ツェー”。

「C」(ツェー)

そこまで音楽に造詣が深くない私は、 わざわざドイツ語を使ったことが
ありませんでしたが、調律師さんにはそのまま伝えました。

私 「上から2番目のツェーの弦が切れてます」
調 「わかりました。 弦を持って行きます」

この “ツェー” というドイツ語をさらり(?)と使ったことで、 
芝居を演じきったような、 うれし恥ずかしの不思議な気持ちに
なったんです。
どんな役をこなしたかと言うと、
・・・クラシック音楽に深く関わっている。 もしくは、 関わっていた。

ふふふ・・・。 ちょっとセレブな感じじゃありません?

これからは、“ド” と言えば済むところを、“ツェー”って
言っちゃいますよ~。



コメント (4)
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